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【箱から】DOP様燃え萌えスレ in 萌え板【馬まで】

[19:2/6(2006/02/01(水) 15:39:58 ID:5WSifrNE)]
新しいDOPの誕生は今に始ったことではない
それは定期的に起こる事ではなく、予想できるものでもない
しかし、わざわざインキュバスがやってくる事の程でもない
「新しいDOPの誕生・・・それをわざわざ知らせにきたっていうのかい?」
マジメDOPがインキュバスの行動を不信に思っていると、姉DOPはすかさずインキュバスに問い掛けた
(姉DOPナイス・・・多少直球すぎる気もするが・・・)
「あんたは始祖様のお傍で、始祖様に仕え、始祖様の身を、その身、その魂に代えても守らなければならないわ」
姉DOPの、冷静な、そして明らかな不機嫌さを隠さない問い詰めに、
インキュバスは内心焦りを覚えながらも聞きつづける
直ぐにでも事情を話さなければ、我が身は一瞬で滅ぼされかねない、
そう思いはするが、言葉を遮って発言するべきかは判断しかねる
「そのあんたが、始祖様のお傍を離れてまでここに来た・・・どう言う事か、説明しなさい」
「はい、・・・全ては新たなるドッペルゲンガー様の誕生が原因でございます」
インキュバスは内心の焦りを抑えながら話を始める
「この度誕生されましたドッペルゲンガー様は・・・御2人・・・なのです・・・
 御2人のドッペルゲンガー様が・・・同時に誕生なされました・・・」
「・・・2人?2人のDOPが・・・同時に誕生した?」
事態をよく飲み込めない姉DOPは、口に出してもういちど確認する
「はい、始祖様より誕生なされたドッペルゲンガー様方は、失礼ながら人間に例えるならば
 血を分けた兄弟とも言えます。ならばこの度、誕生成されたドッペルゲンガー様に対して言えば・・・」
「ドッペルゲンガーの・・・双子?」
それまで遠巻きに、傍観に徹していたDOP達の間でも多少のざわめきが起こる
双子のドッペルゲンガー・・・これまでに例のない事態に、焦りを隠せず動揺する
「それで?!始祖様の身に何か影響はないの?!」
マジメDOPは動揺しながらも、最も重要な事を問い掛ける
「はい、恐れ多くも、私は始祖様とご対面し、御身の無事は確認しておりますので・・・」
DOP達はとりあえずの安堵の息を漏らす
「しかし、双子のドッペルゲンガー様に関してですが・・・行方をくらまされまして・・・」
「!・・・行方をくらましただと?!どういうことだ!」
声を荒げる姉DOP
「はい・・・ご誕生なされると・・・直ぐに行方をくらまされまして・・・
 始祖様への忠誠をたてられる前のことでして、私もほとほと困り果て、
 始祖様の許可を得て、ここに参ったのです」
インキュバスは『始祖様の許可』の部分を強調する
「そうか・・・それはご苦労だったな。先ほどはお前を責めるような口調になってすまない」
姉DOPはそう言うと、インキュバスは「滅相もございません」と返す
この態度は始祖様への絶対的な忠誠の証、インキュバスはそれを内心我が身の事のように嬉しく思う
しかしそれは口にしない。表情にも出さずに、ただ後で始祖様にご報告すれば、始祖様も喜んで下さるだろうと思うだけだった
「始祖様への忠誠をたてずに行方をくらました・・・初めての双子のDOP」
マジメDOPはそう呟きながら、先ほど丁寧に直した胃潰瘍の薬に手をのばそうとしていた


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