ときめきラグナロク Episode4.0
[335:334(2007/01/26(金) 20:13:28 ID:XLQPRrVc)]
後編です。尻すぼみになってしまいましたが……orzユルシテ
あまりに強い衝撃。
だが、それが俺が真っ二つにされる衝撃ではなく、俺自身が剣で攻撃を受け止めた衝撃なのだと気付くまで、さほど時間はかからなかった。
「え……嘘だろ……」
俺の剣は両手剣、ブロードソードだ。それを俺は、片手で持ち上げ、あろうことか深淵の騎士の大剣を受け止めていたのだ。
体に力がみなぎっているのがわかる。疑問に思ったが、そんなことは後回しだ。
「バッシュ!!」
剣に力をこめた瞬間、確かな手ごたえとともに敵は吹っ飛び、バラバラになった。
「なんなんだよ、これ……」
それは俺だけではなかった。
「ダブルストレイフィング!」
アチャたんが放った2本の矢は目の前の敵をいとも簡単に貫通し、後ろにいたキメラを一撃で葬り去った。
「え?え?なにこれ?私ってこんなに強かったっけ?」
「マグナムブレイクッ!」
剣士たんの炎の衝撃波は周囲の敵を一瞬で消滅させ、足元に強大なクレーターを形成した。
「す、すごい……体に力が集まってる……まるで……」
「自分の体じゃないみたい?……半分正解ね」
突如、俺たちの背後から声がした。
振り返ってみると、そこには着物のような服を着た女の子が佇んでいた。
「伝説の戦士たちの魂を吹き込んだのよ」
「……なんだって?」
聞きなれない言葉が出てきた。伝説?魂?
「おっと、質問は後にしてね。まだ終わってないわ」
そう言うと、彼女はものすごい速度で走り出し、敵が密集している中心へと突っ込んでいった。
「ちょっ、危ないって!なにやってんのさ!」
あわててシーフたんが叫ぶが、間に合わない。敵の攻撃は、彼女に集中し、直撃した。
そのまま彼女は崩れ落ち……って、あれ?
「な、なんであの人、平然としていられるの?」
わけがわからない、といった表情で俺を見るアコたん。俺もわからないってば……。
「あなたたち、早くこいつら倒しちゃいなさい」
その声は、余裕に満ち溢れていた。ならば、俺たちはためらう必要はなさそうだ。
「いくぞ、みんな!」
俺たちは、敵に向かって突っ込んでいった……。
以上です。ソウルリンカーって打たれ強いんですね〜先日MHに余裕で突っ込んで盾になってるリンカーを見て驚きました。
ちなみに、実際は剣士とかアーチャーの魂は無いけど、その辺は、みなさんの萌力でカバーしてください……
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