アコたんvsメカアコたん Part6
[171:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/05/16(火) 20:41:05 ID:oIqs7p7w)]
頭を押さえながらブラッディマーダーが呻く。辺りにはすでに白虎の姿はない。その代わりに敵の騎士が立ち上がり歩みを進めていた
「死に損ないがぁ!俺を殺したことを償わせてやる!」
そして今度こそ,騎士の脳に手斧を振り下ろした。騎士も答えるように槍を振るが,全く間に合っていない。受けることも出来ずに
騎士の手から槍は落ち,振るわれたのは素手のみ。その先端がブラッディマーダーの手を掠める
「くっ・・・浅かったか・・・」「いや,我らの勝ちだ」
そしてー,ブラッディマーダーの手は崩れ落ちた
サラサラと音を立てて黒い粉が降る。右手から始まった浸食は既に二の腕にまで達している
「うおおおっ!?これは,なんだ!俺の,俺の腕がぁ!?」
「『再生』の応用で,細胞の分裂を極限まで早め壊死させる。この作用を我の制作者は『腐敗』と呼んだ」
「やめろ・・・死にたくねぇ・・・・・・」
「細胞の寿命を使い切ったのだ。もはや,我にも止められぬ」
冷徹なウスラーの声に,耳を傾ける余裕もなくブラッディマーダーは崩れ落ち,地面には人型の黒い粉が残された
「・・・本来なら,他人の怪我を治すための能力だったが,成功しなかった・・・」
ウスラーの声を聞きながら,トリスも地面にへたり込んだ
>>159辺りに続く
自分設定満載で出しそびれてたけど,最近カキコないので投下〜
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)