【BS】テキサス娘への愛情を発露するスレ3【WS】
[21:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/07/19(月) 01:37 ID:d.Z6doHA)]
「おーししょー様ー!!!」
「おや、スミ娘、こんにちわ。 おやおや…? 素敵な物をつけてますね、どうしたんですか?」
「えへへ、アサ娘おねーちゃんがくれたんです。 どうですか、似合いますか?」
「ええ、とても良く似合ってますね。 …でも、それを付けている限り、あなたは私の弟子ではありません」
「ふえ!? ど、どうしてですかおししょー様!」
「スミ娘、私は日頃あなたに何と教えていますか?」
「え、えっと『お店はお客様あってのもの、武器は使う人あってのもの。 だから作った武器は出来る範囲で安く卸しなさい』です」
「そう、それは言い替えると『人の事を常に考え、相互にとって益のあるように』と言えます、わかりますか?」
「は、はい…」
「その天使HBはですね、あなたのお姉さん達が私に買取の査定を頼んでいたんですよ」
「え!?」
おねーちゃん達が、おししょー様に?
「それをさっき、アサ娘さんが悪いけどまた今度にして欲しいと断ってきましてね。 不思議に思っていた所にあなたがそれを付けて来ました」
「…」
「スミ娘、あなたのお姉さん達達にも、きっと欲しいものがあったはずです。 それをあなたが一人占めしていいのでしょうか、少なくとも私はそう言う教え方をしてきたつもりはありません」
「う、え、えと…」
「………」
「お、おししょー様、あたし、ワガママ言って大変な事しちゃいました…。 ど、どうやっておねーちゃん達に謝ったらいいんでしょうか?」
「あなたの職業はなんですか?」
「…おししょー様、あたしにウィンド・ダマスカスとアイス・クレイモアの作り方を教えてください。 しかも超強い!」
「それは構いませんが、費用はどうするんです? 割合かかりますよ、あれは」
「それは…この天使HBを買ってください!!」
「いいでしょう、付いてきなさい。 今日は徹夜を覚悟してもらいますよ」
「おししょー様ありがとうございました!! すいません、ちょっと用事があるので帰ります!」
「よく頑張りましたね、気をつけて帰りなさい」
翌朝、あたしは2本の超強いウィンド・ダマスカスと、一本の超強いアイス・クレイモアをカートに入れておさいふを手に街へと飛び出した。
「やれやれ、流石に一晩で本当に出来るとは思いませんでしたね。 一人前にそろそろ近づきつつあるし、このHBは…卒業祝いにでもしますかね」
街を駆け巡り、露店を開き始めた同じ職業の人達を片っ端から見て回る。
目的はおねーちゃん達がノドから手が出るほど欲しがっていた品物達。
s1マフラー、s1マント、ウィスパーCにレイドC、過剰精錬してあれば尚いい。
おししょー様に買いとってもらった残りのお金と、今まで貯めに貯めたお金でギリギリ買えるハズ。
全て買い終えたらおねーちゃん達に謝りに行こう。
大好きで優しいおねーちゃん達に謝りに行こう。
あたしは駆け巡る速度をあげて街中を探し回って行った。
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