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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[155:夜とカクテル7(2009/10/23(金) 23:25:00 ID:JdBGdoBw)]
窓から差し込む光が、赤みを帯びている。
私は中途半端にはだけた服のまま、くたりとシーツの上に伸びていた。傍らで、ベッドの端に腰掛けた彼女が、すっかり冷めてしまった紅茶に口をつけていた。んん、と伸びをして体を起こす。
「ねえ」
声をかけて、私は中途半端にはだけた服を脱いでいく。肘から先に纏った長い袖も、紐を解いて外す。
「何でしょう」
振り向いた彼女が、服を脱ぐ私を見てちょっと赤くなって、それがおかしかった。さっきまであんなことをしてたのに。
「どうしてあの日、誘いに乗ったの?」
私は自分の服をすっかり脱いでしまうと、彼女の袖を引いた。彼女は素直に私に向き合って、それから恥ずかしそうに目を伏せて、頬を染めた。
「実は、一目惚れだったんです。あの時」
そう言って耳まで赤くする彼女が、もうどうしようもないくらい可愛かったので、その唇に口付けた。それから、シャツのボタンを外しにかかる。
「奇遇ね、私もしたわ。一目惚れ」
シャツを脱がせて、下着も外す。彼女は大人しく服を脱がされながら、それでも驚いた顔をした。
首に腕を回して、軽く体重をかける。彼女は素直に押し倒される。
「ねえ、名前、教えてくれる?」
そう囁くと、ウイスキーの瞳を細めて、ふわりと笑った。初めて会った日みたいに。


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