アコたんvsメカアコたん Part6
[156:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/12/06(火) 08:48:12 ID:oeSQkDRE)]
>>152の続き
LODの居室,その巨大な扉はプリたんを迎えるかのように,音もなく開いた
まずプリたんの目に飛び込んだのは,巨大なLODの姿ではなく,その奥,石棺に鎖で拘束されたアコたんだった
アコたん「ぁ・・・お姉様ぁ…」
その弱々しい声とやつれた表情から,ひどく衰弱しているのだと知れる
プリたん「よかった。生きていてくれたのね,アコたん。すぐに助けてあげるから待ってなさい」
そしてLODを真っ向からにらみ据え,メカ悪たんの生首を床に置く
メカ悪たん「生モノジャナイゾ?」
つかつかと歩み出すプリたんの前をアサシンの背中が塞ぐ。その背中は再戦の意志を語っていた。
アサシン「決着をWWWつけようぜw我がライバルwwww」
馬「ヒヒーン!」
LODの白馬もそれに応えるかのように,鼻息荒くアサシンに相対し,軽く蹄で床を掻いた
なぜか自然な対決姿勢を見せる二匹の珍獣をよそにプリたんはLODに向き直った
プリたん「ありがとう,アサシン。これで・・・思いっきり殴ってやれるわね」
馬から下りてみれば,LODもさほどの大きさではない。プリたんの拳も十分届く。そしてプリたんはゆっくりと古武術の構えを取った
プリたん「さて,審判の時間よ!」
そして一息でLODとの間合いを詰めた
低く構えたプリたんの拳が伸びる前に,巨大な槍を軽々と繰り出すLOD。その一撃は騎士の金属鎧すら軽々と打ち抜く威力を持っている
が,プリたんは軽く手のひらで槍を弾く。下手をすれば手の骨が粉砕しかねない威力を,完全にコントロールし直撃を避けた。
狙いを外したLODの槍は,プリたんの赤い髪を数本千切り,横に流れた
プリたん「…はぁっ!」
そのまま踏み込んだプリたんの左手がLODに迫りー,拳を叩き込んだ!
ーが,プリたんの拳をまともに食らったにもかかわらず,LODはさして気にするでもなく佇んでいる
メカ悪たん「私ノ全力射撃デモ効カナカッタカラナ…ドウスルノダ?」
プリたん「知っているわ。そのための用意もしてきたし」
プリたんは法衣の内ポケットから,小さなケースを取り出した。パチンと留め金を外すとケースの中には液体の入ったガラス管が
数本並んでいる。その内の一つを取り出し,栓を開けると拳に液体を振り掛けて囁く
プリたん「…アスペルジオ」
清めの力を帯びたプリたんの拳が薄く輝き始める
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