【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
[154:夜とカクテル6(2009/10/23(金) 23:24:10 ID:JdBGdoBw)]
「そんな顔しないでくださいよ」
どきどきしちゃうじゃないですか、と顔を上げた彼女が、少し困ったように笑う。髪を軽く掴んで目を閉じると、身体を引き上げて望み通りキスをくれた。
「可愛い顔、するんですね」
唇を離すと、ふにふにと左手で胸をまさぐりながらそんな事を言う。彼女はさっきから一度だって、その期待で硬くなった先端には触れないのだ。
「誰かさんだって散々可愛い顔、んぁあっ、ちょ、ずるっ」
言い返したとたん、そこをきゅうっと摘まれた。びくりと身体が跳ねる。
「声も可愛い」
もう片方を口に含まれる。
「ん、ぅっ……は、っぁ……」
抑えきれず、切れ切れに声をこぼしながら荒く息をつく。左胸の先端に彼女が濡れた舌を押し付けて、ゆっくりと舐め上げる。舌と擦れ合のが良くわかって、羞恥と興奮を煽った。右胸の乳首を、掌で円を描く様にして転がされる。親指と人差し指で挟んで捏ねる。ぴりぴりと甘い快感が、背筋を抜けていく。
「ひぁっ!」
ゆるゆるとした愛撫に油断していたら、かり、と歯を立てられた。
「痛かったですか?」
少し意地の悪い目を向けて、彼女が言う。今歯を立てたそこを、赤い舌でちろりと舐める。それがひどく艶っぽくて、どきりとした。気恥ずかしくて顔を背けると、彼女が笑う気配がする。
するすると掌がわき腹を撫でて、その後を唇と舌が追っていく。さっきから腰が動いていたことは、きっとお見通しだろう。ふと、こんなに丁寧に抱かれたのはいつ振りだろうか、と思う。彼女はそこかしこに唇を落としたし、ゆっくり丁寧に触れた。その分、私は焦れもするのだけれど。
なんだか悔しくて、彼女の胸に手を伸ばして触れる。ぴくりと反応した彼女は、咎めるような目で私を見遣った。
「だめです」
手首を捕まえて、指先に口付ける。そのまま口に含んで、軽く吸われた。ちゅ、と音を立てて唇が離れる。
「いいじゃない」
「私は今まであなたの下で指をくわえて見てたんですよ。一回くらい大人しく抱かれてくれたっていいじゃないですか」
私の手首を開放すると、拗ねたように唇を尖らせて言う。
「わかったわ」
そういえば、彼女は抱かれる時にそういう意図を持って私に触れたりしなかった。せいぜい、頭を押さえつけるくらいで。腰のスリットから、手を入れられる。
「んん……」
つ、と彼女が下着の上から、指でそこをなぞる。とたん、ふっと表情が綻んだ。
「濡れてる」
その声があまりにも純粋に嬉しそうだったので、私は素直に足を開く。足の間に身体を収めて、彼女が下着を抜き取る。外気と視線に晒されるのを感じて、羞恥に顔が火照るのが分かった。
「あんまり見ないでよ」
「嫌です」
くすりと笑って、ちゅぱ、と自分の中指を舐める。期待にぞくぞくする。さらに濡れるのが分かる。
「あ、ぁっ……ふっ……」
十分すぎるほどに濡れたそこに、彼女の細い指が宛がわれて、擦り上げられる。指の動きにあわせて、くちゅくちゅと粘ついた水音がする。すご、と彼女が熱に浮かされたような声で呟く。
「っあ、んぅああっあぁっ」
ちゅぷ、と指が入ってくる。待ち焦がれていたその刺激に、私は堪えきれずに声を上げた。ぞくぞくと快感が背中を駆け上がる。意図せずにこぼれた涙が、目尻から髪の中へ落ちていった。
「はっ……んぁ、はぁっ……」
彼女の細い指は、それでも確かな存在感を持って私をかき回す。ゆっくりと抜き差しを繰り返すだけだったけれど、私の身体はじりじりと熱を溜めていく。
「増やし、ますよ」
は、と息をつきながら彼女が言う。彼女も興奮しているのだと思うと、少し嬉しい。
「ん、ああっ、ちょ、なん、あっ、ふあぁああっ……!」
突き立てられる指が二本になるのと、恥ずかしいくらいに充血していた突起を彼女が口に含んだのは、ほとんど同時だった。一気に持っていかれそうになる意識を、必死で繋ぎ止める。指が突き入れられて、かき回し、弱いところを的確に探してくる。その度にはしたなく水音が響く。私はぽろぽろと涙をこぼしながら、体を震わせてひたすらに声を上げた。思わず足の間に埋めている彼女の頭に手を伸ばす。柔らかな髪に指を通すと、ぴちゃぴちゃと音を立ててそこを舐めていた彼女が顔を上げる。
「いい、ですよ」
いっても、と肩で息をしながら悲鳴じみた声を上げる私に向かって言った。そう、言ったような気がした。
「あ、っああぁっ、だめっ、も、っあああっ!」
彼女が探り当てた弱点を突いた。突起を舐め上げた。私はぶるぶると震えながら、背中を弓なりにして、泣きながら、果てた。
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