ときめきラグナロク Episode4.0
[218:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/28(水) 07:33:47 ID:hSQgj4o6)]
シフ子「大掃除?んー……あたしは部屋は普段から結構キレイにしてるけど」
主人公「へぇ、なんか意外だな」
てっきり、部屋中が盗品でごった返してるのかと。
シフ子「男の子ってそういうギャップに弱いんでしょ?どう?ぐっときた?」
主人公「ちょっときてたが、今ので帳消し」
シフ子「あちゃー、墓穴掘ったか。やっぱり今流行のツンとかデレとかいうのが良いわけ?」
主人公「お前、そんな情報どっから持ってくるんだよ」
それ以前に、見直す所はそこじゃない気がしてならない。
シフ子「ん?それは秘密だよ。ドクジノジョウホウモウってやつ?」
主人公「まぁ、別にいいんだけど……。それ、あんましあてにしない方がいいと思うぞ」
シフ子「まぁ、そろそろ倉庫の整理はしようかと思ってたところだけどね」
ということで、倉庫整理の手伝いをすることになった。
シフ子「あたし、あんまし物は溜め込まないようにしてるから、すぐ終わりそうだけど」
主人公「盗品とかはどうしてるんだ?」
盗品と言っても、九分九厘はモンスターから掠め取った物だから誤解しないように。
……全部、と言えないのがちょっと悲しいところではあるが、職業柄しかたあるまい。
シフ子「不要な物は売ってるよ。だから倉庫の中も大体が装備品なわけ」
主人公「なるほどな。で、整理ってのは?」
シフ子「倉庫の中って普段見ないから、結構散らかっちゃってるのよ」
曰く、生活空間の環境だけは最高に保つ!だそうな。
シフ子「武器はこっちね。あ、短剣とその他は分けて。あと防具もちゃんと分類してそっち」
主人公「へーい」
何気に結構ハードな作業だが、自分から手伝いを申し出た手前、愚痴を言うわけにもいかず。
でも、少しくらい手伝ってくれてもいいと思うんだ。
シフ子「あたしは監督。整理はやろうかなとは思ってたけど、実際にやるつもりは無かったし」
そういう問題かよ。
武器類を運び終え、防具の分類に取り掛かる。
主人公「む……」
シフ子の防具は大体が布製がメインだ。
山積になった大量の防具類の中に、それはあった。
両手から少しはみ出すくらいの、小さな三角形の布。
まぁ、有り体に言えば下着だ。
シフ子「ん?どうしたの?」
主人公「い、いや、べ、別になななんでも……」
これはつまり、あれなわけで、それを俺が手に取って……。
シフ子「あー」
肩越しにシフ子が俺の手を覗き込んでいた。
主人公「あ!いや!これは、その!」
落ち着け俺、素数を数えて落ち着くんだ……。
2、3、5、7、11、13、17、19……。
シフ子「欲しいならあげるけど?」
主人公「な!いや、俺は別にそんな趣味は!」
シフ子「ゼロムから盗ってきたやつだけど」
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