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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

262 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/11/30(金) 10:37:25 ID:Z0QfvgJ2
書いてるけど、冒頭からまるで会話のないモノローグだらけで、悪い小説の特徴を満たしてるなぁ。

263 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/02(日) 23:03:55 ID:R.LYaVls
背景説明をまずしないといけないから、仕方ないんじゃね?
いきなり会話の流れをやりつつ、人物相関図や背景を読者に理解させるのは
かなり難しい気がする

264 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/03(月) 16:07:37 ID:zRtOvqhM
 誰でも裏の顔がある。人によって接する態度が違うのは、当然。それを『騙された』なんていうのは、自分勝手な証拠、なんだと思う。

 私こと、アリア・アーシィは冒険者をやっている、それも成功した部類に入るだろう。職業は暗殺者――と言っても人を殺したことなどない――だが、今の世の中ではどちらかという単に技能特性のみを指すから、アサシンクロスのほうが適切だ。

 冒険者のお決まり(テンプレート)通り、私もまた貧しい環境から冒険者を志し、幾度もの危機や冒険を乗り越え、やがて力をつけ、腕前ひとつで財を成した。
我ながら教科書に載せたいような立身出世だと思う。同期の冒険者の多くがむなしく骸を晒したことを思えば、その幸運は驚くばかりだ。

 けれど私は一人だった。ずっとずっと、少しでも強くなることに執着していたため、自分が天涯孤独であることについ最近まで気づくことはなかった。

 そして強くなった私は、暇をもて余した。


 プロンテラはルーンミッドガッツの首都だ。ここは全ての交易の起点であり、また終着点でもある。
多少なりとも経験を積んだ冒険者であれば、敢えてここ以外に拠点を構えることはないだろう。
私もまたその一人だ。路地裏のスラムからスタートし、数年経った今ではメイドつきの屋敷に拠点を置き、お抱えの商人が何も指示しなくても買い取りと転売を繰り返し、財が増す。正直なところ最早狩りに出る必要すらない。
パトロンとして私兵とでもいうべき冒険者を多く抱え、不測の事態に備えて資産も分割している。
私とて社会の暗部はたくさん見てきた。王室への献金と政治的パイプ作り、実力としての私兵、武力と財力を背景とした数々の特権。ここまで来れば立派なお貴族様だ。スラム生まれの卑しい平民に、今や貴顕の身がおべっかを使いすりより、私もまたそれに応える。気づけば随分黒くなっていた。

だからだろうか。退廃的な、一時の快楽に身を委ねたくなったのは。私はローブを纏い、スラムに足を向けた。


 スラムは何も変わっていなかった。当然だ。国も、そして成功した私たちもここを省みることなどないのだから。
輝きを増す首都プロンテラとは対照的に、冒険者ブームで人口ばかり増大した煽りを受けて急速に拡大したスラムは、路地の端々や城壁の外のバラック街、果ては下水路にまで広がり、その規模たるやプロンテラそのものをも凌いでいる。
身なりのいいものがここを訪れれば殺されても文句は言えない。治安当局の目もここには届かない、まさしく無法地帯なのだ。

(ぼろを纏うのも、久々だな)

複数ある盗賊ギルドの有力なパトロンである私は、本来ならば無害通行権が与えられている。どれだけきらびやかな姿で来ようとも絶対に害されることもないし、仮にあったとしても返り討ちにするのはいとも容易い。だが、この日は敢えてぼろを纏ってきていた。

「そこのお兄さん、どうだい。安くしておくよ」

 男装した私に、客引きの声がかかる。見れば、顔馴染みの業者だった。自らの目論みが成功したことに内心笑いつつ、目配せひとつで関わるな、と告げる。男は嗅覚に優れているのだろう。それだけですごすごと引っ込んでいった。

 娼街。都市であれば必ず形成されるそこに、私はいた。
世界都市の様相を呈するプロンテラではこの手の施設は行政に嫌われ、街区浄化政策によって表の首都からは一掃されたものの、地下に潜った後は当局の手が届かないのをいいことにやりたい放題であり、無秩序にして乱雑な発展を遂げていた。
今では裏のプロンテラとしてガイドブックが出回り、やんごとなき身分の者すら夜になれば女を抱き、男に抱かれ、ご禁制のクスリを吸い、博打に興じる。退廃の魔都がそこにはあった。笑える話だが、パトロンである私はこの街で『黒の女伯』と呼ばれているらしい。

265 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/03(月) 16:09:08 ID:zRtOvqhM
 女を抱こうと思ったことにさしたる理由はない。ただ、私は誰に対しても優位にたちたかっただけだ。抱いただけで私を虜にしたと勘違いされてはたまったものではない。ただの気まぐれ、暇潰しなのだから。

「それにしても、雑多なものだな……」

 退廃的な享楽に身を委ねれば退屈も少しは和らぐかと思っていたが、見れば見るほど覚めていく。増して、私が少なからず目の前の景色の構成に関わっているとあれば。とはいえ私が関わらなければ、ここは本物の無法地帯と化し、利益どころか流血と殺戮の舞台となるだろう。悪には悪の法が必要なのだ。そうして庇護した恩恵を受け取ろうとしたのだが、やはりつまらない。

(帰るか……)

 女の一人や二人、思えば秘密厳守でいくらでも自宅に呼べたはずだ。ぼろを着てまでここにきたのは酔狂としか言えない。馬鹿馬鹿しい。と踵を返しかけたそのとき。

「あ、あのっ……!」

 消え入りそうな声で、誰かが私を呼び止めた。

「……」

 フードを目深に被り、月明かりをを背に見下ろす。表情の伺えない私に怯えながら、路地に粗末なござを敷いただけの場所に座り込む女は、精一杯、と言った様子で言葉を次いだ。

「……こ、ここに、買いに来たのですよね……?お、お願いです……わ、私を買ってください……!」

 それだけ言うと、女は俯き、押し黙った。白皙の頬が羞恥に紅潮し、目には屈辱の涙を浮かべているのだろう。腿にはぽたぽたと水滴が落ちていた。
姿をざっと観察すれば、かなり薄汚れているものの、冒険者、それもジュノーで高等教育を受けたセージと知れた。冒険者は一種の身分差別政策として、外出の際には指定した服装を身に纏う事が義務付けられている。私とてぼろの下にはアサシンクロスの服装を着用しているのだ。だが、

「冒険者の売春は、禁じられている。知らないのか?」

 声色を変え、威厳ある男の声で語りかけると、娘は体を震わせる。まだ若い。私も若いが、さらに年下だろう。私を役人かなにかと勘違いしたのか、怯え方は尋常ではなかった。

「……存じています……!けれど、どうしてもお金が必要なのです……!だから、どうか許して下さい……!」

 役人ならまだいいが、ギルドを通さない客引きは制裁の対象である。その意味で私はなお悪い存在と言えた。周囲を見れば、既にして囲まれている。私がどう言おうが、娘は拉致され、無事では帰れないだろう。

「素人が路地に足を踏み入れて、無事と思う方が間違いなのだと言うのに……」

 あきれて呟くと、娘は両腕で自分を抱き、身を縮めて震える。よほど切羽詰まっていたのだろうが、今はじめて自分の行為の軽率さに気づいたらしい。
姿を隠していた男達も次々と姿を現し、武器を手に距離を詰める。

「旦那……悪いがその女を渡してくださいまし。理由はお分かりですね……?」

 先程の陽気さを捨てて業者の男が詰め寄る。彼の言うことは正しくないが、正しい。自分達を無視して直接営業をするのを許していては、商売以前に面子に関わる。路地とは、そういう世界だ。私にはわかりすぎるほどわかる。引き渡そう。無知で無謀な女一人、どうでもいい。そして家に帰って、改めて女でも呼ぼう。そこまで考えたとき。

「……助けて……」

 無力なその手がぼろの裾を掴んだ。

266 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/03(月) 16:10:41 ID:zRtOvqhM
 振り払うのは容易い。寧ろ私の立場からすればそうすべきだろう。覚悟なく路地に足を踏み入れた女は、代価を支払う必要がある。

「私に頼るな」

 娘の表情が絶望に曇る。嗜虐心が込み上げた。一時の玩具にするには、いいかもしれない。となれば、

「助けたくなってしまう……!」

 包囲していた男達の雰囲気が剣呑なものへと一変する。得物を手に取り、こちらを牽制した。

「旦那……やめときなせぇ。腕前には自信があるようだが、ここを逃げても追手がつきます……」

 自らも短剣を構える男に、私は口の端を吊り上げ、獰猛に挑発する。

「それは困ったな……では世界の果てまで逃避行か……あるいは皆殺ししかないようだ」

「しゃらくせぇっ!!」

 瞬時に四方から襲い掛かる盗賊達。私の自信から、相当な腕前と判断したのだろう。背後で震える娘をも狙い、私に不利な戦いを強いるその戦法は、合理的と言う他ない。
だが、彼我の戦力に圧倒的な差があればこそ、私も強気でいられるというもの。

「メテオ――アサルトっ!!」

 様々な毒薬を馴染ませたカタールを大きく一振り。衝撃波と毒風が周囲を襲う。経験と知識に基づいてブレンドされた毒のカクテルは、肌から浸透し、肺を焼き、神経を過敏にする。たちまち男達は周囲に転がり、激しく身もだえするだけになった。

「て、てめぇ……!」

 苦痛と怒りに顔を歪めながら男が睨み付ける。ひと呼吸毎に凄まじい激痛が走るはずだが、後遺症は残らないし、傷跡も、況して命に危険はないよう調整してある。毒とは便利なものだ。

「悪いが、貰っていくぞ。……駄賃だ、とっておけ」

 金貨の袋を投げ捨て、私はセージの娘を抱き起こす。腰が抜けていたらしい。自力では立ち上がれなかった。

「あ、あのっ。この人達は……」

「五分もすれば起き上がる。……どちらかといえば、お前は自分の心配をすべきだな」

 娘を抱えると、私は夜の街に溶けて消えていった。

267 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/03(月) 16:11:27 ID:zRtOvqhM
 当然だが、私はセーフハウスを用途別にいくつか抱えている。表の豪邸は言わば一般向けの張りぼてであり、真に重要なものはセーフハウスに保管するし、宮廷から敵視された場合に備えての、秘密基地的な役割を持つものもある。
そしてそのうち幾つかは廃墟や資材置き場等に偽装され、私しか所在を知らない。
私は娘を抱えながら、そんなセーフハウスのひとつに向かっていた。

「あ、あのっ…も、もう歩けますから」

 首都にありながら、人気の感じられない殺伐とした風景に不安を感じたのだろう。腕の中で娘が身をよじる。だが、元より解放するつもりなどない。

「どうした、買われる覚悟で来たのだろう?怖じ気づいたか?」

「――――っ!?」

 息を飲む。どうやら私が白馬の王子か何かだと思っていたらしい。おめでたいことだ。声色は変えたまま、脅しをかけてやる。

「命は取らん、金も支払う。特に問題はないだろう?そのためにあそこにいたのだから」

 娼婦に落ちたことを自覚させてやる。間近で愛らしい容貌が屈辱に歪むのを、私は愉悦と共に見ていた。

「わ……わかり、ました……けど、初めてだから……乱暴にしないで……」

 生娘か、ならば玩弄しがいもある。私は娘の胸を鷲掴みにすると、先端を強く捻った。

「ひっ!?んぅっ……!!」

 不意に手荒な扱いを受けた娘は声をあげようとしたが、予期していた私は素早く口を唇で塞いだ。顔を見られたが気にはしない。声色を使うのも面倒になっていた。

「お、女のひと……?」

「叫び声をあげたら殺す。わかったか?」

 呆然とする女が慌てて首を振るのを確認すると、私は口の端を吊り上げて歪んだ微笑を浮かべ、遠慮なく再び娘の唇を塞ぎ、口内を舌で犯した。たちまち身を固くするも、こちらも素人ではない。舌を触れ合わせ、歯を舐め、幾度も唇を擦り合わせて食む。やがて娘は脱力し、私に身を委ねるようになった。

 夜はまだ始まったばかりだ。

268 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/03(月) 16:18:58 ID:CyJxOnps
と、とりあえずここまで。評判よければ次書きます。

269 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/04(火) 23:23:47 ID:Px.3AiH.
いい感じだ
続き期待

270 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/05(水) 05:28:10 ID:uVRSG7VY
細かいとこまで描写されていてとても私好みですー
期待期待

271 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/08(土) 16:17:23 ID:Yh0qdVsc
素晴らしいじゃないか
わっふるわっふる

272 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2012/12/16(日) 07:56:48 ID:xibGSeHs
売春とかビッチとかヤリマンとか
最近そういう単語に無性にドキドキする

273 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/11/08(土) 04:02:11 ID:6PkbTwr6
みんなで作る小説Ragnarok ♀×♀萌エロ保管庫の避難所

ちょこちょこ覗いて荒されてるのを修正してたのですが
削除されてるページとかも出てきて見るも無残な事に…
どなたか保存してる方とか居ませんかねぇ

274 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2014/11/08(土) 04:04:50 ID:6PkbTwr6
ごめんなさいsage忘れました…
ホントごめんなさい

275 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2016/01/14(木) 01:57:12 ID:OJdHCsmg
wiki凄いことになってる

276 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2017/11/08(水) 10:03:55 ID:pjsLhAa.
テスト

277 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2019/08/04(日) 15:03:03 ID:fRHJgMJg
ぬるぽ

278 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2019/08/04(日) 15:10:09 ID:jTEsVghM
ガッ

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