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アコたんvsメカアコたん Part6

[62:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/09/06(月) 00:11 ID:UUnp0Fts)]
同時刻、プロンテラは戦慄に震えていた
騎士団長の息子であるミスティスが魔族と内通していたのだ
「冗談でしょう、あいつがそんな事をするはずがない!」
「そうですよ!ミスティス君に限って…」
騎士団の一室でトリスと騎士子がレオを激しく問い詰める
「…これは決定時効なんだ。陛下の命には絶対服従。それが騎士ってもんだ…」
そういいながらも、レオの顔は渋い。
「教官!!」
「俺だってアイツがやったなんて思っちゃいねえ。濡れ衣に決まってる
 だがな…。アイツを庇うには余りにも状況ができあがってる」
「レオよ。それはどういう意味だ?」
ウスラーがレオに問う
「アイツは厳密には部下を持たん。だが非公式な部下みてえなのがいっぱいいる
 人徳なんだろうけどな… ゲフェンに魔術士、ジュノーのクルセイダー アマツの将軍
 モロクのアサシン フェイヨンのハンター… どれもこれも数え切れない任務を得て
 アイツと繋がりを持ったんだろう。それこそアイツの協力者は数え切れん」
そしてレオは言葉を続けた
「そしてアイツは魔族に育てられた。わかるか?今まであげた危険因子の数を
 相手がミスティスじゃなかったら、無害じゃないと理解していなければ、俺ですら討伐を命ずる
 それほどの危険因子なんだよ…」
レオが言い終えると同時に、一人の騎士が部屋に駆け込んできた
「レオ将軍! 大臣が差し向けたミスティス殿への刺客、全て討ち取られたとの報が入りました!」
トリスがゆっくりと部屋を後にしようとする
「トリス、どこへ向かう気だ?」
足を止めトリスはゆっくりと振り返った
「俺が… 俺がアイツを止めて来ます…! 必ず連れ戻す…」


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