ときめきラグナロク Episode4.0
[220:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/28(水) 07:34:19 ID:hSQgj4o6)]
ちょっと行くのが怖いが、次はアチャたんのところだ。
ハンター志望のアチャたんは今から罠の練習をしている。
しているだけならいいのだが、かなり間違った罠の練習をしてたり。
例えば、ドアをあけたらタライが落ちてくるとか。
例えば、大浴場の男湯と女湯の暖簾を入れ替えたり。
例えば、土の校庭に穴を掘り、そこに草木を上に乗せてあるバレバレの落とし穴を作ったり。
なんというか、罠と言うより悪戯と言う方がしっくり来る。
まぁ、命に関わることは無いと思うが……。
意を決してドアを開ける。
主人公「よう、アチャたん。掃除の手伝いに……なんだこれは」
そこに”落ちていた”のは設置用トラップ。
もちろん、何の細工もされておらず、機能していない。
アチャ「じ〜……」
物陰から俺を見ているアチャたんがいた。
主人公「あー……アチャたん。これを使うのはハンターになってからだな」
トラップを拾い上げ、アチャたんに差し出す。
アチャ「リムーブトラップ!!?」
……頭痛い。
改めて部屋を見回してみる。
空き瓶、木屑などの収集品から矢、弓、服、靴、ポーション類。
それらが無秩序に散らばる様は混沌(カオス)の渦。
アチャ「罠を仕掛けるなら、やっぱりこういうところが最適だよね」
確かに正しくはあるが、アチャたんは自室に罠を仕掛けてどうするつもりなのだろうか。
主人公「しかし、いろんなゴミがあるなぁ」
アチャ「ゴミじゃないよ、矢の材料だよ」
そういえば、収集品から矢が作れるんだったっけな。
主人公「……これは?」
触手だ。
アチャ「それはコレクション」
ここにいた!!?
アチャ「どうしたの?」
主人公「……なんでもない」
とりあえず、矢が作れないような収集品をまとめて袋に詰め込む。
主人公「ちゃんと収集品商人さんに売るんだぞ?」
アチャ「わかってるよー」
それだけでもある程度は片付いたが、まだまだ混沌であることに変わりは無い。
アチャ「主人公君、ちょっと休憩しようー。はい、これ」
主人公「お、サンキュー」
差し出されたミルクを受け取り、口に含む。
主人公「ごふっ!」
そして吐き出した。
主人公「アチャたん、これ、買ったのいつだ?」
アチャ「3ヶ月くらい前かな?あはは、主人公君変な顔〜」
ゴミ袋が倍近くに膨れ上がった。
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