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ときめきラグナロク Episode4.0

[214:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/23(金) 02:57:31 ID:61.eak0M)]
主人公「いや、展開からして予想はしてたから、別に驚いたりはしないぞ、うん」
マジ子「私はWIZ姉さんに貰ったんだけどね」
聞くところによると、WIZ先輩が魔法の実験中にマジ子の家の暖房器具を壊してしまったそうで。
マジ子「着てみると意外と暖かいのよ」
ちなみにマジ子は自宅で本を読んでいて、息抜きにぶどうジュースを買いにきたのだそうだ。
主人公「ていうか、普段の服装がえらい寒そうだから、何着ても暖かく感じるんじゃないか?」
マジ子「それは言わないで」
本人も分かっているんだろう。
無駄……かどうかは分からないが、変に露出の多いマジの衣装は見てるこっちが寒くなる。
主人公「なら俺が暖めてやろうか」
マジ子「間に合ってるわ」
言いながら手のひらの上に小さな火球を作り出す。
主人公「冗談だ」
マジ子「そう願いたいわね」
俺の返答次第では、その火球がこっちに飛んできたんだろうなぁ。
主人公「ところで何の本を読んでたんだ?休みなのに勉強?」
マジ子「今読んでるのはクリスマス物の小説よ。執筆終了直後に作者が自殺したという曰くつきの」
主人公「……ジャンルは?」
マジ子「恋愛小説」
主人公「…………」
マジ子「…………」


いつものメンバーがそろってサンタの服を着ていた。
まだ一人残ってるが、まぁ大方予想通りの展開になるだろうな。
主人公「……とか思ってたんだけどさぁ」
剣士子「う、うるさいわね!笑いたければ笑えばいいじゃない!」
いや、さすがにこれは笑うに笑えない。
剣士子が着ていたのは普段着でもサンタ服でもなかった。
主人公「……さすがにトナカイは無いだろ」
顔のところだけ穴が開いたトナカイの着ぐるみだった。
剣士子「なんで私だけこんな……」
見ていて気の毒になるほど凹んでいる剣士子。
主人公「泣きたい時は泣いていいんだぜ?俺の胸でよければ貸してやるからさ」
剣士子「主人公……うぅ……なんで半笑いなのよ!!」
主人公「わ、笑っていいって言ったじゃないか!」
剣士子「うるさい!そういう時は普通我慢するもんでしょうが!」
着ぐるみから繰り出される剣士子のパンチは、もふっもふっとしていてあまり痛くは無かった。
主人公「いて!いてぇ!ちょ、ま!角は勘弁だ!」


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