アコたんvsメカアコたん Part6
[108:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/01/09(日) 23:51 ID:cafZydNQ)]
「また…ハズレね」
「なかなかレアカードは出ませんね」
そう言ってアコたんはもう一枚袋をピッと破った
「どう?」
「すみません、お姉様。やっぱり…」
アコたんは力なく首を左右に振った。テーブルには何枚かのトレーディングカードが置いてある
「こうもダブるとはね。もういいわ、アコたん。次は私が開けるから」
「そんな、お姉様!もう一度、もう一度だけ…!」
「いいえ、もう貴方に任せてはおけないわ。退がりなさい!」
「うええーーん!」
「行くも地獄、退くも地獄ね…コンプリートを目指すのは…」
「えぐえぐ…開けるときが一番楽しいのに」
こんな時お金があると…
アコたん「お姉様…全部スカじゃないですか…」
プリたん「そ、そんなこの私が…負ける…!?」
桃薔薇「おーーーほっほっほっ、所詮貴方はそこまで。私の力を見せてあげるわ!」
そういって桃薔薇は売店のカウンターに歩み寄った。そして…
ゴトンッ!
カウンターに置かれたそれは重い音をたてた
アコたん「!」
プリたん「箱買いですって…!?」
さらに桃薔薇はカウンターの内側にならんだカードを指差した
桃薔薇「そう、アレとアレを頂戴。わかったわ、30kね」
プリたん「さらにレアの指定買いを…!」
アコたん「だめ押しという奴ですね!」
うなだれる二人を後に桃薔薇は悠然と店を出て行った
プリたん「完敗ね。あれなら確実に手に入るわ…」
アコたん「でもなんか大事な物を失っているような気もします。封を切るドキドキや、お姉様と一緒に一喜一憂する幸せを…」
プリたん「ええ…ええ、アコたん!今日も一つだけ、一緒に選びましょう…」
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