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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
- 129 名前:Chase(3/5) 投稿日:2009/08/17(月) 21:37:52 ID:p9I7vei2
- リリは噴水広場のベンチにちょこんと座っていた。
どう話しかけたらよいのか分からないまま、取り合えず彼女に謝る。
「ごめんね……さっきの……大丈夫?」
「大丈夫って?」
「PTの人……狩りだったんでしょ?」
「全然いいんだよ、そんなこと。それより……」
「?」
「どうして私の前から突然いなくなっちゃったの?」
リリは意を決したような表情で私に聞いてきた。
あの頃の私達には2人の間にある感情が何なのかいまいち分かってなかった。
でもその答えはお互い離れてみて初めて確信に変わる――
私は全てをリリに話した。
身売りされたこと、その後どうやって暮らしてきたか……余す所なく。
彼女は疑問に思うこともあっただろうけど
一切訊ねることもなく、静かに聞いているだけだった。
「――大体こんな感じ。っていきなり理解できるわけないよね」
「疑って……ごめん」
「ううん、何が?」
「私ね、ミスティに捨てられたとずっと思ってたんだ」
「どちらかっていうと、私が捨てられる側だよね。リリはお嬢様で私は平民だし」
「そんなの関係ないでしょ?」
「……うん」
「貴女がいなくなってから、ずっと後悔してたの。好きだって言っておけばよかったって」
リリのそんな言葉に私は声が出なかった。
全く同じこと考えてたんだって打ち明けて、そっと抱き締めたくなる。
でも怖かった……私にはそんな資格がない気がして。
私はそのまま押し黙ってしまう。
ほんの一瞬だったのに、その沈黙は物凄く長く感じた。
「……ところでさ、ミスティ今どこに住んでるの?」
リリは自分の発言がまずいと思ったのだろうか、突然がらっと話題を変えてきた。
「プロンテラだよ、場所だけなら結構いいところ。買い物とか便利ー」
「私今日泊まるところないんだけど、行ってもいい?」
「もちろんいいよ! 部屋狭いけど……でもどうしても抜け出せない仕事があって」
「私でも手伝える類の?」
「そうだったら良かったんだけど守秘義務がね……たいしたことじゃないし夕方までに帰るから
先うちで待っててくれない? 夕食をリリお嬢様に振舞って差し上げよう!」
「ほんと!? 嬉しいな! 私クリームシチューがいい。あともうお嬢様って呼ぶのも駄目!」
そんなことを言いながら顔を見合わせて、二人で心底嬉しそうに笑う。
私は住所を書いたメモをリリに渡して、一旦彼女と別れてローグギルドに頼まれていた仕事に向かった――
- 130 名前:Chase(4/5) 投稿日:2009/08/17(月) 21:39:45 ID:p9I7vei2
- 宿のドアを開くと、人が着た事を知らせる鈴がからんからんと鳴った。
こじんまりとしたフロントで仕事をしているオーナーに挨拶をする。
「ただいま」
「おかえりなさい、ミスティちゃん。友達来てるわよ」
それは友達ではない、恋人だ……なんて言いたくて仕方ないけど、さらっと受け流す。
「リリはどこに?」
「今日はお客さんがいないから、201号室に案内しておいたけど? 御代はいらないから安心して」
「ありがとうございます!」
別に私の部屋で待ってて貰ってもよかったんだけど、まあいっか。
フロントの奥にある厨房に買って来た食材を置いて、着替えのため一度部屋に戻る事にした。
……とその前にリリにただいまだけ言っておこう。
突然驚かせてやろうと軽い気持ちで、チェイスウォークしながら201号室に向かう。
鍵は掛かっていない。
気付かれないように静かにドアを少しだけ開いた瞬間、私は目を疑うような彼女の姿を見た。
「んんっ……はあぁ……はぁああぁ…………あはあぁ……」
リリのかすかな吐息が漏れる。
黒いフリルとレースで飾られたブラとショーツだけを身に付けて、彼女は自慰に興じていた。
その華奢な身体つきは、重金属の鎧を全身に装着して身軽に動けるとは思えない。
スラリと伸びた脚線美を見せ付けるように両脚を広げて、太腿の狭間をこちらへ向けたまま
右手で乳房を揉み、左手でゆっくりと秘部を愛撫している。
(……綺麗だ)
私は彼女のゆったりとした肢体の動作に視線が釘付けになった。
そのまま部屋に入り、間近でリリの痴態を息を飲んで見つめる。
「ああぁ……はぁん……んっ……んふっ……」
リリの甘い囁きがぞくっと私の身体を震わせる。
ショーツは既にぐっしょりと染みを作って、むっちりとした太腿にも愛液がだらだらと流れ落ちていた。
(いけない……私も感じてきてるよぉ……)
アソコの疼きに思わず手を当てたその瞬間――
「……失望した? ミスティ」
リリが突然こちらを見て、独り言のように呟いた。
「……」
「このカチューシャ、マヤパープルC刺なの」
「どうして……?」
「見て欲しかったから、私のこと」
リリは妖しく笑うと、ベッドサイドに立っていた私を突然押し倒し唇を重ねてきた。
ふんわりとした綿飴みたいな柔らかい感触に思わず声が漏れる。
「んんっはぁ……」
その唇の甘美な味わいに一瞬意識が遠退きそうになった。
幼かった頃、冗談で彼女とキスした事はあったけどこんな感覚は味わったことがない。
差し入れた舌を絡め合いながら、じゅぱじゅぱと卑猥な音を立てながらディープキスを愉しむ。
「あふぅ……だめだよリリぃ……」
「感じたくせに、ふふ」
リリは妖艶に微笑み、おもむろに私のホットパンツに手をかけてずり下ろしてきた。
- 131 名前:Chase(5/5) 投稿日:2009/08/17(月) 21:41:09 ID:p9I7vei2
- 「ミスティ、太腿すらっとしてて綺麗だね」
「ちょ、ちょっと、恥ずかしいよ…………あぁああ……」
「でもショーツまで濡れてるよ? 私のオナニー見て欲情しちゃったのかな?」
「イジワルぅ……そんなこと言わないでよ、もぉ……」
「ヴァギナも……見せて」
リリは天使のような声でそう囁くと、私の白いショーツをぐいっと太腿辺りまで引いた。
アソコからはだらしなく蜜がぽたぽたと雫を落としている。
「あはぁあぁ……そんな見ないで……」
「私を見てこんなにぐしょぐしょになっちゃったんだね、クリもこんなに大きくぅ……ああぁあ……」
リリが右手の親指で秘芽をこりこりと刺激するたび、身体中にびりびりと快楽が迸る。
私は彼女の行為に身を任せて快感を貪ることに集中していた。
自分で触れてもいないのに、秘部がとろとろになるような熱い感触を持ち始めるのが手に取るように分かる。
「指、入れるね」
リリは親指でクリを愛撫したまま、秘裂にゆっくりと人差し指と中指を挿入してきた。
熱く濡れた膣口がずぶずぶと彼女の指を内部へ引き込んでいく。
「あぁああぁああぁああああ……」
思わず嗚咽のような嬌声を漏らしてしまう。
彼女の細く色白の美しい指が私の中に……ぶちゅっと汚らしい音を立てて愛液が滴り落ちる音が聞こえた。
リリが指を出し入れするたびにじゅぱじゅぱと猥雑な響きを奏でる。
「ミスティのここ、熱くて……ぐちゅぐちゅだね。それに指をぎゅって締め付けてくるよ」
「んぅあああ……そんなこと……言わなっ……あふぅうっ!」
「もっといやらしい顔、見せてよ? うふぅ……」
リリは包むように優しく愛撫と指のピストン運動を続けてくれる。
香水と汗と愛液が絡まった卑猥な淫臭がふんわりと香り、興奮をさらに刺激した。
身体が蕩けるような快楽に興じ、気が付けば雌犬のように喚く。
「ああぁぁあんっ! 気持ちいいのっ、そこいいっ……あぁぁああもっとぉいじってえ……ひゃうぅんっ」
鼻にかかるような声で愛撫をおねだりすると、リリはすぐに欲しい刺激を与えてくれる。
彼女の指を締め付けるように、ぴくぴくとヴァギナが収縮してる感覚も最高に気持ちがいい。
「くぅうっ……んんんっ……いいのっ! もっとぉ……」
「ミスティ、おっぱい大きいよね」
リリは強引にブラのホッグを外すと、ぷるんっと92センチのバストが弾ける。
そのまま手淫してない方の手で強引に乳房を揉み扱いてきた。
彼女の小さな手には納まりきらない乳肉が、むにゅむにゅと自由に形を変えてこねくり回される。
ビンビンになった乳首を指で扱かれると、一気に快楽が身体中に流れ込んできて頭の中がおかしくなりそうだった。
「あっぁああ! そこだめぇ…………それ以上いじられたらイクッ、イッちゃうよっ!」
官能の光悦に朦朧とした意識の中懇願しても、リリは指の動きを止めない。
乳首とクリ、ヴァギナを同時に刺激されて頭の中が真っ白な世界へと誘われる。
「リリっ! 私イクッ……イッちゃうよ、イッちゃうぅうぅうううう!」
快楽の電流でガクガクと身体が痙攣して、意識が飛んで絶頂を迎えた。
「あぁああぁあぁあああぁああっ!」
「……ミスティ」
完全に放心してしまった私の耳に、ようやくリリの声が届く。
妖精のような甘美な色っぽい声で、彼女はしばらく私の名前を読んでいてくれたみたい。
ヴァギナから溢れ出した愛液がマントをべちゃべちゃに濡らしていた。
「……恥ずかしいよ、リリ」
「今度はミスティに……辱めて欲しいの」
長いまつげをそっと伏せて、彼女は恥ずかしそうに笑った。
なめらかな肢体は不規則に揺れて、汗できらきらと白く輝いている。
リリのショーツはべちゃべちゃで恥丘がくっきりと見えている。
「もう戻れないんだね……」
「……怖いの?」
「ううん、リリにずっとこうして欲しかったから。だからすごく幸せ……」
「それなら私も遠くに連れて行ってよ、もう我慢できないの」
もう離さないよ、リリ――
- 132 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/17(月) 21:48:10 ID:p9I7vei2
- ネコ側視点で書くのって本当難しくて
途中から全部書き直そうかと思ったんだけど
結局こんな形で収まることに
>>116はいったいどんなのが良かったんだよ!
お目汚し失礼しました
- 133 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/21(金) 00:31:23 ID:CKVzv0Rk
- >>116じゃないけどそんなのが良かったんだよ!
ありがとうございました
ごちそうさまです
- 134 名前:116 投稿日:2009/08/22(土) 01:13:35 ID:sXDPfbmY
- ID:p9I7vei2様、拝見させて頂きました。
具体的な好みはといわれると多くは回答できなかった状態のまま
漠然と要望だけ放り投げてしまっていたものですが、
そのような状態から多くのアウトプットを書き起こしてくださった事、大変感謝しております。
無理をいえば、
二人が初対面から始まってHを通して親しくなるなど、
過程を交えてもう少し長い視点で二人の変化を見届ける事ができれば、
感情移入度もより深まったかなと思いました。
しかし、長文を更に長文にする作業の負担を考えますと、それも聊か我侭というものですよね。
私の戯言と思い聞き流して頂ければ。
お忙しい中、ご投稿いただきありがとうございました
- 135 名前:116 投稿日:2009/08/22(土) 01:18:40 ID:sXDPfbmY
- 初対面、というか初体験、が正しいですね。
今回は、過去にHの経験があったということなのかな?
私のごく個人的な好みにはなってしまうのですが、
二人に初々しさがあると良かったなぁと思った上での、>>134の感想でした。
後だしの感想ばかりですみません、以上です
- 136 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/23(日) 15:26:38 ID:7OtJ2RPU
- とにかくGJ!
確信犯なLKに萌えた
- 137 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/24(月) 13:33:45 ID:.TRw3pUE
- よい百合を読ませてもらいました。どっちもかわいいのう
- 138 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/27(木) 01:44:15 ID:hQ4zS3bA
- >>133
>>136-137
GJありがとうー
>>134-135
そこまでちゃんと読んでもらえると逆に恐縮してしまうw
指摘参考になります
文章短くしようと端折りすぎてキャラの個性を
はっきり打ち出せなかったのは反省点なので
次書く時はもっと引き立つように頑張りたいと思う
某目が覚めたら(rスレでもベタベタなのしか書けなかったんだけど
どうもエロ書いてもそうなるみたい…
もうちょっとねっとり絡むのを書けるよう努力します
読んでくれた人ほんとありがとー!
- 139 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/08/27(木) 12:35:42 ID:u4YGd6Yw
- 目が覚めたらネタでSS書いたこともあったなぁ…。
面白いネタ元ではあると思うのだけど見かけないー
- 140 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/22(木) 07:06:50 ID:Y5eTq6pI
- 誰も居ない予感…
- 141 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 00:58:12 ID:JdBGdoBw
- いるよ!SS書いてるけど中々エロシーンにたどり着けないんだ助けてくれ。
- 142 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 01:03:34 ID:QeU/asoc
- とりあえず投稿するんだ。
- 143 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 01:14:15 ID:JdBGdoBw
- OKわかった、出来てるところまで投下するよ。エロ要素ゼロだけど大目に見てほしい
- 144 名前:夜とカクテル1 投稿日:2009/10/23(金) 01:16:39 ID:JdBGdoBw
- どうしてあの日私はあんなことをしたのか、今でもよくわからない。
もしかしたらあれが、普段笑い飛ばす運命とやらだったのかもしれない。
本格的に夏が牙を剥き始めた、金曜日だった。
その日の私は最高に冴えていて、薄暗いダンジョンで魔物共を順調に塵に返しまくった。
戦利品で重くなった荷物袋を抱えて、拠点にしているプロンテラへ戻り、手元に残す物とそうでない物を分けて処分する。
何度も何度も繰り返した狩の後の工程を、いつもと同じようになぞる。
手に入れた紙幣と硬貨とで、懐は暖かい。こういう日は美味しい夕食と美味しいお酒を自分に与えるべきだと思う。
肘から先に纏った長い袖と、同じように長くて赤い髪を風がさらっていく。
そうして私は、暮れはじめた街の中へ挑むように足を踏み入れる。
選んだお店は三階建てで、食堂兼酒場兼宿屋だった。
一階が食堂兼酒場で二階と三階は宿泊用の部屋の、ありふれた店。
私はカウンターに陣取って、鶏肉の料理とスープとパンと、それからワインを一本オーダーしる。
付け合わせのコーンと人参も残さずに綺麗に食べる。冒険者は食べ物を粗末にしない。
良い気分だったので今さっき隣に座ったハイウィザードの女に、私は気まぐれに、気前よく、桃のカクテルを奢る。
彼女は案外素直にお礼を言ってそれに口をつけ、美味しいと言って微笑んだ。
明日には忘れていそうな話をしながら、カタカナの羅列としか思えない名前のカクテルをいくつもオーダーし、宝石のように美しい色をしたそれらを、一つずつ同じように平らげていく。
「何故、プロフェッサーに?」
その最中、ふいにそんなことを訊かれた。
「世界の法則や真理を一つ残らず暴いてやりたくて」
「そして全てを知り尽くしたら?」
「そうしたら後は世界征服でも」
私はわりと本気でそう言ったけれど、良いですね、それ、とさらりと流れてしまった。何となく帰るのが億劫になり、部屋を取ってもう少し飲まないか半分冗談でと誘ってみたら、いいですよ、なんてあっさり乗ってきた。いいのか、そんな簡単に乗っちゃって。
店員に部屋の空きを尋ね、ツインはこれで最後だったという部屋を迷わずに取った。食事と、彼女に奢ったカクテルと、部屋の代金に追加で小さなボトルのウイスキーを頼む。半分出しますという彼女の申し出を、誘ったのは私だからと断った。
「何のお酒?」
私が部屋代を払っている時に買ったのだろうか、果実酒の瓶を大切そうに抱きしめている彼女がちょっと面白かったので、二階の部屋に向かう階段を上る途中で聞いてみた。
「杏です」
そう言って嬉しそうに目を細めて笑った。
少しだけ開けた窓から、夜特有のひやりと湿った風が入る。部屋で順番にシャワーを浴びて、グラス片手に彼女の声に耳を傾けた。今日初めて会ったのに、彼女と話すのはとても容易くて、気まずさなんてちっとも感じなかった。お酒の力があったにせよ、私達はまるで仲の良い友人同士みたいだった。
冒険者同士、魔法を扱うもの同士、幾らでも話のネタはある。どこどこのダンジョンでこんなものが出た、あの魔法でこんな失敗をした、こんな時はあの魔法とこの魔法で云々。
そうして夜は更けて、私は、そんな趣味も無いのに、そういうつもりで誘ったわけでもないのに、彼女をベッドに組み敷いた。彼女は短めの萌黄色をした髪を散らして、抗議や抵抗をまったくしないまま、ウイスキーと同じ色の瞳で私を見つめた。
私は彼女のハイウィザードの制服を剥ぎ取りながら、私を待っているかもしれない男のことを少しだけ思い出す。
彼女はびしょびしょに濡れて、白い喉を晒して体を震わせた。
- 145 名前:夜とカクテル2 投稿日:2009/10/23(金) 01:19:00 ID:JdBGdoBw
- 明け方、ぱたん、とドアが閉まる音を聞いた気がした。
朝日が差してから目を覚ますと、やっぱりというか、彼女はいなかった。
髪の毛の一本も残っていなかった。
次の週の同じ曜日の同じ時間に、私はあの店に足を運んだ。もしかしたら、という淡い期待。
もし、今日彼女がいなかったら二度とここに来る気は無かった。
ドアを開けるとカラン、と鐘が鳴る。店の中は程よく薄暗く、程よく騒がしい。
そして、彼女は居た。
鐘の音は喧騒に紛れて、私には気づかない。先週と同じ席に座っていて、目の前に置かれたグラスをぼんやり眺めてた。あれは私が奢った桃のカクテルだと、直感的に思った。カウンターはほとんど埋まっているのに、彼女の隣はあつらえたように空いている。その意味を悟って、私は少し愉快な気持ちになった。
「あけておいてくれたの?」
そう声をかけると、彼女は弾かれたように振り向いて、そして微笑んだ。
「来るんじゃないかと、思ったので」
私は何も言わずに部屋を取り、彼女は何も言わずについてきた。ウィスキーも果実酒も買わなかった。
夜明けと同時に目を覚ますと、先週と同じように彼女は髪の毛の一本も残さずに消えていた。
いや、一つだけ、彼女は残していった。
サイドテーブルの上に、灰皿で押さえられて名刺大の白い紙切れが置いてあった。
「次は私がご馳走します」
そこに、綺麗な字でそう書いてあった。
それから三回、私達はそういう夜を繰り返した。私は彼女を貪り、彼女は私が与える快感を貪った。互いの名前すらも尋ねないまま、週に一度会って、彼女は濡れて小さく喘ぐ。明け方にドアの閉まる音を聞く。その間に私はあの日本当に帰りを待っていた男とは切れてしまっていて、そして彼女に口付けだけは一度もしなかった。
- 146 名前:夜とカクテル3 投稿日:2009/10/23(金) 01:19:57 ID:JdBGdoBw
- 夏はもうなりを潜めて、どこからか金木犀が香る。吹き抜けていく風が心地良い、水曜日の午後。私はその日狩りには行かないことにして、魔法に使う触媒や生活物資を買い込もうと街中に繰り出した。必要な物を買い揃えてカプラサービスに預け、露天を冷やかしながらプロンテラ外周の大通りをうろうろしていたら、完全に切れたと思っていた男からどうしても会いたいこれで最後にするからとWisが飛んできた。
ここで素直に会いにいったら絶対に面倒くさいに決まっている。
どうやってこれを断ろうか。
言い回しをぐるぐる考えならあてもなく歩いて。
そして、彼女が居た。
短めの萌黄色の髪が風にさらさら流れていく。簡単なシャツと動きやすそうなパンツをはいて、紙袋を抱えていた。私服でも一目見て彼女だと分かった。まっすぐこちらへ歩いてくる。多分、まだ、私には気がついていない。私はただ呆然とそこに立ち尽くして、彼女が私に近づいてくるのをひたすら見つめていた。
なんで、どうして、ここに、彼女が。
普通に考えればあの店に来る時点で彼女だってプロンテラを拠点にしているわけで、会う可能性はいくらだってあるのだ。私は考えもしなかった。あの店以外で会うことを、どこかで恐れていたのかもしれない。
「あ」
そしてついに、あのウイスキーと同じ色の瞳につかまる。彼女はちょっと驚いた顔をして、それから微笑んだ。
「奇遇ですね」
嬉しそうに、そんな事を言う。私は頷き返すのが精一杯で、まるで雷に打たれたみたいにそこで棒立ちになっていた。その時自分がどんな顔をしていたのかは考えたくない。外で太陽の下に居る彼女を見たのはもちろん初めてだった。別人のようだと思う。こんなに綺麗に笑っただろうか。
胸が高鳴るのを制御できない。彼女を五回も抱いた過去の自分が信じられない気分だった。
つまり、私はもう、その瞬間に、馬鹿みたいに恋をした。
「これから時間があるならちょっと付き合いませんか?」
だから、彼女のそんな提案に、未だ棒立ちの私はあっさり頷いた。
路地を抜けていく彼女の後ろについて歩く。
『好きな人が居るから、もう諦めて』
すっかり忘れていたWisに返事を送って、ブロックをかける。前を行く彼女の背が私よりも少し高いことに、今になってやっと気づいた。
- 147 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 01:20:33 ID:JdBGdoBw
- すまんここまでしか出来てないんだ。出来たら投下するよ。ええいエロシーンはまだか!
- 148 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 01:22:45 ID:QeU/asoc
- >>144GJ
今ちょっと読めないので明日にでも読ませてもらうよ
頑張らず気負わずに最後まで書きあがってほしいわ
- 149 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 06:10:22 ID:q5FyUMSQ
- >>144
久々の新作ktkr!
続き楽しみだー
- 150 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 16:23:34 ID:sA2CMP/g
- 恋愛小説みたいでいいね。
気長に待ってるから出来たらいつでももってくるんだぜ
- 151 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/23(金) 23:19:04 ID:JdBGdoBw
- どうも144です。気合で完成させたんで投下します。何かエロまでが長いうえにエロが薄いorz
あと投下済みの文に誤字が。もう死にたい。
×それからワインを一本オーダーしる。
○それからワインを一本オーダーした。
なんつー間違いを…
- 152 名前:夜とカクテル4 投稿日:2009/10/23(金) 23:21:14 ID:JdBGdoBw
- 「どうぞ、散らかってますけど」
大通りから少し入った場所にある三階建ての建物の二階が、彼女の住まいだった。小さめのテーブルと椅子が一脚、それから窓際にベッドがあるだけで、むしろどうやったら散らかせるのかと聞きたいくらい簡素な部屋。きっとキッチンも浴室も簡素なんだろうと容易に想像できた。とはいえ、私も似たようなものだ。家よりも装備品のほうが高価なのは、どこの冒険者も大体一緒だろうと思う。
「お茶入れますね」
そう告げて、紙袋を抱えた彼女はキッチンへ消える。私は客人の権利として、一脚しかない椅子に座った。くるりと部屋を見回して、へえ、と少し感嘆する。部屋の片隅に無造作に立てかけられた杖は、地獄のように暑い火山に棲む魔鳥からしか手に入らない一級品だ。見たところ精錬もかなりしてある。あれを持っているならば、彼女は結構力のあるウィザードなんだろう。そもそも転生を済ませている。ハイウィザードの制服に、どこかのギルドのエンブレムもつけていた。
そんな彼女が名前も知らない、ただ夜の宿でなし崩し的に行きずりの関係を結んだだけの私を部屋に招いてくれたことが不思議だった。私は彼女との関係はあの店の中だけで完結していると思っていたし、外に持ち出すつもりもなかった。だから愚かにも、あの店以外で会うことはない、とどこかで考えていた。
「お待たせしました」
キッチンから戻ってきた彼女が、湯気を立てるティーカップを二つ、テーブルの上に置く。椅子は私が座ってしまっているので、彼女はベッドの端に収まる。
「ありがとう」
口をつけると、ふわりと香りが広がる。真っ白な飾り気のないティーカップが、何故だかとても彼女らしいと思った。よく知りもしないのに。
「おいしい」
そう言うと、よかった、と彼女は目を細めて笑う。
「もしも」
微笑んだまま、彼女がするりと言葉を紡ぐ。
私は、彼女との関係はあの店の中だけで完結させるつもりだった。さっきまでは。
「さっき、あなたが断ったら、あのお店には二度と行かないつもりでした」
けれど、果たして彼女もそうだったのだろうか。私が口付けをしない理由に、彼女はきっと、気がついていた。多分、最初の夜から。
立ち上がり、私の横で彼女が言う。
「キス、してもいいですか」
その声は、少し、震えていた。
ウイスキーの瞳が、ひたり、と私を見据える。
窓から入る光できらりと透けるそれを、初めて美しいと思う。
昨日までの私なら断った。けれど昨日までの私は今さっき、あの大通りで容赦なく崩されて、再構築された。それはもう、徹底的に。
だから、返事の代わりに、ゆっくりと瞼を閉じた。
そろり、と頬に指が触れる。その指先は震えていて、そこから彼女の緊張が私にも伝播する。
恐る恐る唇に押し付けられる柔らかな感触。彼女の髪が淡く香る。私はまるで初めてキスをする少女のように緊張していて、心臓は自分のものとは思えないくらい早く動いた。彼女もきっと、そうだったに違いない。押し付けられた唇と、頬に触れた指先とがそれを教えてくれた。
何分も経ったのか、それとも一瞬だったのか。ただ触れるだけだった彼女のぬくもりが離れて、私はそれを名残惜しい、と感じる。
瞼を持ち上げると、椅子に座ったままの私を見下ろす彼女と目が合う。彼女は何とも言えない表情をしていて、そして多分私も同じだった。
無言で差し出された手を取って立ち上がる。そのままベッドへ導く彼女に抗う為の理由を、私は何一つ持っていなかった。
- 153 名前:夜とカクテル5 投稿日:2009/10/23(金) 23:22:56 ID:JdBGdoBw
- ぎし、と二人文の体重を受け止めたスプリングが控えめな悲鳴を上げる。
「抵抗、とか、しないんですか」
私を押し倒し、頭の横に手を突いて彼女が問う。
「あなたは、しなかったわ」
「……それも、そうですね」
私の答えにちょっと笑って、彼女はゆっくり私の唇に唇を押し付ける。
触れる、だけじゃない。上唇を軽く吸われる。そっと舌で撫でられる。
「ん……」
少し隙間をあけると、するりと口内に侵入された。
唇の裏側。上顎。歯列。
彼女の舌が、それらを丁寧に、ゆっくりとなぞる。私の舌を絡め取って、擦り合わせる。
そのひとつひとつが、ひどく優しい。
私の上に重なった彼女の身体が、心地良い重さと体温を分けてくる。
こくり、と彼女と自分のとが混ざり合った唾液を嚥下する。彼女の、と意識すればそれだけで身体の奥に熱がうまれた。
「はっ、ぁ……」
たっぷりと時間をかけて丹念に口内をまさぐりつくして、彼女は私を開放する。
キスだけで情けないくらいに火照る私を見つめる目が、本当にいいのか、と訊いていた。その潤んできらきらと光る、ありありと欲情を浮かべたウイスキーの瞳が、他の何よりも私の興奮を煽るというのに。
「人をこんなにしておいて、ここでやめたら殴るわよ。本で」
軽く睨んでそう言うと、彼女はふわりと微笑んだ。
「そうしたら、ついでにボルトも貰うんですよね、私」
当たり前でしょ、と笑いながら、私は狐をかたどった襟巻きを外して椅子の背に放る。特別な装備品でもないし、制服は支給品だ。彼女が防御の薄くなった首元に手を差し込む。私の長い髪を軽く払うと、そこに顔を埋めた。
「っ……」
ぺろりと首筋を舐められて、肌が粟立つ。上に下に行き来しながら、唇を押し付け、軽く吸って、舐める。その間に左手が私の上着の前を開けて、布の下に入り込んだ。指先で鎖骨をくすぐって、下着の上から胸の形を確かめるように触れられる。そのまま下に下りて、お腹を掌でゆるゆると撫でた。
「少し、上げてください」
耳元で囁かれる、熱っぽく低い、少しかすれた声。ぞくぞくする。
言われるまま身体を浮かせると、背中に回りこんだ左手が器用にホックを外した。
「はっ、ぅ」
同時に耳たぶを甘噛みされて、思わず声が漏れる。下着を押し上げて、解放された胸を彼女の左手が軽く力を入れてふにふにと揉む。唇は舐めたり押し付けたりしながら首筋を下に辿って、鎖骨の上を通り、もう片方の胸に行き着く。きっと早鐘のように打つ鼓動を、彼女は感じているだろう。目の前で萌黄の髪がふわふわと肌をくすぐる。重ねられた体から伝わる体温と、愛撫と息遣いとで、体温が上がっていく。背中はもう汗ばんでいる。腹の底がじりじりと疼く。手を伸ばして目の前の萌黄色をくしゃりと撫でてみる。なんだか泣いてしまいそうだった。
- 154 名前:夜とカクテル6 投稿日:2009/10/23(金) 23:24:10 ID:JdBGdoBw
- 「そんな顔しないでくださいよ」
どきどきしちゃうじゃないですか、と顔を上げた彼女が、少し困ったように笑う。髪を軽く掴んで目を閉じると、身体を引き上げて望み通りキスをくれた。
「可愛い顔、するんですね」
唇を離すと、ふにふにと左手で胸をまさぐりながらそんな事を言う。彼女はさっきから一度だって、その期待で硬くなった先端には触れないのだ。
「誰かさんだって散々可愛い顔、んぁあっ、ちょ、ずるっ」
言い返したとたん、そこをきゅうっと摘まれた。びくりと身体が跳ねる。
「声も可愛い」
もう片方を口に含まれる。
「ん、ぅっ……は、っぁ……」
抑えきれず、切れ切れに声をこぼしながら荒く息をつく。左胸の先端に彼女が濡れた舌を押し付けて、ゆっくりと舐め上げる。舌と擦れ合のが良くわかって、羞恥と興奮を煽った。右胸の乳首を、掌で円を描く様にして転がされる。親指と人差し指で挟んで捏ねる。ぴりぴりと甘い快感が、背筋を抜けていく。
「ひぁっ!」
ゆるゆるとした愛撫に油断していたら、かり、と歯を立てられた。
「痛かったですか?」
少し意地の悪い目を向けて、彼女が言う。今歯を立てたそこを、赤い舌でちろりと舐める。それがひどく艶っぽくて、どきりとした。気恥ずかしくて顔を背けると、彼女が笑う気配がする。
するすると掌がわき腹を撫でて、その後を唇と舌が追っていく。さっきから腰が動いていたことは、きっとお見通しだろう。ふと、こんなに丁寧に抱かれたのはいつ振りだろうか、と思う。彼女はそこかしこに唇を落としたし、ゆっくり丁寧に触れた。その分、私は焦れもするのだけれど。
なんだか悔しくて、彼女の胸に手を伸ばして触れる。ぴくりと反応した彼女は、咎めるような目で私を見遣った。
「だめです」
手首を捕まえて、指先に口付ける。そのまま口に含んで、軽く吸われた。ちゅ、と音を立てて唇が離れる。
「いいじゃない」
「私は今まであなたの下で指をくわえて見てたんですよ。一回くらい大人しく抱かれてくれたっていいじゃないですか」
私の手首を開放すると、拗ねたように唇を尖らせて言う。
「わかったわ」
そういえば、彼女は抱かれる時にそういう意図を持って私に触れたりしなかった。せいぜい、頭を押さえつけるくらいで。腰のスリットから、手を入れられる。
「んん……」
つ、と彼女が下着の上から、指でそこをなぞる。とたん、ふっと表情が綻んだ。
「濡れてる」
その声があまりにも純粋に嬉しそうだったので、私は素直に足を開く。足の間に身体を収めて、彼女が下着を抜き取る。外気と視線に晒されるのを感じて、羞恥に顔が火照るのが分かった。
「あんまり見ないでよ」
「嫌です」
くすりと笑って、ちゅぱ、と自分の中指を舐める。期待にぞくぞくする。さらに濡れるのが分かる。
「あ、ぁっ……ふっ……」
十分すぎるほどに濡れたそこに、彼女の細い指が宛がわれて、擦り上げられる。指の動きにあわせて、くちゅくちゅと粘ついた水音がする。すご、と彼女が熱に浮かされたような声で呟く。
「っあ、んぅああっあぁっ」
ちゅぷ、と指が入ってくる。待ち焦がれていたその刺激に、私は堪えきれずに声を上げた。ぞくぞくと快感が背中を駆け上がる。意図せずにこぼれた涙が、目尻から髪の中へ落ちていった。
「はっ……んぁ、はぁっ……」
彼女の細い指は、それでも確かな存在感を持って私をかき回す。ゆっくりと抜き差しを繰り返すだけだったけれど、私の身体はじりじりと熱を溜めていく。
「増やし、ますよ」
は、と息をつきながら彼女が言う。彼女も興奮しているのだと思うと、少し嬉しい。
「ん、ああっ、ちょ、なん、あっ、ふあぁああっ……!」
突き立てられる指が二本になるのと、恥ずかしいくらいに充血していた突起を彼女が口に含んだのは、ほとんど同時だった。一気に持っていかれそうになる意識を、必死で繋ぎ止める。指が突き入れられて、かき回し、弱いところを的確に探してくる。その度にはしたなく水音が響く。私はぽろぽろと涙をこぼしながら、体を震わせてひたすらに声を上げた。思わず足の間に埋めている彼女の頭に手を伸ばす。柔らかな髪に指を通すと、ぴちゃぴちゃと音を立ててそこを舐めていた彼女が顔を上げる。
「いい、ですよ」
いっても、と肩で息をしながら悲鳴じみた声を上げる私に向かって言った。そう、言ったような気がした。
「あ、っああぁっ、だめっ、も、っあああっ!」
彼女が探り当てた弱点を突いた。突起を舐め上げた。私はぶるぶると震えながら、背中を弓なりにして、泣きながら、果てた。
- 155 名前:夜とカクテル7 投稿日:2009/10/23(金) 23:25:00 ID:JdBGdoBw
- 窓から差し込む光が、赤みを帯びている。
私は中途半端にはだけた服のまま、くたりとシーツの上に伸びていた。傍らで、ベッドの端に腰掛けた彼女が、すっかり冷めてしまった紅茶に口をつけていた。んん、と伸びをして体を起こす。
「ねえ」
声をかけて、私は中途半端にはだけた服を脱いでいく。肘から先に纏った長い袖も、紐を解いて外す。
「何でしょう」
振り向いた彼女が、服を脱ぐ私を見てちょっと赤くなって、それがおかしかった。さっきまであんなことをしてたのに。
「どうしてあの日、誘いに乗ったの?」
私は自分の服をすっかり脱いでしまうと、彼女の袖を引いた。彼女は素直に私に向き合って、それから恥ずかしそうに目を伏せて、頬を染めた。
「実は、一目惚れだったんです。あの時」
そう言って耳まで赤くする彼女が、もうどうしようもないくらい可愛かったので、その唇に口付けた。それから、シャツのボタンを外しにかかる。
「奇遇ね、私もしたわ。一目惚れ」
シャツを脱がせて、下着も外す。彼女は大人しく服を脱がされながら、それでも驚いた顔をした。
首に腕を回して、軽く体重をかける。彼女は素直に押し倒される。
「ねえ、名前、教えてくれる?」
そう囁くと、ウイスキーの瞳を細めて、ふわりと笑った。初めて会った日みたいに。
- 156 名前:144 投稿日:2009/10/23(金) 23:26:44 ID:JdBGdoBw
- 以上です。読んでくれてありがとう。エロ薄くてすまん・・・。リバっていいよね!
あと誤字脱字あったらこそーり脳内変換して読んでくれると嬉しい。
- 157 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/24(土) 01:14:32 ID:2qS7YHl6
- >>144
いい!GJ(*`・ω・)b
シーンが薄いってそんなこと無い気がします
情景描写で想像をさせられていい感じですb
次作があればぜひ読みたいですわ
- 158 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/25(日) 11:45:16 ID:052wMPrE
- GJ!
ハイWIZさんがすごく可愛くてよかったです♪
素晴らしかったよ〜
- 159 名前:144 投稿日:2009/10/25(日) 12:43:07 ID:m7Gx5ekg
- >>157 >>158
GJありがとう!
エロシーンが難しくて難しくて死にそうだったからそう言ってもらえて一安心だ。
また何か書けたら投下しに来るよ。感想貰えるとやる気でるね。
- 160 名前:れにゃちぇりのひと 投稿日:2009/10/29(木) 08:46:45 ID:lsLB64sQ
- お久しぶりです。
宣言から一年以上、全く創作意欲も出ない、書くこともままならない、BBQにへこむなど、完全に打ちのめされた状態でした。
いい加減完成させて、次のステップを踏んでいきたいところ、がんばって執筆中です。
年内完結を目標にしておりますので、よろしくお願いします。
- 161 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/30(金) 01:17:02 ID:YbDXSPrQ
- おお、れにゃちぇりの人だ!
気長にお待ちしております
- 162 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/30(金) 05:57:59 ID:uQ65tZXA
- れにゃちぇりの人お久しぶりですよー
ずっと楽しみにしてました、よろしくですよ!
- 163 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/10/30(金) 11:01:52 ID:EJojaMqY
- >>144
イイヨイイヨー
教授娘も廃Wiz娘も大好物
続き楽しみにしてる
- 164 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/01(日) 16:12:37 ID:TtMUEnvQ
- わー!れにゃちぇりの人だー!
まったりゆっくりお待ちしておりますよ〜
- 165 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/11(水) 22:59:46 ID:ppdTqDvY
- >>144
雰囲気がとても素敵です。
ゆっくり時間が流れてるみたい。
言葉の言い回しがクリーンヒット…!
半分寝ながら読んでたのに、今は目が覚めました。
お酒飲んでるのと、街で会うのと、キスシーンが凄く好きです。
2人の性格は激しくなくて、ゆったりとした気持ちになれました。
素敵な時間をありがとうございました。
- 166 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:24:14 ID:h/Oi284w
- 需要を読まずに投下してみる。
多分「その事」自体は、恐らくあの人にとって見ればいつもの日常の延長線の発言でしか無いと思う。
人畜無害を絵に描いたような人だ、裏が有るなんて思えない。
しかし、そんな含みを持たせられてしまうと…
「…何か裏があるんじゃないかって、勘繰っちゃうわよね」
はぁっと、私は何度目になるか解らないため息を付きながら、家への道を歩いて居た。
あの人――養子の私の、養母の待つ家への道を。
そもそもの切っ掛けは、私がアコライトの時に狩り場を背伸びして死に掛けた時に助けてもらった、と言う、実にありがちな話だった。
囲まれてもう絶体絶命と言う時に、その人は風の様に現れて、舞うかのように敵を葬って行った。
プリーストだったあの人のそんな動きを、先ほどまで死に掛けて居た事すら忘れて、見惚れてしまって居た。
でまあ、ぶっちゃけ、その瞬間にあの人に一目惚れして居た。
「大丈夫? 怪我は無い?」
「いえ、だ、大丈夫です…ありがとうございました」
立ち上がって服のホコリを払ってもらいながら、私は何とかお礼の言葉を言った。
「どう致しまして。でも、アコの貴方じゃこの辺はまだ厳しいかもね。街まで送りましょうか?」
「はい、お願いします」
まだポタを習得して無かった私は、素直にその好意を頂く事にした。
「あの、青石代、これ少ないですが…」
私がなけなしの習得品を渡そうとすると、あの人は笑って。
「1個くらい大丈夫よ、気にしないで」
「で、でも…それじゃ悪いですし」
「ふふ、気にしないの。後輩を守るのも先輩プリーストの勤めですから」
そう言ってふっと微笑む。ああ、何て綺麗に笑う人なんだろう。
「じゃ、じゃあせめてお名前を教えて下さい」
ちょっと驚いたような顔をしたあの人は、ふっと微笑んで名前を教えてくれた。
- 167 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:24:42 ID:h/Oi284w
- それから数ヶ月。私もアコライトとしての修練を積み、もう少しでプリーストの転職試験を受けられる、となった時に、あの人――シエルさんとばったり再会した。
「シエルさん!」
「? あら、貴方はリコさん…お久しぶりね」
「お久しぶりです。と言うかハイプリになられて居たのですね、おめでとうございます」
ばったり再会したシエルさんは、ピンク色の高位法衣に身を包んで居た。
「ありがとう。転職したばかりなのでまだまだひよっこだけどね」
そう言ってぺろっと小さく舌を出す。
ああもう、なんて可愛い仕草なんだ。
思わず抱き締めたい衝動に駆られるのを押さえて居ると。
「シエル、こちらのお嬢さんは?」
先程からシエルさんの横に立って居たハイプリのハンサムなお兄さんが、シエルさんにそう聞いてきた。
「ああ、こちらのアコさんはリコさん。私の転生寸前にある狩り場で会った知り合いよ」
「へえー。リコさん初めまして、俺はレイル」
ハンサムさんはそう言ってぺこりとおじぎをしてくる。こちらも同じくぺこりと挨拶。
「レイルさんですね。リコです、初めまして」
そう言えばこのハンサムさん、確かシエルさんの事を呼び捨てにしてたと言う事は…。
「ところで、お二人はどう言うお関係で?」
何となく世間話的な感じで話を振った私は次の瞬間帰って来た言葉に打ちのめされる事になる。
「ああ、レイルと私は夫婦なのよ」
「え…あ…そ、そうでしたか」
何と言う事だ、シエルさんは既に人妻だった。
しかも旦那さんのレイルさんは第1印象がかなり良い人だ。二人を深く知ってる訳では無いが、何かお似合い夫婦な雰囲気が読み取れる。
つまり私の淡い恋はここで物の見事に破れた事に。
「え、と、じゃあ私はちょっとこれから用事が有りますので、これで…」
「あら。それじゃあ、またね」
シエルさんはにこやかに手を振って居たが、その素敵な仕草が今は心に痛い。
何とか心の動揺を悟られないようにごまかすと、その場を立ち去った。
ところが。
歩きだした私の背後で、二人のこんな会話が聞こえて来て。
「ところでシエル、養子になってくれそうな子、誰か居たか?」
「うーん、こっちは全然ね。レイルは?」
「こっちもダメだった。まあ気長に探していくしかないかな?」
次の瞬間、私は二人の方に走って居た。
「シエルさん! 私をあなたたちの養子にしてください!」
- 168 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:25:33 ID:h/Oi284w
- まあ自分でも、このいきなりな行動にはちょっとびっくりしたが。
それを二つ返事でOKする二人もどうなんだろうかと。
そんな感じで、私は二人の養子になった。
いきなり背丈が縮んだり、ただでさえ悲しい胸がもっと悲しい事になってみたり、二人が所属するギルドに連れて行かれて紹介されたらそのまま翌日まで宴会になったり、何やら色々おかしかった気がするが。
そして、私もようやくプリーストに転職出来た。
そうしたらシエルさんは。
「じゃあ、今日はお祝いをしなきゃね!」
とか言い始めた。
「そりゃいいね、やろうやろう」
レイルさんもそう言いだす始末。
「え、でも、お祝いって言われても…」
「大丈夫、家族だけで小ぢんまりとやるお祝いだから。ギルドの大宴会みたいにはしないわよ」
それを聞いてちょっと安心した。なんせギルドの宴会はいつも桁が違いすぎて…。
「あー、そう言えば俺今日は仕事の関係で明日昼まで出かけるんだった」
「あら、それじゃあお祝いは明日にします?」
「いやいや、今日はシエルとリコの二人でやればいいよ。明日俺が帰って来たらそれで又やればいいんじゃない?」
「それもそうね」
と言う感じで二日連続のお祝いが決まってしまった。え、そこに私の意志が入る余地は無いんですか?
とそんな事を考えて居たら。
「今日は御馳走にするわよ。おとっときの『おまけ』も付けちゃう。レイルにはナイショでね」
「へ?」
あっけにとられた私に、シエルさんはぱちっとウインクをした。
その後用事があったので私は一旦二人と別行動をして、その用事が終わったので家に向かって居ると言う次第。
「『おまけ』って何だろうなぁ…」
もうさっきからそればかりが気になる。別段シエルさんが何か罠にはめようと言う訳では無いと思うのだが、それにしてもそんな含みを持たせるような事を今まで言って来た事が無かっただけに余計気になる。
「あー、もう、どうすれば…」
そんな風に思考の無限回廊をぐるぐる回って居ても、気がつけば既に家の前に立って居た訳で。
「…うう、今日はどこかに宿でも取ろうかしらん…」
半ば本気でそんな事を考えて居たら、急に目の前のドアが開いて。
- 169 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:26:15 ID:h/Oi284w
- 「おかえりなさいー」
シエルさんが出て来たかと思ったらぎゅーっと抱き締められた。
「た、ただいまー」
「ああんもうプリ姿のリコも可愛いー♪ もうこのまま食べちゃいたいくらい」
何か抱き締められたまま振り振りされてほおずりされてるんですがっ。
普段見られないようなシエルさんの壊れっぷりに、私はかなりびっくりして居た。
「てか…た、食べちゃうって!?」
「うふふ、冗談よ。さ、中に入って。せっかくのごちそうがさめちゃう」
こうして、二人でささやかな祝宴が行われた。
いつもながらシエルさんのご飯はとてもおいしい。
何て言うか恋人同士とかじゃなくてもこんな幸せも有るんだなぁとか、しみじみと思ってしまう。
「じゃ、今日のおとっときを。じゃーん」
シエルさんはそう言うと、綺麗なピンク色の液体の入った瓶を取り出した。
「何ですかそれ?」
「ん? これね、アマツ特産の桜のお酒なの。昔から好きでたまに仕入れてるのよねー」
そう言いながらグラスに注いで行く。
「はい、どうぞ」
と、私にもお酒が入ったグラスが手渡された。
「え…と言うか、私子供なんだけど、いいの?」
「養子って言っても中身は立派に大人でしょ。ギルドの宴会でも飲んでるんだから大丈夫大丈夫」
「…はぁ」
いや、そんなに一杯は飲んでませんが。
「じゃ、かんぱーい」
「かんぱいー」
ちんっ、と、軽くいい音を立ててグラスがなった。
すっと、一口飲んで見る。
「…おいしい」
カクテル風になっているそのお酒は、とてもおいしくて、そのまますっとグラスを開けてしまう。
「でしょう? 私のお気に入り。レイルにも教えて無いのよ」
「…え?」
と言う事は本当におとっとき?
- 170 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:26:58 ID:h/Oi284w
- と考えた瞬間、視界がぐらっと揺れた。
「…あれ?」
「…うふふ、効いたみたいね」
「へ…き、いたって何が」
「このお酒ね、見た目も味もそんな風に見えないかもだけど、実は物凄くキツいお酒なの」
ふと見ると、笑みを浮かべたシエルさんが私のすぐそばまで来て居た。
そのまま、腰砕けになって居る私を抱き上げる。
「え…ええ?」
「通称『酒天狗殺し』。あのお酒の妖怪ですらこれを飲むと酔っぱらって倒れてしまうと言うお酒」
「え…な、なんで…?」
何が何やら、訳がわからない。シエルさんの腕から逃れようとして見たのだが、力が出ない。
「あ、私がこれ好んで飲んで居るのは事実よ。と言ってもコップ一杯なんてたくさんは飲まないけどね」
そう言いながら、シエルさんは私をベッドルームに連れて行って、私を寝かせて。
「ふふ、じゃあいただきまーす」
「え、なにんぐっ!?」
そのまま唇を奪われた。
唇を重ねるだけの軽いキスだったが、私にはそれが物凄く長い時間に感じられ。
気がついたら瞼を閉じて居た。
「んちゅっ…はぁっ」
「はぁ…シエルさん…」
「ごめんなさいね」
「なんで…なんであやまるんですか?」
「実は、貴方を見かけた時から好きだったの。だけど、その時私は既に結婚してたし、女同士だなんて普通じゃないかなぁって」
「え? え?」
「だから貴方が養子になってくれるって言った時にすぐOKしたのよ。いつでも傍にいられるかなって」
「そうだったんですか…」
「そんな訳でこんなむりやりな事しちゃって…ごめんなさいね」
そう言ったシエルさんは泣きそうな顔をして居た。
…何かちょっとだけ、ほっとした自分が居る。
「いいですよ、私もシエルさんの事好きですから。だから養子になったんです」
「…え?」
それを聞いたシエルさんは、驚いたように目を丸くした。
「ほんとに?」
「ええ。これは『ママ、パパ、大好き!』じゃないですよ」
そう言うとシエルさんはくすりと笑った。
- 171 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 09:27:42 ID:h/Oi284w
- 「ふふっ、そうだったのね」
そう言うと、シエルさんは再び私にキスをして来た。
「ん…」
振れるだけではなく、唇を啄ばまれる様なキス。
少し開けると、シエルさんはするっと舌を滑り込ませて来た。
私の舌と絡み合う。
少しだけ、さっき飲んだお酒の味がした。
「はぁっ………」
たっぷりと、時間をかけて口の中をかき回されて。
体が熱いのは、恐らくお酒のせいだけでは無いだろう。
「シエルさん…」
私が名前を呼ぶと、シエルさんはくすりと笑って、首筋にキスをして来た。
「んっ」
ぴくん、と体が反応する。
そのまま、首筋を舌がすすっと動く感触。背中がぞくぞくっとする。
ここまで書いたらネタが尽きた!
文章の神様は私を見放したらしい………
- 172 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 20:44:12 ID:bH4gLx7.
- 案@寝取り
案A秘密の関係うふふのふ
案B悲劇的展開
さあどれだ!
いやこれ以外にもあると思うけどね
一応提案してみたよ!
- 173 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/23(月) 20:50:21 ID:Ale/FqaM
- なんてこったい。
- 174 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/29(日) 02:00:55 ID:oBxGCkE2
- 生殺しとはけしからんな
- 175 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2009/11/29(日) 22:25:48 ID:qicSVym2
- 実はレイルさんも♀(男装的な意味)で、このまま3Pに突入・・・
- 176 名前:166 投稿日:2009/12/01(火) 12:09:30 ID:ghp3B0ts
- あああ申し訳無い、続きは書いてるので出来上がったら上げまする
エロシーン書くの苦手だわ(ノ∀`)タハー
- 177 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/23(土) 02:48:05 ID:lWW0LN/c
- 過疎
- 178 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/30(土) 20:51:48 ID:TcQnSmyk
- |ω`)
- 179 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/31(日) 05:32:48 ID:uQIh67fY
- |ω`)д゚)ミテルヨ
- 180 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/01/31(日) 07:50:58 ID:HHou8vt6
- |ω`)д゚)ー`)ナカノヒトモイルヨ
- 181 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/02(火) 22:41:32 ID:CPoZWzg2
- |ω`)д゚)ー`)д゚*)ミラレテルヨ
- 182 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/03(水) 00:46:48 ID:DOMb7Xu2
- |ω`)д゚)ー`)д゚*)ω・`)SSカケナイヨ…
- 183 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/03(水) 20:05:04 ID:PKaN3CKo
- |ω`)д゚)ー`)д゚*)ω・`)冫、)ジー…
- 184 名前:144 投稿日:2010/02/06(土) 02:16:38 ID:i.UM6oNY
- 遅レスゴメンヨー
>>163
さんきゅう!
インテリなカップルもいいんじゃないかと思ったんだ。職業を活かしきれないがorz
>>165
こういうゆるゆる系しか書けないんだ
ガチエロが下手糞なのでせめて雰囲気だけでも出せればと思って書いてた
気に入っていただけたなら何よりなんだぜ!
>>れにゃちぇりのひと
正座して待ってる!!!!
>>166
新作ウヒョー
イイヨイイヨーシエルさんいいキャラしてるな
個人的に>>172の案Aをプッシュしたい
とりあえず過疎ってるので教授と廃Wizの続き書いてるでござる
エロシーンにたどり着けない病をなんとかしてくr
- 185 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/08(月) 04:04:35 ID:u5YEi6cY
- エロシーンは雰囲気を書くだけってのも有
衣擦れの音とかベッドの軋みとかね
読者の妄想力によってそれだけでも凄いエロになったりもする!
- 186 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/10(水) 07:59:07 ID:D1fyWcjQ
- 深夜にふと目が覚めてふと思い立ってSSかいてたらこんな時間に…!
はじめて書いたものですがよかったら読んでやってくださると嬉しいです
- 187 名前:その1 投稿日:2010/02/10(水) 08:01:04 ID:D1fyWcjQ
- いやいや、これは困った。困ったよ。
「どうしたの?アーニア?」
そういって無邪気に私を覗き込んでくるのは私の相棒、リンカーのクリスだった。
アーニア。セージ。FCAS型。レベルは70台後半。
私、今、相棒に恋しちゃいました。
「だからどうしたの?アーニア?顔、赤いよ?」
ああああ!?そんな近づかないでー!?
いい匂いするし、やわらかそうだしぎゅってしたくなるしドキドキするしー!?
――大丈夫。
ようやく発せた言葉はそんなそっけないひと言だった。
なんて情けない。
クリスは小柄な子だ。いつも私を覗き込むように見上げている。
今までだって可愛いと思っていたし、妹のように思っているし大切な…
そう、大切なパートナーなんだ。
でも…こんな気持ちになったのは…なんでだろ?
クリスと知り合ったのは…実にベタな展開だ。
当時の私はマジシャンだった。アコライトなんかとパーティを組む事はよくあった。
レベルが上がる程に臨時パーティと呼ばれる即席パーティに参加する事は減っていった。
パーティ戦闘ではやはりセージよりもウィザードが重宝されるし、レベルが上がればあがるほどそういったウィザードを目指す者とセージを目指す者の差は顕著になっていくのだ。
そうして、私はいつしかパーティに誘われる事もなくなり、臨時広場と呼ばれる場所でポツリと座る事が多くなった。
そんな折に彼女と、クリスと出会ったのだ。
当時のクリスは転職したてのソウルリンカーだった。
まぁ…大体わかるでしょ?要はいらない子同士でパーティ組んで馬鹿やって遊んだってわけ。
最初に声をかけたのはどっちだったかな?覚えてないや。
でも、それがすっごい楽しくて…。何度も一緒にパーティを組んで…。
固定パーティを組んで、一緒に住んで…。もう随分になるかな?
私がセージに転職した日はクリスが全力でお祝いしてくれた。
クリスが念願のエスマを覚えた日は私が全力でお祝いした。
ま、そんなこんなで私達はお互いを相棒だと思うようになったってわけ。
うん、クリスはすっごい可愛いよ?
ウェーブのかかったピンク色の髪。なでるとすっごいサラサラなんだよ!
小柄な身体はぎゅーっとするのに丁度いいんだ。抱いてると暖かいし。
一緒に寝た事もあるよ?あ、べ、別にそういう…その…えっちな事したわけじゃないからね!念の為言っておくけど…。
クリスは酷く甘えん坊なんだ。隙あらば甘えてくるし…。今だって…
「ねーねー?さっきから一人で考え事?」
私の腕にしがみついてるし…。いや、だからね?胸、当たってるし!?
いやいやいや、いつもの事だけど…だから…今はまずいんだよぉー!?
だって、私クリスに恋しちゃったんだよ!?変でしょ!?い、言えるわけないでしょ!?
ともかく落ち着けアーニア。落ち着くの。
そもそも…なんでこんな事になっちゃったんだっけ…?
そうだ…。
昨日の事だったんだ。
- 188 名前:その2 投稿日:2010/02/10(水) 08:02:57 ID:D1fyWcjQ
- 私達は初めての狩場での狩りを成功させて浮かれていた。
スリーパーという名前のモンスター。名前を聞けばわかるだろう。
多数の修行者がその生息地に足を運び、なおも無限に湧き出る土の精霊。
それから取れる土の属性石はいいお金になるし、そこで狩りが出来るようになるのは私達の目標の一つでもあったのだ。
その日は二人で無限に湧き出てくるスリーパーどもと戦いまくった
クリスがいなければおそらく5分ともたなかっただろう。
クリスのくれるセージの魂のリンク、エスマでの殲滅。
荷物が一杯になるまで戦い抜いて戦利品を処分した時
私達は今までとは比べ物にならない額のお金を手にしていた。
もう、クリスはいらない子なんかじゃない。
どこに出したって恥ずかしくない私の大切な相棒だ。
嬉しかったし…どこか不安だった。
クリスが私を置いてどこかにいっちゃうんじゃないかって。
だって、そうでしょ?
ソウルリンカーは結婚してこそ家族になる事で真の真価を発揮するジョブだ。
私とじゃ…女同士じゃ真価なんか発揮できっこないんだ。
その日、私はこう、彼女に聞いたんだ。
「クリス?結婚とかは考えてるの?」
って。そしたら…彼女なんて言ったと思う?
「え?私、アーニアのお嫁さん意外考えた事ないよ?」
ノータイムで返してきたんだよ!?
それ以来、私は今の今まで悶々とし続けている。
クリスとしては、これからも私とずっとパートナーでいるって言いたかっただけなのかもしれない。
けど、私は…その時気づいてしまったのだ。
私はクリスに恋してるんだって。
- 189 名前:その3 投稿日:2010/02/10(水) 08:04:06 ID:D1fyWcjQ
- で、まぁ…一夜明けて。
今日は目標にしていた狩場での狩りの成功祝いということで二人で贅沢しようって決めてたんだ。
といっても、ちょっといい食材を買って、ちょっとばっかりいいお酒を買って部屋で二人でのんびりするってくらいなんだけど…。
それでもクリスは傍目にもわかるくらいに浮かれていた。
あー、可愛いなぁ、もう!
しっかりと食材選んであまつさえ値段交渉までしてるあたり
きっと彼女はいい嫁になるんだろうと思う。
「アーニアっ!やったよー!生ハムおまけしてくれるってー!」
どうやら店主との交渉に勝ったらしいクリスが満面の笑みで手をふっている。
私はどうやら彼女を誰にも渡したくないらしい。
そうして、二人で抱えるには大量の荷物になってしまった食材とお酒の入った袋を抱える事になったわけだが…。
二人で借りてる部屋へと戻る道すがら…
彼女の小柄な体格ではさすがにこの荷物は厳しい。
STRなんて私も1だけど彼女よりはマシだろう。
ほら、少しもってあげるからこっちに貸して?
「うん、ありがと」
いつものように見上げるようにして満面の笑みを見せる彼女。
「ねぇねぇ?アーニア?」
何?
「なんか、こうしてるとデートみたいだね?」
なんて事言いますか!?この子はー!?
うー…絶対顔赤くなってる…。
「今日のアーニア、変だよ?」
誰のせいだー!
- 190 名前:その4 投稿日:2010/02/10(水) 08:05:50 ID:D1fyWcjQ
- その日の食事は豪勢だった。
ま、作ったのは私なんだけどね?
クリスの手料理は…言っちゃ悪いけど下手くそっていうか危なっかしい。
砂糖と塩を間違えるなんて基本は当たり前で、食材を切ろうとして指を切ったり
火加減を間違えて炭化させたり…。あげたらキリがない。
なので基本的に料理は私の役目になってる。
クリスもクリスで料理に関しては全く向上心がないらしい。
彼女の欠点らしい欠点といえばこのくらいなんだけど…。
可愛いから許す!
「へへー、美味しかった。アーニア、ご馳走さま」
食後にお酒を注ぎながらクリスは私の隣に椅子を寄せて私の肩に頭を乗せてきた。
こうして時々甘えられるのだが…。今日は私が意識し過ぎだろうか。変にドキドキする。
「はい、乾杯♪」
クリスの注いでくれたお酒を二人で一度グラスを合わせて軽くあおる。
今日は絶対酔いが早い。っていうか酔うとやばい。そのまま勢いでクリスに手を出しちゃいそうだ。
「ふふ、美味しいお酒だもんね?もう空になってるよー?はい、どーぞっ」
え?あれ!?
気がつけば自分のグラスは空になっていた。
自分が思っている以上に私は緊張しているらしい。
すかさずクリスが私のグラスを再び満たしてくれていた。
「ん。」
再び彼女が私の肩に頭を乗せてくる。
こういうときは彼女の頭を撫でてやるのが決まりになっていた。
今日はほんの少しだけ力をこめてこちらに引き寄せて撫でてあげた。
クリスこそグラス空になってるし。
今度は私が彼女のグラスに注いであげる。
「ありがと」
どうやら今日は彼女も輪をかけて甘えん坊らしい。
膝の上に乗っかってきた。別に重たくないし、彼女を抱っこするのは私も好きだけど…。
でも、その…そうされると全然動けないし、見上げてくるクリスの顔、お酒のせいか紅潮してるし…なんていうか物凄い可愛い…
やっぱり私は彼女を誰かに渡したくない。
だからグラスを置いて彼女を力いっぱい抱きしめた。
「アーニア?」
不思議そうに聞いてくるクリス。
――私もクリスがいい。
「アーニア…?」
――私もお嫁さんはクリスがいい。
昨日の話しの続きだって気がついてるだろうか?ちょっと心配。クリスはどこかずれたところあるから…。
「うん…。ありがと」
答えのかわりにクリスは瞳を閉じた。ちゃんと伝わってたって嬉しかった。
受け入れてくれて凄く嬉しかった。
私の膝に乗ってる彼女。唇はもう、物凄く近かった。
クリスの唇は果実酒よりも甘かった。
- 191 名前:その5 投稿日:2010/02/10(水) 08:06:38 ID:D1fyWcjQ
- 漏れる吐息もやわらかな髪も火照った身体も
クリスの全てが愛しかった。
「やっとキスしてもらえた」
そう言ってクリスは嬉しそうに笑ってくれた。
彼女はずっと待っててくれたのかな?
「うん。アーニアがずっとずっと好きでした。初めてあった時からずっと」
そんな事言って…知らないよ?めちゃくちゃにしちゃうかもよ?
「うそ。アーニアは物凄く優しいくせに。」
そりゃあ大切にしてたもの。
でも…
ずっとずっと待たせてたんだね。ごめんね、クリス。
そのままベットへ彼女を誘った。
ベットへ横たえたクリスの着物は既に着乱れていた。
裾の短い着物を太ももからゆっくりと撫でていく。
――クリス?本当に私でいいの?
「アーニアじゃなきゃやだ」
ノータイムで返される。
私だってクリスとじゃなきゃイヤなのだ。
そのまま着物の裾を捲り上げる。
薄桃色の下着が顔を覗かせた。
「少し恥ずかしいよ…」
今日は少し私は意地悪らしい。もっと恥ずかしがらせたいなんて思ってる。
触れるのを一度やめると、今度は上着の合わせ目を広げるように脱がしていく。
真っ白な肩が蕾を開く花のように現れて、お揃いのブラジャーが顔を出して…。
それでも満足しない。もっと見たい。
わざとゆっくり、クリスの表情を見ながらブラジャーを押し上げてずらして…
私に見られたというのがわかった瞬間、クリスの頬にさした紅がこくなったような気がする。
――可愛いよ。クリス。
こぶりな胸も恥ずかしげに眉をひそめる表情も
それでも抵抗も隠す事もせず、したいようにさせてくれる彼女も
全部全部愛しかった。
――ずっとずっと離さないからね?
「うん…離しちゃやだ」
――愛してる。私のクリス
「愛してる。私のアーニア」
再び、深く深くキスを交わした。
痛くないように、苦しくならないように、壊れ物を扱うかのように彼女の胸を撫でる。
こんなに柔らかかったんだ…。
クリスもドキドキしてる…。
今、小さく震えた…。ここ、気持ちいいのかな?
まるで難しい楽器みたいだ。
扱いが悪いと全然音もならないのに
上手く触れると極上の音を鳴らしてくれる。
私の手の中でいつしかクリスは甘い吐息を漏らしていた。
物欲しげに私を見つめてくる彼女。たまらなく愛しい。
もっと触れたかった。もっと鳴かせたかった。
だから彼女のショーツに手をかけた。
不安にさせないようにゆっくりと引き降ろす
――怖い?
「アーニアだもん…。平気」
――痛くしないから
「やっぱりアーニア優しい」
表面を軽く撫でただけでクリスは大きな反応を見せる。
不安を感じさせないように、再びキスしてしっかりと抱きしめ…
彼女の一番大切な場所を何度も愛撫してあげる。
その度に震えるクリス。
密着した身体からは彼女が限界に近いのがわかった。
彼女が感じてくれているのが嬉しかった。
――いいよ…?クリス…?イッていいよ?
しっかりと彼女を抱きしめて、一番反応の大きかった突起の部分を何度も撫でるように愛撫してやった。
その度に高い声をあげるクリス。
大きく震えてぎゅっと私にしがみつくようにして絶頂を迎えた。
そのまましばらくは肌を重ねていた
そっと髪の毛にキスして優しく撫でてあげる。いつものように。
――愛してるよ。クリス。
彼女はそれに答える事なく、私の唇を奪うとそのまま覆いかぶさってきた。
どうやらまだまだ私達の夜は終わらないらしい。
- 192 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/10(水) 08:12:50 ID:D1fyWcjQ
- 以上でございましたー。
お目汚しになってしまいましたら申し訳ない限りです
えちシーンとか難しいよorz
友人以上恋人未満から恋人同士になる瞬間のあれやこれやとか少しでも感じていただければ幸いです
- 193 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/10(水) 11:09:21 ID:BlromxPM
- GJ〜
- 194 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/11(木) 23:49:29 ID:IyqKmhpQ
- 私のハートとソウルリンクしてください(意味不明
- 195 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 19:07:07 ID:/stiDTr2
- 需要を読まずに続きを投下して見る。
…てか書き終わったのが前投降してから2ヶ月半後とかどうなのよ俺w
「ふああっしえるさ、んっ!」
「ふふ…リコは敏感ね」
「んあっ…そ、そんなのわからな、いっ」
返事をしようとしたその時、シエルさんの手が服の上から胸を揉み始めた。
「こっちも敏感…小さいからかな?」
「やぁっ、そんなっ、気にしてる事をっ」
「あ、やっぱり気にしてた? ごめんね」
申し分けなさそうにシエルさんが謝ってくる。
いや、そりゃあ、いくらプリになったとは言っても養子サイズだから、ねぇ。
「知ってた? 揉むと大きくなるみたいよ?」
「ああんっ、それっ、ただの都市伝説じゃっ、んんっ」
段々と揉み方も大胆に。
服の上からなのになんでこんなに感じるんだろう?
…と思っていたら。
「じゃ、こうしてっと」
「え…ひゃっ!?」
ベッドにシエルさんは座ると、足を広げてその間に私を座らせる体制になった。
後ろから抱き抱えられるような感じになった訳で。
「この方が脱がすのも楽だし、あれこれ出来ちゃうわよねーふふふ」
「やあぁ、そんなぁ…はうんっ」
抗議しようとするとうなじの辺りにキス。もうそれだけでも体が反応してしまう。
そして、脇から手を回されて胸が揉まれ始める、ブラの上から。
…ブラの上?
「えっ、い、いつのまにぃんっ」
気がつくと、制服が上だけ脱がされていた。
「だって、着慣れてたプリの制服だもん、どうすれば脱げるなんて承知の上よ?」
そう言いながら、右手が背中に回る感触。
- 196 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 19:08:00 ID:/stiDTr2
- ぱつん、と、ブラのホックが外されると、するっと脱がされた。
「んー、リコの肌すべすべね。触ってて気持ちいいー」
「ふああああっ」
わき腹の方から撫で上げられ、そのまま胸に。と思ったらまたわき腹へ。
2〜3往復した後、下から胸が撫で上げられる。
「ひゃうん!」
そのまま、ふにふにと胸が揉まれる。加えて、耳やら首筋やら背中やら、
唇や舌で愛撫される物だから、頭の中はピンク色の靄がかかりっぱなし。
「シエルさあん、しえるさあん」
名前を呼ぶと、シエルさんはくすっと笑ってキスをしてくれた。
「そろそろ準備完了かしらね?」
「え、なにが…」
聞こうとした時には、半脱ぎ状態だったプリの制服が完全に脱がされていた。
そのまま、ショーツに手が伸ばされる。
「やあぁ、だめぇ…」
手で防ごうとするが、すっかり力が抜けてる今の私では手を添える事しか出来ず。
くちゅっ。
「ふあああん!」
軽く触れられただけなのに、体は大きく反応する。
「リコー、ここすっかり洪水になってるわよ?」
自覚はしていたが、それを改めて指摘されると更に体が熱くなるのが解った。
「はあああっ、ああん、ああっ」
下着の上から撫でられ、水びたしな私はそのたびに体が跳ね上がり。
なので、下着も脱がされた事すら気が付かず。
「うふふ、かーわいいー」
「ひゃうん! シエルさんっ、しえるさんっ! ああん!」
直接、指で触れられてようやく下着が脱がされた事に気がついた。
指で撫でられてるだけにも関らず、やけに大きい音で水音が響き渡り、
それが私を更に熱くしていく。
- 197 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 19:08:38 ID:/stiDTr2
- 「リコは小さいから…1本が限界、かな?」
「ふああ、な、なにっ、んああっ!」
何が、と聞こうとした時には、既に私の中にシエルさんの指が入り込んでいた。
くちゅくちゅといやらしい音が部屋に響き渡る。
軽く動かされているだけにも関らず、私は既に何度か達していた。
「んああっ、やぁ、シエルさんっ、も、もうっ…」
そう言うと、シエルさんはくすっと笑って。
「ふふっ…じゃあ、いっちゃえっ」
そう言うと同時に、中の指がくいっと曲げられて、一番弱い所に。
同時に、親指で入口の突起を撫で上げられて。
「ひあっ、ああっ、ああああああああっ!!」
そのまま、私の意識は真っ白に飛んで行った。
翌日。
朝ご飯が終わって少しした頃にレイルさんが帰って来た。
「お帰りなさい、レイルさんっ」
「ただいまーシエル。リコもただいまー………ってあれ?」
何かレイルさんとまともに顔を合せづらくて、シエルさんの後ろに隠れていたのだが。
「ん? リコ、どうしたの?」
その原因になった本人が無邪気に人の顔を覗き込んでくる。
「…お、おかえりなさい…」
ちょっとだけ悔しかったので、後ろからシエルさんにぎゅーっとしがみついて見る。
「おや、何かリコが随分シエルに懐いてるね」
「あらあら、リコったら何恥ずかしがってるのかしら?」
「…うー…」
…何か、シエルさんが意地悪だ。
- 198 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 19:09:39 ID:/stiDTr2
- あの出来事の後。
ふと気がつくと、私はシエルさんに抱き締められていた。
さらさらと、頭を撫でられている。
…何か、気持ちいい。
「あ、気がついた? おはよう」
「…お、おはようー」
いつも通りの朝、いつも通りのベッドの中。
いつもと違うのは、何か二人とも裸で寝ている事。
「………っ!」
そこまで考えて、昨日の夜の出来事が鮮明に思い出された。
「ふふっ、昨日のリコ、可愛かったー」
「…ううっ…」
恥ずかしくて逃げ出したい気分になったのだが、シエルさんにしっかりと
抱き締められていてそれも出来ず。
…と、思っていたら。
「どうだった、私の『おとっとき』?」
「え? え、えーっと…」
「私のおとっときだから、レイルさんにはナイショね」
「は、はぁ…」
どう答えていい物か困っていると、シエルさんはさらに追い打ちを掛けて来た。
「ちゃんとナイショにしていたら、またおとっときしてあげるわ」
「…え、えええっ?!」
シエルさんは焦っている私を見て、ぱちっとウィンクして来た。
(と言うか、そんな事恥ずかしくて言える訳ないじゃないっ!)
レイルさんの顔を見た瞬間、その事を思い出してまともにレイルさんの顔が
見れなくなってしまった訳で。
「ま、いいか。取り敢えずリコの転職祝いの第2部、やろっか?
プレゼントもちゃんと買って来たし」
「そうですね。ね、良いわよね、リコ?」
「あ…う、うん」
何か、すっかり主導権奪われっぱなしな訳ですが。
(…ま、いいかぁ)
それでもまあ、シエルさんの事を好きなのに変わりは無い訳で。
惚れた弱みがどーのこーの、と言う言葉が頭に浮かびながら、
居間に向かって行く二人を私は追いかけて行った。
- 199 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/02/17(水) 19:11:33 ID:/stiDTr2
- 以上でござんす
本当は3人で…なんて流れも考えたんですがそれはスレ的に違うなってのと、
>>>172氏の2番がよさげだったのでその流れの乗って見た的な感じです
まあ要するに養子プリを後ろから抱いてどうこうしたかっただけですがっ
て事でお目汚し失礼しました、またネタが出来たら置きに来ます
- 200 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/03/03(水) 21:15:15 ID:g571q5P.
- かわいすぎて萌える
GJです
- 201 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/05/01(土) 04:46:53 ID:qxlz1f0c
- ほしゅほしゅ。
片方が○耳のヘアバンドを好んでつけていたら、目が覚めたらけものっ娘になっていた
なんて言うインスピレーションが浮かんだので文神待ちw
- 202 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/06/09(水) 05:18:49 ID:bODw/1MY
- れにゃちぇりの人元気してるだろうか
- 203 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/07/21(水) 01:19:59 ID:qjyh/GK.
- Rが来たことで、文神も過疎化しちゃってるんだろうか?
β1〜β2の頃は全盛期的な感じで盛り上がりもすごかったんですけどね・・・
だんだん全体的に投稿量がゆっくり落ちてきてた気がするけど
一般向け抜きに、エロの部分で廃れちゃったもう終わりなのかな
- 204 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/07/31(土) 21:30:20 ID:hreka68Q
- まぁ古いゲームだし過疎っていくのもしょうがない
個人的にはまだ書きたいネタもあるしひっそり書き続けるよ
- 205 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:24:30 ID:TluZGR.A
- んじゃ需要を読まずに(ry
R化前に書いてて推敲してた所なんだけどね
やばい、と思った次の瞬間、私の視界には暗い空が映っていた。
体はぴくりとも動かない。
(…あーあ、また南無っちゃった。やっぱり背伸びしすぎなのかな、ここだと)
私を倒したロリルリが、興味が失せたらしく私を一瞥した後、離れて行く。
(…しょうがない、戻りますか)
そう思った丁度その時。
「マグヌスエクソシズム!」
そのロリルリが離れて行った方向からMeの詠唱が聞こえて来た。
(あら、Meプリさんが来たみたいね)
一応目線だけは動かせられるらしいのでそちらを向いてみると、そこにはMeで
ロリルリを焼きつつ、Meに関係無いブラッディマーダーをスタナーで殴っている
プリさんが居た。
(え、Me殴りプリ?!)
ちょっと予想外な人の登場にあっけにとられていると、その人はブラッディマーダー
を殴りたおし、更にMeで焼き切れなかったロリルリも殴り倒してしまった。
そのまま、私の方に歩いてくる。
で、私の頭の傍で立ち止まった。
「LKさん名無です、起こしましょうか?」
鈴が鳴るような声。先程2匹の魔物を殴り倒したとは思えない、同性の私から見ても
可愛いプリさん。
そして。
(あ。ピンクのしましまぱんつ)
プリの法衣って、この角度からだと見えちゃうんだ…じゃなくて!
「南無ありですー。お願いしても良いですか?」
「でも、LKさんが倒されるなんて、よっぽど湧いてたのですか?」
起こしてもらい、ヒールを貰ってお礼を述べた後、ふとそんな事を尋ねられた。
「いや、えーっと…まあ、その、狩場をちょっと背伸びしただけです」
実際まだ私はロードナイトとしての経験も浅いし、それに私はちょっと『普通』では
なかったからだ。
「もうちょっと身の丈に合った狩場を捜す事にします。すいませんがプロポタお願い
出来ますか?」
取り敢えずプロに戻って仕切り直そう。そう考えた私はプリさんにポタをお願いした。
…ところが。
「ふーん…」
腕組みをしながら、私を見るプリさん。
何やら考えてる様だが、口を開いて出て来た言葉に私はあっけにとられる事になる。
「じゃあ、私と組んで見ます?」
「…は?」
「多分見てたと思いますけど、私は殴りプリでもMeを使うちょっと変わった型なんです。
なので、どっちの威力もそれなりでしか無いのですよね」
「はぁ」
「ぶっちゃけ、どっちも中途半端なんですよ。…で、LKさん居てくれると殲滅とか
楽かなーって」
なるほど、それは一理あるかもしれない。
ただ、それは私が『普通の』LKならば、と言うお話で。
- 206 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:26:34 ID:TluZGR.A
- 「あー…えーと、実は私もちょっと変わった型でして…」
「え?」
「ああ、丁度いいや」
ちょうど良くそばにジビットが湧いて来た。まっすぐ私の方に向かって来たので、
愛用の刀を構えて。
「ファイアーボルト!」
どどどっ、と、降り注ぐ炎の矢、そしてダメージ1000台の与ダメ数字。
「…え?」
数回ファイアーボルトを飛ばしてジビットを消し炭にした後、あっけにとられる
プリさんに言った。
「私、AS依存型LKなんです」
「…」
しばらくの間、まじまじと私の顔を見ていたプリさんだったが。
「…ぷっ、くくくっ…あは、あはははは!」
突然、お腹を抱えて笑い出した。それはもう、目尻に涙を浮かべるくらい。
今度は私があっけにとられる番だったが、あまりにも笑い転げているプリさんを
見ているうちに段々と腹が立って来た。
何故見ず知らずの人にこんなに笑われなければいけないんだろう。
「…そんなに可笑しいですか?」
「あはは…あ、ああ、ご、ごめんなさい…まさか、私みたいな変わり者が、LKやってる
人でも居るなんて思わなかったので」
「…変わり者で悪かったですね」
何か凄くコケにされた気分だった。
「う…その、本当にごめんなさい、悪気は無かったの。あ、そうだ! お詫びに
デスペナ回復にお付き合いさせて下さい。ドロップとかもう全部いりませんから」
しかし、そうやって必死に頭を下げて手を合わせている彼女を見ているうちに、
段々とそんな気分も薄れて行くのが解って来た。
何より、変な型であれプリの支援が付いてくれるのはありがたい。
「…もう、わかりました。わかりましたからもう謝らないで」
「え? じゃ、じゃあ」
「許す代わりにこき使ってあげますから覚悟して下さいね」
「あう…お、お手柔らかにお願いします…」
少し脅えたような表情を浮かべた彼女を見て、今度は私が吹き出す番だった。
それが、私と彼女…ティアとの出会いだった。
それから、ティアと私ことエリシアは良くペアを組むようになっていった。
Me殴りプリとAS依存LK。
端から見ればへんてこな組み合わせには違いなかっただろうけど、どう言う訳か
私達にしてみればこれがしっくりと来ていて。
次第に、ペアを組む回数がふえて行き、やがてそれが常にペアを組む間柄になり、
相方と呼ばれる関係になるまでにはそれほど時間を必要としなかったのは言うまでも
ない。
ただ、まあ…その、最初の出会いが『あんな』だった為か、狩中に交わす言葉は
はっきり言ってお互い遠慮と言う物が全く無かった。
「ティア、3匹そっち行った任せる!」
「ええー? エリシー少しは頑張ってよお! 大体あなたいつも詠唱から入るから
遅いのよ!」
「うるさーい! タゲ取るにはこっちがいいんだって!」
「プロボ使いなさいよプロボ!」
「あーあーきこえなーい!」
とまあ狩中は終始こんな調子で。
ただまあ、普段は流石にこんな言葉は飛び交わずに普通にしゃべってるけどね。
- 207 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:27:41 ID:TluZGR.A
- そんな、遠慮は無いが楽しくて実の有る狩生活が、数ヶ月続いた頃だろうか。
その日も、いつもと同じようにやり取りをしながら狩をしていたのだが。
『ぱぱらぱっぱぱー!』
「「あ」」
ティアの頭上に、天使が舞った。同時に、足元に独特の白いオーラがわき上がる。
「やったね! ティア、オーラおめでとう!!」
そう言いながら私はティアに抱きついた。
…ところが、そのティアの方の反応が何か薄い。
何か信じられない物を見たと言うような、そんな目つきをしていた。
「…ティア?」
「あ…ああ、え…っと、あ、ありがとう…」
「どしたの? オーラになって転生目指すって前言ってたじゃない」
「う、うん…」
それは、私とティアが組み始めて少しした頃の話。
私はLKでティアはプリで。
『ねえ、エリシー』
『ん? 何?』
『転生って、やっぱり大変だった?』
『んー…まあ、大変じゃなかったって言ったらウソになるわよね』
『そっか、そうだよねー』
『うん、でもさ、こつこつやっていけば必ずなれるよ。私もそうだったし』
『…そうね』
『だから、ティアのペースで頑張れば良いよ。私も手伝うからさ』
『うん…ありがとう』
そんなやり取りがあって以来、ずっと二人で頑張って来たのだが。
「何か、ティアはオーラになったのが余り嬉しくなさそうに見えるよ?」
「え? う、ううん、そんな事ないよ? そんな事ない…ただ、突然過ぎたので
びっくりしちゃったの」
「ああ、そっか」
「うん、ありがとうエリシー。あなたのおかげでオーラになれたわ」
そういって、エリシーは少し頬を赤らめながら抱きつき返して来た。
「おっけーおっけー。じゃあすぐ転生する?」
前の話から、私はそう尋ねて見た。
「あ、いや、えっと…」
ところが、帰って来たのはまたも微妙な反応。
「ん?」
「いや、その…えーっと、そう、お金! まだ転生費用溜まって無いのよ!」
「ありゃ? そうなの?」
「うん、恥ずかしながら…だから、転生はもうちょっとお預けね」
そう言ってティアはあははと笑っていた。
ところが。
何日かティアがオーラのまま二人で狩りに出かけ、それなりに稼ぎも有る筈なのだが。
聞いて見ても『まだお金は溜まって無いわ』の返事ばかり。
おかしいなとは思いつつ、まあ何か考えが有るのだろうと思っていたのだが。
- 208 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:29:09 ID:TluZGR.A
- そんな事が続いた、ある晴れた日の昼下がり。
狩りを休みにして、私は消耗品の買い出しにプロンテラ市内を歩いていた所。
「…あ、ティアだ、おー…」
別行動をしていたティアを見かけて声をかけようとして。
私は見てしまった。
ティアが割と高額な帽子を購入している所を。
それだけの金額があれば、転生費用など余裕で払える位の額だ。
「へい、まいどありー」
「ありがとう♪ これずーっと欲しかったのよねー」
「お嬢さんよく似合ってるぜ。また何かあったらよろしくな」
「はーい、じゃあまた〜♪」
幸せそうな顔でくるりと振り向いて。
次の瞬間、私を見つけたのだろう、その場で固まっていた。
「あ…え…と、やっほう、エリシー」
次の瞬間、私はティアの手を掴むと、路地裏へと引っ張って行った。
「い、痛い痛い! 離して、離してよぉ!」
私はそれに聞く耳を持たず、そのまま路地裏の誰も通らないような所まで
ティアを連れて行くと、ようやくそこで手を離した。
「うう、痣になってる…」
「で? どう言う事か、説明してもらいましょうか?」
私が腕組みをしながらそう言うと、ティアはしゅんとなりながら。
「え…っと、その…ごめん、なさい」
「どう考えても転生費用を十分まかなえるくらいよね、その帽子のお値段は?」
ちらっと、ティアが先程購入していた物を見やる。
「…うん…」
「転生費用無いって言うのは、『それ』を買う為なのかしら?」
「………え、えっと…」
何か言いずらそうにしているティアを見て、私ははぁっとため息をついた。
「ねえティア、あんなに転生したいって言ってたのに、どうしたの? 転生するのが
イヤになったのならそう言ってくれれば…」
「ちがう、違うの! そうじゃないの!」
私がそう言いかけると、ティアは今まで見た事ないような語勢で私の言葉を遮って来た。
思わずその勢いに押されそうになり、あっけにとらてしまう。
「そうじゃないの…だって、転生したら、しばらくはまたアコからやり直しじゃない…」
「…そりゃ、そうよね」
今まで歩んで来た道と同じ様な道を歩く事になるのだから、そう言う事になる訳だ。
「ハイプリになれるまでには時間かかっちゃう…そうなったら、エリシーは立派な
LKだから…」
「…は? 私?」
私がどうしたと言うのだろう、と言う疑問を口に出すまでもなくティアが言葉を続ける。
「そんなひ弱な私なんか置いて、どこかに行っちゃいそうで…ぐすっ、私、そんなの
やだよ…ひくっ…エリシーが居なかったら、私、わたし…えぐっ…」
「…」
ああ、何と言う事だ。
私はこんなにも、彼女に愛されていたのだ。
そう思うと、急にティアが愛しく感じられるようになって来た。
- 209 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:30:17 ID:TluZGR.A
- すっ。
私は、そっとティアを抱き寄せた。
「あっ?」
「馬鹿ね…私だって、ティア無しの生活なんて、もう考えられないのよ?」
そっと、耳元で呟くように、そう言ってあげた。
「…え?」
多分、今の自分の顔を鏡で見ると、真っ赤になっているに違いない。でも構う物か。
「もう貴女以外の人とのペアなんて考えられないの。私こそ、貴女に捨てられないか
心配だったのよ?」
「そ、んな、エリシーを捨てるなんてあり得ない…」
ティアは涙を流しながら、ふるふると首を振った。
「だから安心して転生しなさい。ずっと待っててあげる。…いいえ、むしろ引っ張って
あげるわ」
「ぐすっ…本当に? 本当に、私でいいの?」
ティアが潤んだ瞳でこちらを見て来た。
思わずその表情に、ドキンと心臓が飛び上がる。
ああダメだ、もう我慢出来ない。
私はそのまま顔を寄せると、そっとティアに口づけをした。
凄く長い時間にも感じられたけど、実際はそれほど長い時間でも無かったのかも
しれない。
すっと唇を離しティアの顔を覗き込むと、彼女は顔を赤らめながらも、きゅっと
抱きついて来た。
「貴女がいい、じゃないの。貴女じゃないとダメなの」
「…うん…ありがと…愛してる、エリシー」
「私もよ…愛してる、ティア」
そう言うと、ますますティアは抱きつく力を強めて来た。
「ふふ…今日のティアは甘えん坊さんね」
「…だって…」
そう言いながら、ぐすんと少ししゃくりあげている。
「もう、そんな顔しないでよ。襲いたくなっちゃうじゃない」
場を取りつくろうつもりで、冗談めかしてそんな事を言って見た。
…ところが。
「…うん、いいよ」
「…え?」
「エリシーなら、私をあげてもいい…」
そう言うと、流石に恥ずかしかったのか、ティアは顔を私の胸に埋めて来た。
どうやら冗談では無いらしい。
「…部屋、いこっか」
「うん…」
- 210 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:31:52 ID:TluZGR.A
- いつもねぐらにしている宿の部屋に戻ると、私はそっとティアをベッドの上に寝かせた。
ティアは潤んだ目でこちらを見上げている。
ああもう、何て可愛い顔をするんだうちの相棒は。
たまらなくなって、私は顔を近づけると口づけをした。
最初はついばむように、次第にお互いの舌も絡み合い。
もう、キスだけで頭の中がくらくらするような感覚に酔いしれる。
たっぷり時間をかけて口の中を味わい尽くしてからそっと顔を離すと、ティアも
すっかり酔いしれた様な顔になっていた。
「は、ふぅ…ぁん」
そのまま私は手を伸ばして、服の上から胸の形を確かめるようにそっと手を這わす。
「プリの制服って意外と薄いのね。服の上からでも手ざわりで解っちゃう」
「はぅん…だって、今着てるの夏服だから少し薄手だし…あん」
「それもそっか」
そう言いながらも、私は右手でティアの胸を揉むのをやめない。
「は…あ、ひゃん」
その隙に、左手を背中に回して、服を脱がしにかかる。
回す瞬間、うなじにすっと手を添わせると、それだけでもぴくんと反応した。
「ここ、手を添わせただけでも感じちゃう?」
「よ、良く解らない、けど、んっ…気持ちいいよ…はうんっ」
その反応に気を良くして、耳たぶ、首筋、うなじ、と順に唇を這わして行く。
唇を触れ合わせる度に、ティアの体が軽くぴくんと反応する。
そうしながら、するりと上半身を脱がす。
さらに、ピンク色の可愛いブラを外してやると、ぷるんと双丘が溢れ出してくる。
「ティアって着痩せするタイプなのね。…って言うか私より大きいんじゃ?」
「え、そ、そんなこと…ひゃうん」
ちょっと悔しくなって、先端をきゅっとつまんでやる。
くりくりと指先で転がすと、すぐにつんっと自己主張をして来た。
「やぁっ、つまんじゃやぁ…はぁん!」
右手で先端をいじりつつ、反対側の突起を軽く口に含むと、ティアはぴくんと体を
仰け反らせた。
そのまま舌で転がしたり、軽く歯でつまんだりとあれこれしていると。
「はぅ…ああっ…ふあああっ」
びくんっと、少し大きめにティアの体が跳ねた。
「…ふふ、胸でいっちゃった?」
軽く達したらしいティアは、肩で息をしている。
「はーっ、はーっ…」
「すっかり出来上がっちゃった顔してるわよ…うふふ、かーわいい」
そう言いながら顔を寄せると、ティアも顔を寄せて来てキスをした。
「じゃ、こっちはどうかしら…?」
すっかりはだけているプリの法衣の裾に右手を潜り込ませ、わき腹から太股に
すっと手を走らせる。
「ぁん…」
それだけでも可愛く反応するティア。
膝を経由して、太股の内側に手を添わせ、そのまま上へ。
「あ…ああぁ…」
- 211 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:33:08 ID:TluZGR.A
- スリットの部分からスカートになっている所をはねのけてやると、これまた
可愛らしいピンクのしましまぱんつが目に入った。
「あら…これ、私とティアが初めて会った時にはいてたやつじゃない?」
「はふ…え、なん、で、知ってるの?」
「いや、実はあの倒れてた時、下から見えちゃって…あはは」
そう言うと、ティアは一瞬あっけにとられた顔をしたが。
「…エリシーのエッチ…あはぁんっ!」
ティアがそう言った瞬間、私は下着の上から彼女自身を撫で上げた。
「エッチでいいわよ…だからこんな事もしちゃう」
そう言って、下着の上から何度も撫で上げる。
触る前から既に濡れていたそこは、手を這わす度にどんどん染みが広がって来た。
「やっ、あっ、はぁっ、あんっ、ああっ」
手を動かす度に、可愛く反応する。
「ティア、すごく可愛い…」
「あはぁ、はあん! やっ、あっ、あっ!」
段々と声のトーンが上がって行く。
「これだけ濡れちゃったら、下着の上からじゃ物足りないわよね…?」
そう言いながら、すっかり水気を吸ってしまった下着をすっと下ろして、直接手で振れた。
入口をかき回すと、もうそれだけでティアの体が跳ね上がる。
十分に潤ったそこに中指を這わせると、何の苦労もなくすっと指を飲み込んで行く。
「はぁあっ、や、あ、そこっ、ふあああっ!」
ティアの体がぶるぶると震えて来た。
「ふふ…ほら、いっちゃえ」
私はそう言うと、指をもう1本増やして、探り当てたティアの弱点を突いてやる。
同時に、入口の小さな突起に軽くキス。
「あっ、やああっ、ああああああっ!」
一際大きい声を上げて、ティアは果てた。
ぐったりとしているティアに、私は軽くキスをした。
「ふふ、御馳走様でした」
ふぅっと一息ついて、さてどうしようかと考えていると。
くいっ。
肩を掴まれて引っ張られた、と思うがまもなく、くるりと体制を変えたティアに
ベットに組み敷かれた。
「え…え、え?」
戸惑っている私の上で、にっこりと笑うティア。
「ふふ…じゃあ次は、私の番…」
「え、って、いや、ちょっとまっむぐっ」
待って、と言おうとした所で口を塞がれる。そのままディープキス。
時間を掛けて、口の中をたっぷりと味わいつくされた。
「はふっ…だって、私はエリシーにあげたんだもん、私もエリシーが欲しいよ…」
口を開放して、酔いしれたような目つきのエリシーがそんな事を言って来た。
「え…えええ?!」
「しっかり味あわれちゃったんだもの、私だけってのは、不公平、よね…?」
「そ、そんな…ふぁん!」
その瞬間、ブリーツスカートをすっと捲られて、下着の上にスッと指を這わされる。
「ほら…こんなにしちゃって。私を味わってて、感じちゃった?」
そう、私の秘所も、情けないくらいにすっかり潤っていたのだ。
すっと目の前に出された指の間を、つっと細い糸が光るのが見える。
ティアはその指を、何の躊躇いもなくぺろっと舐めた。
「んちゅ…ふふ、エリシーの味がする…」
「…うう…」
恥ずかしくて、顔が赤くなるのが自分でも解る。
「…ね?」
そして、私の顔を覗き込んでくる。
「…解っててわざとやってるでしょ」
「ふふ…それだけ愛してるって事よ」
恥ずかしげもなくそう言ってくるティア。ついで、とばかりに頬にちゅっとキスされる。
「…そうよね、私だけって言うのは、不公平よね…」
はぁっと、溜め息をついて私は観念した。…もっとも、最初から答えなんて出ていた
のだが。
私は、すっとブリーツスカートの裾を持ちあげた。
「はいどうぞ、たんと召し上がれ」
「ふふふ…じゃあ、いただきま〜す」
くすっと笑うと、ティアが私におおいかぶさって来た。
- 212 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:33:57 ID:TluZGR.A
- そして、月日は流れ。
「ティア、そっち2匹行った、任せる!」
「えー?! エリシー少しは頑張りなさいよ! 大体いつも詠唱から入るから
遅いって言ってるじゃない!」
「うるさーい! タゲ取るのにはこっちが楽なの!」
ちょっとしたモンスターの固まり、いつもの様に罵声が飛び交っている、LKと
ハイプリ…私と、ティアのペア。
「えーい! マグヌスエクソシズム!!」
ティアがMeを唱え、今にも襲いかからんとした2匹のモンスターがその光に捕われる。
追い打ち、とばかりにティアは持っていたスタナーで殴りかかっていた。
そこに他のモンスターを打ち倒した私も加勢して、その2匹も倒されて行く。
「ふぅ…」
「ふぅ、じゃ無いわよ。もー、エリシーったらいつもいつmむぐっ!?」
いつもの様に文句を言い始めたティアの口を、素早く塞いでやる。
軽く触れるような口づけだが、効果はてき面だった。
「…もー…エリシーったら、ずるいんだから…」
顔を赤くして、ティアが文句を言って来た。
「誰かに見られたら、どうするのよ?」
「いいじゃない、減る物じゃないし」
そう言って、すっと腰に手を回して抱き寄せて見る。コレだけでティアはおとなしく
なってしまうのだ。
「う〜…もう、そう言う事は狩り終わってからにしようよぉ」
「あら? じゃあ狩り終わったら『そう言う事』はいいのかしら?」
「…うー…」
真っ赤な顔で、抗議をする様に私のマントの裾をきゅっと掴む。
それは彼女なりの、OKサイン。
「ふふっ、じゃ、続きは狩り終わってからね」
「…もう、そう言う事言わないでよ」
ぷーっと膨れた顔をするが、すぐにティアは笑顔に戻った。
私はそこで、もう一度キスをする。
「愛してるよ、ティア」
「うん、愛してる、エリシー」
- 213 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 00:35:33 ID:TluZGR.A
- 以上でありんす
R化前に書いた物だから、「今」で考えるとあれこれ突っ込みどころがありますが、
まあその辺は大人の心で流して頂けると幸いです
まあそれ以上にあれこれ問題はあるのですが結局直しきれなかったのが
俺の執筆力の限界なのかもorz
- 214 名前:名無したん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 06:07:56 ID:xiYDrrEI
- 投稿されたら24時間どころか12時間以内に美味しくいただくのが紳士のたしなみ
実にアマアマでございました、じゅるり
エリシアの方はキャラが固まってるけど、ティアは性格にまだブレがある感じかな?
次はこのシリーズで、どっちかが変な薬を飲まされ、もう片方がなんとかするような感じのをキボンヌ!
>>201なインスピレーションを受信してくれる文神様も募集w
- 215 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2010/08/01(日) 21:22:47 ID:tQ38n7IA
- 読んでて思わず顔がにやけてしまった
甘いのが大好きなのでゴチになりました
- 216 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:39:33 ID:Z1wnSQJk
- 今日も需要を読まずにry
てかここもすっかり人が居なくなっちゃったなあ…見てる人居ます?
始める前に簡単に解説。
長女:支援アクビ 次女:Meハイプリ 三女:Tuプリ 四女:型未定アコ
「………ふええー、あーづーいー」
前を歩くアコライトが、情けなく泣き言を言いながらよたよたと歩いて居る。
そりゃモロクにも近い砂漠の中だし、暑いのは当たり前だろう。
「うう………焼け死んじゃうよぉー」
「はぁ…あのさティコ、文句言ってる余裕があるなら、さっさとオアシス目指した
方がいいんじゃない?」
「そだよ〜。砂漠はしゃべってるだけで、体力奪われるんだぞ〜?」
末妹の愚痴に、律義に付き合う妹たち。
あたしゃ喋るのも億劫なので黙ってる事にしてたんだけど。
「うあーん! シェル姉ー! フィア姉とティル姉が容赦ないよー!」
そう言いながら、ティコが私にがしっと抱きついてくる。
ああもう、暑いんだからくっつくなぁ!
あたしは懐から聖水を1個取り出して、
「…あすぺるしーお。ちーん」
そう言いながら、中身をティコの頭にぶちまけた。
- 217 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:41:01 ID:Z1wnSQJk
- そもそもの始まりは、ティコが冒険者アカデミーの最終試験を受けた所から始まった。
途中砂漠に根城を置く盗賊に捕まり(実はこの盗賊もアカデミーの『先生』だそう
なのだが)、何とか逃げ出して来た所で泣きながらwisされて来た訳で。
wisごしになだめすかして見たものの、一向に泣き止む風でもなく、仕方ないので
向かう事を伝えたら「姉ちゃん達全員で来て欲しい」とかどれだけ我侭なんだか。
「うわ…シェル姉さん容赦無いわね…」
ハイプリのフィアが少しぎょっとしたような顔をした。その横でプリのティルはくすくすと
笑って居る。
まあそれもそうよね、聖水の間違った使い方してる訳だし。
とは言え、緊急時には飲み水としても利用される訳だから、別に問題は無いと思う訳で。
「暑いのにくっついてくるからよ。少しは涼しくなったでしょ?」
半泣きになったアコを引き剥がして、抱きつかれた事に寄って少しずり下がった
制服の網タイツを整えると、使用済みになった聖水瓶を放り投げた。
何処からともなく緑色の巨大蟻がかさかさと寄って来て、あたしが放り投げた瓶を
ゲットすると何処へと走り去って行く。
あの蟻ってあんなに素早かったっけ?
「う…あ…う…」
そう思いながら、べそをかいているティコの方を向き直ると。
「あら、もう蒸発してる」
流石砂漠だなと変な所で関心していると、目に一杯涙を溜めたティコが。
「…う………うあーん! シェル姉のばかああぁぁ!」
だーっと走り出した。
「ほーら、こんな足場の不安定な所で走ったらころ…」
ぽてっ。
「…んだじゃないの…全く」
やれやれとため息を付きながら、こけたティコの傍まで寄って行って立たせると、
服に付いた砂を払ってやる。
「もう少しで次の目標地点のオアシスに着くわよ。それまでの我慢だから、頑張りなさいな」
そう言いながら、まだ半べそをかいて居る顔のほっぺたに軽くキスをしてやる。
「……う、うん。…がんばる」
ぐっとこらえた顔をすると、ティコはまた歩き出した。
- 218 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:43:03 ID:Z1wnSQJk
- …やれやれ。
再び歩き出した妹の後ろを歩き出すと、後ろから追い付いて来たティルがまたくすくすと
笑いながら。
「シェル姉ってさ〜、何だかんだ言ってティコには甘いわよね〜?」
と言って来た。
「どうかしら? まあ末っ子だからって甘やかしすぎたかなぁとは思って居るけどね」
「まあ…あの子、シェル姉さん大好きだしね」
隣を歩いて居たフィルもそう言いながら少し微笑んでる。
「あれで本当に立派なプリになれるのかしら…ちょっと心配だわ」
思わず、はぁっとため息が出る。
「でもさ〜、アークビショップってプリみたいに布で覆われて無いのに、やっぱ暑いの〜?」
ちらっとあたしの足元を見たティルがそんな事を言って来た。
「何言ってるのよ。布あった方が砂漠の照り返し避けられて良いに決まってるじゃない。
日焼け止めかなり念入りに塗って来たのよこれ?」
「あ〜そっか〜」
全く…誰の趣味でこんな、いろんな意味で防御力の薄い衣装になったのやら。
プリやハイプリの衣装ですら大概だなと思っていたのに、ここにきてのアクビの
この衣装。
『見えない』ようにするのに、どれだけ気を配らなくてはいけないやら。
その後も、バッタ平原を通ったらボスバッタに襲われて見たりとか、プロ西の城壁沿いに
城門目指したらごろつきに難癖付けられて、慌てたティコがテレポで飛んだら5m横の
川の中に着地…着水?して見たりとか、色々あった訳だが。
プロに到着した時点で既に日が暮れて居たので、宿屋に部屋を取って、ベッドに
だらしなく寝転がりながらくつろいで居ると。
「シェル姉ー! みてみて、合格したよー!!」
冒険者アカデミーの一次試験合格の証しである、緑色の帽子をかぶったティコが
嬉しそうに部屋に飛び込んで来た。
「おめでとう。頑張ったわね」
「えっへへへ…」
起き上がってベッドの縁に腰掛けて頭を撫でてやると、嬉しそうにティコが微笑んだ。
「…あれ? ところで、フィア姉とティル姉は?」
部屋をきょろきょろと見回して、妹二人が居ない事に気がついたティコが聞いて来た。
- 219 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:46:36 ID:Z1wnSQJk
- 「ああ…久しぶりのプロだからって事で、二人とも遊びに出かけたわよ」
もしかしたら明日まで帰ってこないかもね、と心の中で付け加える。
「そっかぁ…フィア姉とティル姉にも、お礼言おうと思ったんだけどなあ」
「ま、明日でもいいんじゃない? それよりティコはどうする? どこか出かけたいなら
出かけてもいいわよ?」
「うん………あの、シェル姉はどうするの?」
少し俯いて考え込んで居たティコは、ふっと何かを思いついたようにあたしの顔を
見あげてきた。
「あたし? …そうねえ…何か疲れちゃったから、今日は部屋で大人しくしてようかしら」
そう言いながら、チラッとティコを見ると。
「………う…ん………じゃ、じゃあ、私も大人しくしてる…」
そう言いながら、顔を赤らめて、あたしの隣にぽすっと座った。
そして、あたしの服の裾を、きゅっと握ってくる。
「………ふふっ、じゃ、大人しくしてましょうか」
「………ぁ………」
あたしはそう言いながら立ち上がると、入口の鍵をしめた――。
「あ………あぁ………あうっ………」
ベッドの上。
アコの上着は足元に落ちて居て。
そこから見える、未だ幼さが残る足には大げさな足枷がはめられて居て。
目には目隠しが、手には手錠がはめられ、手錠から伸びたロープが天井の梁を
伝って、彼女の足がかろうじてベッドに付くか位の長さで『ぶらさげられて』いる。
足元が不安定なのと視界が遮られている事もあり、ティコの体はさっきからふらふらと
揺れて居た。
「ほら、頑張りなさい。ちゃんと立って無いと転んじゃうわよ?」
「ひぅ! や、あっ、はぅん!」
下着の上から彼女を人差し指でなぞってやると、びくんと体を反応させる。
「う、あう…ど、どうし…やあっ、んあっ!」
「…どうしてか、解らない?」
既に彼女の下着は、先程から彼女自身から出ている潤いに寄ってすっかり濡れており、
吸収し切れない分が太股を伝って滴って居た。
あたしはぴったりと張りついた下着の上から、色まではっきりと見える彼女自身をしきりに
人差し指で撫で上げて居る。
その度に、彼女は可愛い声を上げながら、体全体を震わせて居る。
恐らく、このまま撫で上げて居たら達するのも時間の問題だろう。
- 220 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:48:06 ID:Z1wnSQJk
- 「ひああ! わ、あぅっ、わからっ、ああっ!」
「…全く、しょうのない娘ね、本当に」
「…はぁ、はぁ、はぁ…あっ…はぁ…んっ…」
手を止めると、ティコは大きく肩で息をした。
止めただけの指で感じているのか、時折ぴくんと体が跳ね上がるのが楽しい。
「アカデミーの試験如きで、何であたしたちが全員呼ばれなきゃならないのよ。
『あなたの』試験なのよ? あれ位の試練突破出来ないんじゃ、立派なプリーストには
なれないわよ」
そう言うと、ティコは俯いたまま少し黙って居たが。
「………だって、明日から暫く…私、一人でプリになる修行しなきゃいけないから…」
「そうよ、それがあたし達の家のしきたりですからね」
「…だから、アコの間の最後に、みんなで………」
…ああ、なるほど、そう言う事だったのか。
「…そうだったの。………でもね」
そう言って、あたしは再び指を動かす。
「ふあっ! や、あっ!」
「ちょっと我慢して、プリにさえなれば、あたしだろうとフィアだろうとティルだろうと、
あたし達の誰とでも好きなだけ冒険出来るじゃない」
そう言いながら、指を少しだけ早める。
ティコはもう限界が近いらしく、足ががくがくして居る。
「甘えん坊なのは解ってるけど、あなたも少しは大人にならないと駄目。
…これは、そのお仕置きよ」
そう言って、布地をほんの少し持ち上げて自己主張して居る彼女自身の上の突起をも
含めて撫で上げた。
「あっ! や、あ、あああああああっ!!」
それで達したらしく、ティコは可愛く絶叫をすると、全身から力が抜けたようにぐったりとなった。
ぶらさがった手錠が、がちゃりと音を立てる。
「はぁ…はぁ、はぁ…ご、ごめん、なさい、シェル姉…」
「ふふっ、良く出来ました」
あたしはそう言ってティコの頬にキスをすると、枷を全て外してベッドに寝かせた。
涙と涎で酷い事になって居るティコの顔を拭いてやる。
「………でもね」
そう言いながら、あたしはするりとティコの下着を脱がせる。
「それだけあたし達の事を思ってくれたのよね、ティコは」
「う、うん………ぐすっ」
頷きながら、ティコは涙ぐんで居る。
- 221 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:49:43 ID:Z1wnSQJk
- 「それは素直に嬉しいわ。勿論、フィアもティルも口ではああ言ってるけど、内心は
喜んで居たもの」
「うん…」
せっかく顔を拭いてあげたのに、ティコはそれだけで涙を流して居る。
「と言う事で、コレからはご褒美。…どうして欲しい?」
もう一度顔を拭いてあげてから、あたしはティコの顔を覗き込んで聞いて見た。
「えと………その…や、優しくして欲しい…」
潤んだ目でこちらを見あげながら、ティコはそう言って来た。
「良いわよ…ちゅ」
「んちゅ…あむ……」
顔を寄せてキスをして、そのまま舌を潜り込ませる。
ティコも舌を絡めて来る。
そうして口の中を味わいながら、あたしは右手を彼女自身に添わせると、中指を
差し入れた。
先程の攻めですっかり潤って居たそこは、難なくあたしの中指を飲み込んで行く。
「んあっ…あっ!」
そのまま、ゆっくりと出し入れをしてやると、すぐにティコは可愛い声を上げ始めた。
「あっ、ああっ…うあっ!」
「ふふっ、一杯感じなさい。…明日からは暫くの間、淋しくなるわね」
「ふあ、あうっ…しぇ、シェル姉もんっ、さ、淋しいの? …ふぅんっ!」
「勿論よ。あたし達は4人で家族なんだから。淋しく無い訳、無いじゃない」
「あふっ、や、ああっ! そ、そっか…くぅん!」
そこであたしが顔を寄せると、ティコも顔を上げてキスをして来た。
「んふっ…だから、今日はたっぷり愛してあげる。だから頑張って早くプリーストになって、
帰って来なさい。そうしたら、又たっぷり愛してあげるわ」
そう言いながら、あたしは人差し指も同時に差し入れて、指が憶えて居る彼女の弱点を
重点的に攻め始めた。
「う、はうっ! わ、わかっ、ああっ! や、そ、そこだめ、あああっ、だめ、だめぇ!」
そう言いながら、彼女自身は私の指をがっちりとくわえ込んで、むしろきつい位だ。
「ふふ…可愛いわねティコは。…ほら、いっちゃえ」
そう言いながら、一際深く指を差し入れてやると。
「ふあっ、あああっ…あああああああっ!!」
一際大きく体を跳ねたかと思うと、ティコはまた可愛く絶叫して果てた。
ぷしゃあああっ。
「…あら。潮吹く位良かったの?」
- 222 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:50:45 ID:Z1wnSQJk
- 「はぁ、はぁ、はぁ…はぁ……はぁ………」
潮まで吹いたティコは、大きく肩で息をして居る。
本当に可愛いなあ。
…でも。油断大敵よ、ティコ?
「はぁ…あうっ!? や、やぁあ! そ、そんなっ、すぐっ! だ、だめぇ、だめえっ!!」
「言ったじゃない、『たっぷり愛してあげる』って」
「そ、そんなっ、はうっ! や、あああっ!」
「…ふふっ。夜はまだまだこれからよ?」
あたしは、私の指で乱れ狂うティコの頬に、またキスをした――。
そして、翌日。
「それじゃあ、シェル姉、フィア姉、ティル姉。行ってくるね」
装備を整えたティコが、あたし達の顔を見て力強くそう言った。
「いってら〜。頑張ればプリなんてすぐすぐ。私を追い抜かすつもりで行っておいで〜」
「行ってらっしゃい…何なら、ハイプリになって来ても良いわよ?」
「さ、流石にそれは無理だよぉ」
「何ならアクビでも…」
「それはもっと無理っ!」
言いかけたあたしの言葉を、ぴしゃりとティコに押さえられてしまった。
「ま、頑張っておいで」
「うんっ! じゃ、行って来ます!」
満面の笑顔を残して、ティコは扉から出て行った。
「…ねえシェル姉」
「何かしら?」
「………ティコに何したの?」
フィアが訝しげな視線をこっちによこして居る。
「さて、何の事かしら?」
「昨日まであんなによわよわ〜だったティコが、一晩であの変わり様。シェル姉の
言葉すら押さえるなんて、何かあったとしか思えないじゃない〜」
ティルもいつもの調子で喋っては居るものの、目が笑って居ない。
「…ま、ちょーっと、貴女達がアコから卒業する時にやったのと同じ事をしただけの事よ」
「「え゛」」
それを聞いて、フィアとティルは顔を見合わせた。
二人とも微妙に赤くなってるのは気のせいじゃなさそうだ。
「…もしかして…一晩中?」
「そりゃもう、当然」
- 223 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:51:40 ID:Z1wnSQJk
- 「うあ〜。そりゃあ、ティコでも強くなるか〜」
顔を赤らめながらも、何か妙に納得する二人。
「ティコが帰って来たら、貴女達もティコの事をしっかり愛してあげなさい。…ふふっ」
そんな様子がおかしくて、笑いながらあたしはそう言った。
後日。
支援プリを目指していた筈のティコが、何故か『殴りプリ』になって帰って来て。
あたしたち姉妹の中で一番の力持ちになってしまい、『夜の立場』までも逆転して
しまったのはまた別なお話。
- 224 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/07(月) 17:54:16 ID:Z1wnSQJk
- 以上でありんす
前回の感想ありがとやんした >>214 >>215
一応>>201も考えたりとか>>214の話とかも考えて居るのですが、
何か先に別なのがまとまったのでこっちを先に投げ捨てて行きます
- 225 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/08(火) 11:21:14 ID:uJnRxoG2
- ミテルヨー
なんかもう可愛くてたまらんでごんす。
自分でも書いてみようかと思いつつ、時間を作るのを忘れる罠。
習慣付けできればいいんだけどなぁ。
- 226 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/08(火) 11:41:21 ID:xA8.KO1k
- おいしくいただきました。
後日談も気になるところですが、次女三女の過去話も読んで見たいかも…
- 227 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2011/02/08(火) 12:37:15 ID:bK30b18w
- みてるよー
- 228 名前:sage 投稿日:2011/03/15(火) 20:51:20 ID:wqjZkf7g
- どなたか♀プリさんとフタナリハンターさんの小説保管してるところわかる人いますかね
プリさんのふとももでしごいてる感じのやつだったきがした。
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