ときめきラグナロク Episode4.0
[219:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/28(水) 07:34:03 ID:hSQgj4o6)]
マジ子「間に合ってるわ」
主人公「俺もそう思った」
マジ子の部屋は何度か見たことあるが、俺が手を出す余地なんて無かった。
むしろ、手を出したら逆に散らかりそうだった。
しかしそうなるとこのコーナーの趣旨が……。
主人公「あ、じゃあWIZ先輩の部屋は?」
マジ子「命を捨てる覚悟があるなら、どうぞ」
主人公「遠慮しておく」
あの先輩の部屋だ、ライドワードの1匹や2匹、飼っていてもおかしくない。
マジ子「でもそうね……せっかくだから書斎の方の整理を手伝ってもらおうかしら」
主人公「お、それなら俺でも手伝えそうだな」
書斎というからには、主に本の整頓だろう。
という考えは甘かった。
どれくらい甘かったかというと、ローヤルゼリーと蜂蜜を混ぜたところに猛毒瓶を入れたような。
具体的に言うと。
主人公「ここは図書館か」
マジ子「書斎よ」
といった具合だ。
見回せば机があり、散らかっているのは主にそこだけだ。
マジ子「ちなみに、散らかしてるのは姉さんよ。私は読んだらちゃんとしまってるから」
主人公「……ライドワードとか、いないよな?」
念のため、一応の確認はしてみる。
マジ子「少なくとも、私はここでみたことはないわ」
……大丈夫だろうか。
主人公「先輩って、いつもこんな量の本を読んでるのか?」
広い机に所狭しと積み上げられた本はざっと40〜50冊はある。
しかも一冊一冊が辞書のように分厚い代物だ。
マジ子「さすがに全部読んでるわけじゃないわ。参考資料がほとんどよ」
主人公「これもか?」
『一時間でわかる!魔術・呪術大全』
マジ子「ええ」
主人公「これも?」
『赤と黒の螺旋 〜惨劇〜』
マジ子「それは私の趣味」
主人公「なんの本なんだ?」
タイトルからは想像もつかないので訊いてみる。
マジ子「恋愛小説」
主人公「…………」
マジ子「…………」
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)