【BS】テキサス娘への愛情を発露するスレ3【WS】
[186:15(2004/08/11(水) 22:12 ID:4g.HqEbg)]
「…では、何故この様な物があるか説明してもらいましょうか?」
「い、いや、えと、あの、探してたのが見つかって嬉しくなってつい…」
「ほう、ついですか。 ならあなたは『つい』でこのような物を買うのですね。
いや、いいのですよ。 不満があるのなら自分で補完するのは当然ですからね」
「はうう…」
『ちょっと大人のファイア・ソードメイス by15』
人は大抵、逡巡の末見たものを見なければ良かったと後悔する。
その日、殴りとは言え一応司祭(プリースト)の位を受けている私は、立ち寄ったアルデバランで結婚式の立会いを求められ、神父を務めた。
朝からの式を終え宿へ帰ると、相方兼恋人であるスミ娘のベッドが不自然に膨らんでいるのが目に入ってきた。
彼女は一旦プロンテラで買い物に行くと行っていたので、一回帰ってきたのだろうか。
いや、今はそんなことどうでもいい。
問題はその膨らみがなんであるのかを、確認したいという欲望をどうするかである。
恋人同士、しかも旅を共にする仲であるとは言え、プライバシーと言う物は存在する。
しかし、不自然に盛りあがっているそれを見逃すのもつまらない。
少し考えた後、欲望が勝った。
バサッ
毛布を剥ぐと、長細い木の箱を確認すると同時に、ふたに彫られた文字を信じられない気持ちで見た。
〔ちょっと大人のファイア・ソードメイス〕
硬直する思考、動かない体、あっけにとられる自分。
何故こんなものが? 誰が? 彼女が? 私に不満を?
どうにかして、次々と浮かんでは消える思考を止め、気を落ちつける。
聞いた事がある。
決して表立っては販売せず、大人のオモチャを作っているBSがプロンテラの裏路地にいると。
何でも、法外な金額を要求する代わりに、満足しない者は誰一人としていないと言う。
彼女はそれを買いにプロンテラへと行ったのだろうか?
と言うことは私に不満があると言う事である。
自慢ではないが人並みのモノはあるつもりだし、テクニックも下手だとも思わない。
いやしかし、自分ではそう思っているだけで彼女はそう感じていなかったのではないか。
だとしたら私は愛する者を満足させる事ができない最低の男ではないか!
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