◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
[33:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/10/01(土) 23:45:57 ID:2SFTNNGU)]
・・・キョロキョロ、よし、誰もいない。
ぽいっノ~□
今日も幾人かの冒険者が行き来するゲフェンダンジョン。
その薄暗い遺跡の中、一人のプリーストの姿がある。
彼は他の人を見るたび、離れた所から一通り祝福を施した。
礼を言われると少し笑みを浮かべ、しかし何も言わずに去っていく。
「ブレッシング、ヒール、ヒール」
「ありがとう!」
また一人、不死者や蝙蝠に囲まれている騎士に祝福を施すと元気のいい感謝の言葉が返ってくる。
最後の一体を土に還すと、騎士は先ほどのプリーストの方を向こうとする。
しかし、突如として視界に広がったのは一面の薄い桃色。
騎士は一瞬奇妙に思ったが、それがセイフティウォールと呼ばれる結界だと理解すると同時に、
「魔剣、逃げて」
という言葉に硬直させられる。
振り向くと眼前に大きな口をあけた歪な剣がその身を振り上げている。
思わず目をつぶるが、その刃が騎士に届くことはなく結界に弾かれる。
「早く」
その言葉に我に返り目を開けると、騎士は目の前の大きな刀を横から銀の軌跡を見た。
はっと横を見ると同時に、刀についている目もギョロリと視線を移す。
そこにはバックラーとソードメイスを構えたプリーストがいた。
魔剣は唸りをあげてその刃を繰り出す。
プリーストは盾で受け止めるが、そのままプリーストは後方に吹き飛ばされ、盾は手から離れ地面にカラン、と落ちる。
魔剣はその標的をプリーストへと変更し、勢いよく飛び掛る。
「セイフティウォール」
プリーストによって再度創り出された結界によって、刃はその獲物に届かない。
しかし、それでも何度も繰り出される刃にその結界は揺らぐ。
「早く」
「えっ、いやっ、でもっ!」
「いいから、早く」
騎士が言おうとするのをさえぎって再度逃げを促す。
騎士は泣きそうな顔をしてポケットの中のものを握りつぶす。
途端、騎士の姿は掻き消える。
それを見送ると同時にプリーストを護っていた結界は崩れ去り、刃がその右肩を突く。
「っ、テレポート」
もう一度迫った刃に切りつけられる直前にプリーストの姿は掻き消えた。
プリーストが次に目を開けると、目の前には中世の貴族のような服装をした人間が目に入る。
しかしその体からは膨大な瘴気が漂っている。
辺りには人はいない。
その貴族のような服装の人物・・・ドラキュラと視線が交わる。
「テレポーっ・・・」
もう一度テレポートの呪文を唱えようとするが、途中声が奪われる。
ドラキュラはそのままゆっくりと近づく。
プリーストは口をぱくぱくと動かすが、音を発することができない。
「目が合っただけでいきなり逃げようとするなんて酷いじゃないか」
ドラキュラは薄笑いを浮かべながらプリーストの前まで来る。
「ん?怪我をしているね。」
そういうとドラキュラはプリーストの怪我をしているほうの肩をつかむ。
「っっ、」
「痛いかい?ごめんね」
ドラキュラは悪気もなくそう言うとプリーストの法衣の前を開く。
「綺麗な血だ・・・、一気に食べてしまうのはもったいないくらい」
そういうとドラキュラは露になったプリーストの赤く染まった肌に舌を這わせる。
プリーストはその冷たさに思わず眉をひそめ、震える。
その様子に満足したドラキュラはプリーストの手を取ると、空間転移した。
一瞬の浮遊感の後、プリーストの目に入ってきたのはこざっぱりとした少し広めの一室。
事態を理解できず、辺りを見回すと、後ろからプリーストの首に手が絡みつく。
喉のところを少し這うように撫でると、その手は離れていった。
「もう声が出るよ」
「テレポート」
耳元に落ち着いた低い声が囁くのと、すぐさまプリーストは空間転移の詠唱をする。
しかし、その詠唱は発動しない。
「無駄だよ、ここは室内、人間のテレポートはできない」
後ろからの手がプリーストを軟く拘束する。
プリーストの首筋に冷たく、ぬるぬるとしたものが這う。
びくり、と震えプリーストは握っていたソードメイスを床に落す。
ドラキュラはプリーストを抱き上げる。
「その右肩、ヒールしたら?」
いまだ鮮血を垂らしているプリーストの右肩をみてドラキュラが提案してきたのにプリーストは目を見開く。
「spないの?」
「ホーリーライト」
ドラキュラの少々間の抜けた問いにプリーストは神聖な光の詠唱で答える。
「つっ」
ドラキュラが怯んだ隙にプリーストは地に足をつけると、転がってドラキュラと間合いをとる。
「セイフティウォール」
結界がプリーストを包む。
「・・・ひどいなぁ、いきなり。せっかく心配してあげてるのに」
ドラキュラがプリーストの方に向き直る。
「サンクチュアリ」
途端、聖域が現れ、ドラキュラを拒み、プリーストの傷を癒す。
「強気だね、そんなところも気に入ったな」
ドラキュラの十分な余裕のある声を聞き流しつつ、プリーストは詠唱を止めない。
ドラキュラはプリーストの詠唱の内容を悟り、慌てて後方に飛ぶ。
「・・・マグヌスエクソシズム」
直後プリーストのハッキリとした言葉に続いて、一帯に大きな十字架が現れる。
「ぐっ・・・、やるね、退魔士だったのか」
もう一度、プリーストは詠唱を再開する。
ドラキュラは笑みを浮かべると、手を前に差し出す。
途端、大量の蝙蝠が出現し、プリーストへと襲い掛かった。
プリースト蝙蝠達によって続けていた詠唱を妨害される。
大量の蝙蝠に気を取られているうちに、眼前にドラキュラが立っていた。
「ホーリーラっ・・・」
再び神聖な光を生み出そうとした唇をドラキュラの唇で塞がれる。
「んっ・・・っふ・・・」
プリーストの中でドラキュラの舌が縦横無尽に蠢く。
プリーストは両腕でドラキュラを突き放そうとするが、びくともしない。
次第にプリーストの身体から力が抜けてくる。
ついには膝に力が入らなくなり、プリーストはドラキュラに支えられる状態になった。
「あんまり暴れられると嫌だからね、ちょっとだけ精気を吸わせてもらったよ」
そう言うと再びプリーストを抱き上げ、運ぶ。
ゆっくりとベットの上に降ろされると、身体の上に押しかかられる。
「これから自分がどうなるかわかる?」
ドラキュラの問いに答えず、プリーストはじっとドラキュラを見据えた。
こんな状況でもプリーストの態度に若干苦笑いしながら、再度口付けた。
そのままドラキュラの舌が首筋を通り、肌蹴たままのプリーストの胸元へと移動する。
・・・力尽きますたorz
駄文で埋めちゃってスイマセンゴメンナサイ。・・・吊ってくるか・・・。
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