ときめきラグナロク Episode4.0
[221:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/28(水) 07:34:35 ID:hSQgj4o6)]
アコ「あ、主人公君。いらっしゃーい」
主人公「よう。お、大掃除中か」
ナイスタイミングだ。
アコ「うん。もうちょっとかかりそうだけど、入って待ってる?」
主人公「いや、手伝うよ。そのために来たんだし」
アコ「ほんと!?ありがとう〜♪」
アコたんは諸手を上げて喜びを表現する。
善意半分、興味半分でやってることだから、ここまで喜ばれると少々気が引けてしまうが……。
亡き友・逆毛のことを思えば……!
逆毛(死んでねぇYO!)
主人公「よっ……と、こんな感じで良いか?」
中身をある程度出した本棚を下ろし、部屋の反対側から見るアコたんに訊ねる。
アコ「んー……うん、そこでいいよ」
掃除は大体終わっていたようで、その後の模様替えに時間を使うつもりだったらしい。
アコ「あとはベッドを動かしておしまいっ。主人公君、そっち持って〜」
ベッドの頭の方を指し、アコたんは足側の方を持ち上げるべく構えている。
主人公「OK、せ〜の……よっ、と」
予め指示されていた地点に向けてゆっくりと移動を開始する。
すんなりと目的の位置に移動し、ベッドを床に降ろす。
主人公「……なぁ、アコたん。あれ、何だ?」
前までベッドがあった場所……つまり、旧ベッドの下に、一冊の本が。
ベッドの下にある本なんて、どこの世界でもアレでナニな物なわけで。
しかしアコたんは女の子で。
アコ「あ、これ?」
それ(エロ本)を拾い上げ、俺に差し出してくるアコたん。
アコ「主人公君の忘れ物だよ?」
主人公「なにぃぃぃぃ!!?」
確かに、そんな心当たりが無いわけではなかった。
それ(エロ本)は前に逆毛から借りた物で、その帰り道にアコたんと会って夕食をご馳走になった。
その後、自室に帰ってから荷物を見たらそれ(エロ本)は無かった。
大方、どこかに置き忘れたか落としたかしたのだろう、と思っていたのだが……。
まさかそれ(エロ本)がアコたんの家に忘れられ、あまつさえアコたんに保管されているとは。
アコ「こういうの(エロ本)って、ベッドの下に保管しておくものなんでしょう?」
という、アコたんのちょっと間違った知識を披露されたりしたが、それはこの際関係ない。
アコ「主人公君、こういうのが好きなんだね」
言いながら顔を赤らめるアコたんを、こんな状況ながら可愛いと思ってしまった。
結局それ(エロ本『性職者の宴――巨乳アコプリ特集――』)を引き取ることになった。
微妙な空気を残しつつ、俺はアコたんの家を後にした。
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