【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
[78:lily love(2009/01/27(火) 10:34:34 ID:f8uD9o0U)]
覚醒すると、目を閉じ眠っているぴーちゃんの顔が視界の全てだった。
同時、寝床とは異なる触感と温かさが直接全身に密着していることに気付く。
布団に包まれてベッドに二人、寄り添ってお互いをかき抱き、足を絡め合って……。
目の前の彼女の柔らかな寝息が胸元に当たっていることに気付くと、
この状況に至るまでに長々と交わしていた淫靡な行為の記憶が蘇るのと相まって、
卒倒するかと思うぐらい再び血流が上昇してしまう。
落ち着け、落ち着けっ。
そして事の顛末を思い出した――。
彼女を起こさないように裸で深く抱き合ったその姿勢を維持しながらそれを想起するのは、かなりの精神的苦行であった。
もしかしたら私は悟りを開けるかもしれない。
つまりはえーと……そう、二人で研究したのであって、それで何が得られたかってことよね。
からかう――結果的には襲ってしまったが――建前を立ててしまった以上、
ちゃんとその答えを用意しておかなければならない。
体を合わせて二人、心も通じ合った先に見えたそれはきっと…。
胸の奥に芽生えている暖かさを噛みしめる。
ありふれているからこそ、そこに真理があるのかもしれないわね。
これから二人で一歩ずつおそるおそる確認しながら進んでいこう…。
そこで思考を止め、目の前の大事なものをきゅっと抱き締めると、反応するように小さな唇はごく小さくつぶやく。
私は全神経を彼女に集中しているので当然その言葉を聴き取ることが出来る。
「せ…ちゃん……す…」
き。
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