【萌え】みんなで作るRagnarok萌え小説スレ 第14巻【燃え】
[18:ブルー&ジェット0/4(2007/11/27(火) 23:38:49 ID:OlhyQDOY)]
『我が名は』とか『〜の人』を書いたものです。
最近すっかり寂れてしまったこのスレに久々に投下してみます。
此度の話は短編書き捨て。
どこかで見たようなキャラの織り成す快刀乱『魔』。
一時の暇を潰せれば行幸に思います。
省略3
[19:ブルー&ジェット1/4(2007/11/27(火) 23:40:01 ID:OlhyQDOY)]
1
絹を裂くような乙女の悲鳴……。
等と描いてみれば聞こえはいいが、実際には乾いた雑巾を無理矢理引きちぎる音に近い。現世の
なんと風情の無い事か。まったく、現実こそが正に儚いものであって欲しいものである。
「そんな事を言ってる場合でもないな。ゆこうか、相棒」
省略105
[20:ブルー&ジェット2/4(2007/11/27(火) 23:41:21 ID:OlhyQDOY)]
2
「騎士団最速の男に、何をしようって言うんだ」
本当に只中に居れば、だが。
「あれ、血とか肉とかぜんぜん出てなくね?」
「だれか中の方に頭ある奴いるかー?」
省略104
[21:ブルー&ジェット3/4(2007/11/27(火) 23:42:17 ID:OlhyQDOY)]
3
「槍は、あまり趣味ではないんだがな」
手綱で首筋を叩かれて、怪鳥が頭を低くして更に加速した。騎士は手に入れた槍を左に構えて、
切っ先を相棒の顔より前に突き出す。扱うと言うよりは据え付けるだけ。そしてそのまま一直線に
敵へと向かう。狙いは先頭、フワフワと浮かぶシーツの幽霊達のその一体だ。
省略103
[22:ブルー&ジェット4/4(2007/11/27(火) 23:44:12 ID:OlhyQDOY)]
4
最後に残った最大の障害が、のんきにパイプを吹かしながらつらつら語る。迫る騎士はまだ遠く、
もう一吹き二吹き位する余裕はありそうだ。しかし、海賊の王は今まで腰掛けていた屍の上から重
そうな腰を上げると、燻らせていたパイプからまだ新しい葉を底を叩いて捨ててしまう。そうして
パイプを大事そうに上着のポケットに仕舞い込みながら、血の色に染まった路地を騎兵が駆けて来
省略86
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