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◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/07/04(月) 21:56:16 ID:Z/eevBAM)]
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』ではない、
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。
・ リレー小説でも、万事OK。
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 非18禁小説は『◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え1冊目◆』へどうぞ。
・ ♂萌えは多民族国家です。苦手なジャンルに萎える暇があったら自分が萌えるジャンルのネタを提供しましょう。

▼リレールール
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・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように
・ 主人公は命の危機に遭遇しても良いですが、殺すのはダメでつ
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※ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。


[74:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/07/24(月) 23:07:20 ID:3PYlobrU)]
あー、普段絵描きで文章描いたこと無いんで(´・ω・`)でも見逃してやってくれ…
******************


 「それじゃあ俺は、一足お先に戻らせて貰いますね!」

笑顔で手を振って、俺の出したポータルに消えていくマジシャンの赤毛を見送ってから、
俺は大きく息を吸い込み、頭上に素早く気弾の数を揃える。

坦々と指弾で桃木とパピヨンを蹴散らしながら、
まだこの世界に来て日の浅い赤毛のマジの事をぼんやりと考えた。

ここでもう少し稼いで、少しはマシな装備を揃えてやろうかな。
甘やかすつもりは無いが、アイツは些か死に過ぎる…

呪文を唱える事に夢中になって、よく横たわるハメになるアイツは、
それでも楽しそうに
「今日は何処へ連れて行ってくれるんですか?」
なんて聞いてくるから、俺もすっかり奴のペースに引き込まれてしまう。

 …まぁ、たまには子守ってのも悪くはない、かな?
この世界の事をよく知らないが故に、結構な無茶をかましてくれるあいつが心配で。
つい世話を焼く俺を友人達は、子守も楽じゃないなと笑っていたっけ。

 そんなとりとめの無い思考をリアルに引き戻したのは、
けたたましいと表現するのが相応しい、赤ん坊の泣き声だった…。

それは俺にとってのもう一つのリアル。
そう、ここでこうしてモンスターを蹴散らしている俺ではなく、
言うなれば…

「中の人」の現実(リアル)ってヤツだ。

「って、まじかよ…随分早いな、まだ3時間位しか寝てないぜ?!」

どんどん音量を増して響くその泣き声に、
俺はミストレスの王冠から無造作にはみ出した金髪をかき上げて、
それから盛大なため息を一つついて。

 ……戦いの場から、しばし意識を切り離した。


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