ときめきラグナロク Episode4.0
[171:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/01/28(金) 12:53 ID:UIzplKMQ)]
「・・・それで、お前は何になりたいんだ?」
担任の♂騎士先生の言葉が脳裏によみがえる
「はぁ・・・」
夕暮れ時、中央噴水のベンチで首都の賑わいを眺めながらため息をひとつ
「結局、決められなかったな・・・」
買い物帰りの親子を横目に、誰にともなくつぶやく
・・・学院に入った生徒は、当然冒険者になる為の訓練を受けることになるのだが
事前に進路を・・・つまりはなりたい職業を決めるのが通例になっている
あらかじめ受ける授業を進路に適した科目で集中させることで、生徒に余計な授業を受ける手間を減らし、
結果として、より効率的に冒険者を「量産」するわけだ
ちなみに一般教養課程等の職業を選ばない科目は、容赦なく全生徒に降り注ぐのは言うまでもない
・・・俺は、その進路相談で職業を選ぶことが出来なかった
どの職業にもそれなりに魅力を感じるものの、決め手に欠けるように思えたのだ
とは言え・・・決めないことには科目も決まらないわけで、正式な授業過程に入れないというのも事実だった
そんなわけで、俺は「明日の朝までに決めておけ」と言う担任の言葉と共に職員室を追い出された後、
1人こうして帰宅途中で考え込んでいるという訳だ
「ここに来たのって、確か昼過ぎだったよな・・・」
自分の決断力の無さを、なんとも情けない形で再確認してしまった・・・
「はぁ・・・」
「はぁ・・・」
思わずため息を同時に吐いてしまう
・・・って待て!いくらなんでも1人で同時には無理だろ俺!
などと心の中でツッコミを入れつつ慌てて周囲を見渡すと、同じベンチに自分とよく似た格好の女の子が
座っているのが目に入った
明らかに落ち込んだ表情をしているが、ノービス特有の愛らしさは損なわれておらず
「笑ったら可愛いだろうなぁ・・・」
・・・思わず呟いてしまったが、聞こえてないよな・・・?
幸い彼女は自分の世界に没頭していたのか、反応が無かった
・・・よく見ると、小声でなにやらぶつぶつと言ってる様子だった
すかさず好奇心がむくむくと湧き上がり、腰を浮かせて近づこうとするが、やはりと言うか良心の歯止めがかかる
「さて、どうしたものか・・・」
自分の進路のことなどすっかり忘れ、中腰のまま葛藤する馬鹿丸出しな俺
彼女は相変わらずぶつぶつと何事かを呟いている
やはり盗み聞きはまずい、ここは大人しく家に帰るか・・・
⇒やはり好奇心には勝てない、こっそり近づいて聞いてみよう
やはりこそこそするのはよくない、ここは堂々と聞いてみよう
初カキコです、スパノビ子たん出会い編に挑戦してみますた
駄文ですが見てやってくだせぇ・・・
また思いついたら続き書きますorz
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