WIZ娘萌え交換スレ〜WIZ娘に関する萌え交換〜#1
[126:118(2006/07/09(日) 16:34:45 ID:OnjK6Clw)]
「…リンドちゃん、今度はアイスクリーム食べに行こうか?」
「ホントですか?! うれしい♪」
「天津も良いよ。あそこは景色も綺麗だし、食い物も酒も旨い。もう
ちょっとレベルが上がったら、ジュノーや崑崙にも行ってみようか」
「すごいなあ。あたし、ずーっと、ずぅうーーーっと、アルギオペを狩るばかりで、
まだ他の街にもほとんど行ったことがないんですよ♪」
「ああ、魔術師はそういうヒト多いよねえ」
マジシャンの代表的な魔法、各種ボルト、ファイヤーウォール。
その遠距離攻撃特性から、自然、魔術師たちの狩場は転職までの間、
限られた場所に固定されることとなる。
―別名、赤芋監禁、時計塔監禁。
「あ、お師匠さま、おかわり入れてきます。トビーさまも?」
「うん、お願い」
ちゃっかり者の弟は当たり前のようにおかわりを要求する。
サージは先ほどから、苦虫を噛み潰したような顔をして、二人のやりとりを聞いていた。
(―おい、初心者を甘やかすな)
唐突な兄の苦言に、トビーは初めきょとんとして、ついで、兄と同じ藍色の瞳に
悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
(…何をにやにやしている)
(安心しろって、兄ちゃんにもしものことがあった時にゃ、俺がしーっかり
リンドちゃんのメンドウを見てあげるからな?)
(は?! 何をいきなり―…)
(良いって良いって。ま、気にすんナ)
サージは軽いめまいを覚えた。
我が弟ではあるが、どうもトビーは何を考えているのか分からない。
家族の絆とはこんなにも脆いものか…それとも私の教育が悪かったのだろうか…?
女ウィザードは再び大きな溜息をついた。
――いったい、何故こんなことになったのだろう……?
To be Continue…
read.cgi ver4.20 by GlobalNoteScript (2006/03/17)