【網タイツ】♀ローグ様に萌えろ!【被り鯛】
[255:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/02/17(金) 08:12:54 ID:AWTk7bOw)]
二人が向かった先はルティエにあるダンジョン――玩具工場の1Fだった
外にはあれだけいたカップルも、ここにはいないようだ
アコきゅん「外と比べると暖かいですね」
ログ姉「そうね」
アコきゅん「少し座りましょうか」
頷くと、適当な場所を探す
少ないとはいえアクティブがいるので、見つからないようにやや奥まったところに腰を下ろす
そうして一息吐いたところで、ハッとした
ログ姉(こ、これはもしかして……)
図らずも、最高のシチュエーションになったのではないだろうか
そう考え始めると、興奮して落ち着かなくなってきた
アコきゅんはそのことを知ってか知らずか、普段と変わらぬ様子で話しかけてくる
その変わらなさに、自分だけ興奮しているのが恥ずかしく思え、なんとか平静を装うログ姉
多少ぎこちないながらも、返事をしたり相槌を打ったりして話を続ける
しかし、会話中に相方が見せる無邪気な表情を――特に笑顔を見るたび
ログ姉(うわーっ! うわーっ!)
と、心臓を破裂させそうなくらい身悶えしてしまうのだった
ログ姉(はあっ、はあっ……こ、このままじゃ身が持たないよ)
機会を見て話を切り出そうと思うのだが、考えると余計に焦ってしまいタイミングを逃してしまう
そんなことを何度か繰り返していると、やけに工場内の音が耳に響くのに気が付いた
ログ姉「あ……」
一人で悶々としていて、返事をするのを忘れてしまっていたのだろうか
アコきゅんが不安そうな、どこか悲しそうな顔をしてこちらを見つめていた
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