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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[198:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2010/02/17(水) 19:09:39 ID:/stiDTr2)]
 あの出来事の後。
 ふと気がつくと、私はシエルさんに抱き締められていた。
 さらさらと、頭を撫でられている。
 …何か、気持ちいい。
「あ、気がついた? おはよう」
「…お、おはようー」
 いつも通りの朝、いつも通りのベッドの中。
 いつもと違うのは、何か二人とも裸で寝ている事。
「………っ!」
 そこまで考えて、昨日の夜の出来事が鮮明に思い出された。
「ふふっ、昨日のリコ、可愛かったー」
「…ううっ…」
 恥ずかしくて逃げ出したい気分になったのだが、シエルさんにしっかりと
抱き締められていてそれも出来ず。
 …と、思っていたら。
「どうだった、私の『おとっとき』?」
「え? え、えーっと…」
「私のおとっときだから、レイルさんにはナイショね」
「は、はぁ…」
 どう答えていい物か困っていると、シエルさんはさらに追い打ちを掛けて来た。
「ちゃんとナイショにしていたら、またおとっときしてあげるわ」
「…え、えええっ?!」
 シエルさんは焦っている私を見て、ぱちっとウィンクして来た。

(と言うか、そんな事恥ずかしくて言える訳ないじゃないっ!)
 レイルさんの顔を見た瞬間、その事を思い出してまともにレイルさんの顔が
見れなくなってしまった訳で。
「ま、いいか。取り敢えずリコの転職祝いの第2部、やろっか?
 プレゼントもちゃんと買って来たし」
「そうですね。ね、良いわよね、リコ?」
「あ…う、うん」
 何か、すっかり主導権奪われっぱなしな訳ですが。
(…ま、いいかぁ)
 それでもまあ、シエルさんの事を好きなのに変わりは無い訳で。
 惚れた弱みがどーのこーの、と言う言葉が頭に浮かびながら、
居間に向かって行く二人を私は追いかけて行った。


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