◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
[36:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/10/09(日) 00:18:30 ID:wXezXqhQ)]
薄いカーテンを通して注ぐ柔らかな光が、微かに目を細めたプリーストの横顔を照らす。
けれど、アンダーシャツ姿で、伏せるようにしてプリーストの性欲の昂ぶりを口に咥えこんでいる騎士には、
その表情は見えなかった。
仄かに熱を持ち始めたそれを、唇を軽くすぼめて締め上げながら、舌先で脇を擦り上げる。
歯を立てないように気を付けているせいか、上手く飲み込めなかった唾液が零れ落ちた。
「……んっ」
うめく様な声を上げたのは、プリーストではなく騎士であった。
愛撫されているのは相手だというのに、舌を絡めれば絡めるほど、
口の中のあるものの質量が増せば増すほど、
施している側である騎士のほうが興奮を覚えるようだった。
プリーストは何も言わずに、騎士の頭を優しく撫でるだけだった。
硬い髪を梳くように撫でるプリーストの指先が気持ち良くて、
騎士は更に熱心に舌を動かす。
昂ぶった性感の証が小さく震え出したことに、騎士は何とも言えない満足感と征服感を感じた。
こんな事が嬉しいなんて、もしかして自分はとてつもない変態なのかもしれない。
騎士がそう思った時、頭を撫でていた指の動きが止まった。
「もう良いよ」
頭から降ってきた声に、騎士は慌てて頭を上げた。
「気持ち良くなかった?」
不安げな顔で問えば、プリーストはそうじゃないと笑って首を横に振った。
「このまんまだと口ん中でいきそうだったから」
まだ不安げな表情をしたままの騎士の前髪を、自由な右手でくしゃりとかき上げて、
プリーストは屈みこむようにして騎士の顔を見つめた。
「お前ん中に出したい」
「……口だって中に違いはないだろ?」
「全然違いまーす」
「…………抜くだけじゃねーのかよ」
「ダメ?」
軽く首を傾げて問われると、拒否する気は失せ、
それどころかプリーストが「出したい」と言った箇所が疼くような気がした。
騎士は軽い自己嫌悪と共に、いいよと頷かざるを得なかった。
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)