ときめきラグナロク Episode4.0
[217:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/28(水) 07:33:31 ID:hSQgj4o6)]
悪友の逆毛シフを学校の医務室まで連れて行ったせいで、すっかり時間をロスしてしまった。
まったく、こんなことになるなら最初から呼ばなきゃよかったぜ。
気を取り直して。
俺は大掃除の手伝いと称して、まーちゃんの部屋への潜入を成功した。
まーちゃん「ほんと助かるよー。カプラさんの倉庫ももういっぱいになっちゃってさー」
その言葉どおり、預けきれなくなったいろいろな物が部屋中に散乱していた。
主人公「そんなに色々預けてるのか?俺なんてまだ半分以上は余裕あるけど……」
まーちゃん「わたしの場合、自分の物だけじゃなくて商品とかいろいろあるからねー」
あぁ、なるほど。それは確かにわかる。わかる、が。
主人公「これはどう見てもゴミだろう」
まーちゃん「あ!ダメダメ!それはどこぞのアサシンさんが集めてるんだよ」
主人公「……ゼロピーを?」
変わった人もいるもんだ。
主人公「なぁ、まーちゃんってそっち系の人?」
落ちていた触手とべと液を拾い上げて訊ねる。
まーちゃん「なに言ってるの。触手べと液は一番人気の収集品なんだよ?」
主人公「マジかよ……」
足鎖、手錠、マタの首輪とセットで露店に並べるのが一般的らしい。
俺にはよくわからない世界だ。
しかし、他人の趣味の品を何故まーちゃんが集めてるんだろう。
まーちゃん「いつか高値で買い取ってもらうため」
収集家のみなさん、この子には気をつけてください……。
主人公「ふぅ……とりあえずこんなもんかな?」
ああでもないこうでもないと四苦八苦しながらも、なんとか床が少し見えるまでにはなった。
捨てちゃいけないもの(ゼロピーやら触手やら)は、ひとまとめにして箱詰め。
明らかな不用品は売ることを決意させた。
まーちゃん「主人公君に大切なことを教わったよ。『捨てる勇気』『”いつか使う日”は来ない』」
別段大切なことでもなんでもなく、掃除・整理の基本だ。
しかし、山盛りになって色々と飛び出してるカートは見なかったことにしよう。
まーちゃん「これがわたしの部屋だなんて……」
本人も気にしてないみたいだしな。
まーちゃん「カートも良い感じに重くなって、カートレボリューションがパワーアップ!」
むしろ喜んでるし。
このカートを振り回したら、いろんな意味でレボリューションだなぁ。
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