ときめきラグナロク Episode4.0
[179:前スレ644(2005/04/15(金) 22:35 ID:A/auaRUE)]
「この名前で降り立つのも久しいな・・・と」
学園の中央に位置する場所に一人の男が現れる
風は無い。いや、吹くはずが無いと言った方が的確か
噴水の水は舞い上がることも落ちることも無く、どこから飛んできたのかビラが空中で停止している
学園の中では生徒達が笑ったり、走ったりしながら止まっている
「どこまでやれるか分からないが・・・」
男は何かの印を結ぶ。
「そして時は動き出す・・・・」
刹那、一陣の風が吹く
学園からは声が戻った。怒声も多少聞こえる
「本当に良かったのか?」
一人の女アサシンがいつの間にか後ろに立っている
「いずれケリを付けなきゃならんと思っていたからな。やってやるさ」
男は振り向くことも無く、言葉を返す
「仕方ない、付き合ってやろう・・・それで満足か?」
「・・・有難う」
男は歩きながら答える
女アサシンはそれに従うように歩いて行った
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