ダンサに萌えるスレ
[137:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/05/21(土) 01:06:51 ID:.1ej1nT.)]
居間のほうへいくと、うさ先生が起きていた。
「おはようございます」「おはようプリ君、もう大丈夫?」「ええ、おかげさまで」
挨拶を交わす。この様子だと、みんなに心配をかけたらし━━
「何せ三日も目が覚めなかったからね。ダンサーさんから聞いたけど、深淵から深手を負ってた
みたいだし…心配したよ」
…………三日?
「え、僕ってそんなに寝て…」「そうだよ、その間ずっとダンサーさんが看病して
くれてたんだから、感謝してあげなさいね」「なっ…!」
僕は…そんなに…
ってそれより、ダンサーがそんな無茶を…
「プリ君!?」
そんなことを言っていると、僕の部屋のほうから大きな声。ついでに走ってくる音。
「ダンサ…うわっ!?」
いきなり抱きついてきた。甘い香りが鼻をくすぶる。
「心配したよ〜っ; すっごく心配だったんだからね;」
半分泣きそうになりながら、ダンサーは言った。
そんなダンサーを、なでて落ち着かせてやる。
「よしよし…ありがとうな、ダンサー」
言葉少なに、感謝の気持ちを形にした。
「はーい相変わらず仲いいのねー、ところでプリ君頼んだものはどうしたのかしらー?^^」
雰囲気にハンマーフォールをぶちかますうさ先生。やっぱりこめかみに血管g…
「あ…倉庫の中…」
「まあ、病み上がりだし今すぐとは言わないけど、ご飯食べたらとってきてねw」
フォローしてるのか突っ込んでるのか良くわからない。語尾の『w』が妙に恐ろしさを
感じさせる。
「それじゃあ、わたしがご飯作るね」「ああ、お願いするよ。病み上がりだからサラダと
果物ぐらいでいいけど」「うん、すぐ作るから待ってて」
台所へ走っていくダンサー。それを見送りながら、口元がほころんでいるのを感じる。
鳥のさえずり、やわらかな光。今日も一日が始まる……
#2 おしまい
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