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ときめきラグナロク Episode4.0

[202:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/09(金) 03:37:57 ID:ZbvZeEC2)]
シフ子は自室のベッドの中にいた。
シフ子(学校、サボっちゃった・・・今学期はちゃんと出るって決めたのにな・・・)
枕に顔を沈め、布団を頭から被っている。
シフ子(あーもう、なんであんなこと言っちゃうかなぁ・・・)
思い出し、顔を真っ赤に染めるシフ子。
シフ子(どんな顔であいつに会えばいいのよ・・・)
自業自得、という言葉が浮かんだが、それは心の奥に押しやる。
シフ子(そもそも、あいつがあんなこと言い出すのが悪いのよ)
即座に怒りの矛先を『あいつ』に変更。
シフ子(だいたい何なのよ、人の気も知らないでさ!なんかムカついてきた。もう寝ちゃえ)
さすがに息苦しかったのか、布団を正常な位置に直し、ごろんと天井に向き直った。
シフ子(おやすみ、自分勝手な大バカ朴念仁)
かくして、太陽はまだ上昇を続けている。

主人公「っくし!」
剣士子「風邪でも引いた?」
主人公「んー・・・きっとどっかで可愛い女の子が俺のうわ」
剣士子「あー、バカは風邪引かないんだったわね」
主人公「さを・・・って酷ぇな」
剣士子「そんなこと言って、今まで風邪なんか引いたことあったかしら?」
主人公「無いな」
教室では、そんなやりとりが交わされていた。


陽が傾き、空に朱が差し込む頃。
シフ子「・・・お腹すいた」
寝ぼけ眼を擦りながら、空腹で目を醒ましたシフ子は、朝の出来事は概ね割り切れたようだ。
シフ子「買い置きの食料・・・は無いんだっけ。食べに行こうっと」
のろくさとベッドから這い出し、身支度もそこそこに近所の食堂を目指す。
同じ頃、主人公らもまたその食堂に向かっているとも知らずに。


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