【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
[77:lily love(2009/01/27(火) 10:29:59 ID:f8uD9o0U)]
とは言っても、ぴーちゃんはかなりの奥手なので、少しずつ慣れていってもらうしかない。
されている本人としては、なされる事の全てが未知で恐いものなのだから。
まずはソフトにつ、つ、と腕を緩やかに登ってはふと折り返しをする――だけでぴくぴくと小刻みに揺れた。
――感度が良いならなおさら丁寧にしないといけない。
「綺麗なお肌で羨ましい…。何かいいもの使ってるんです?」
「べ、別に何も……っ」
「そーですかー。元々なんですねー。ちょっとずるいんじゃないですかあ」
やや丁寧にする気が失せた。
大胆に円を描くように、時に押し込んでは肉の感触を、時に引いては滑らかなその肌を、堪能する。
人に触ってもらえば腕だって意外と敏感になったりするもの。
不意の刺激で時折吸う息が止まったり、湿った吐息を漏らしたりしている……か、可愛いっ。
私は朱の差し始めたそのたおやかな腕を肌を掌と指とで存分に味わい、
彼女は初めて、他者の淫らな意志をその身で直に味わわされている。
なんとか堪えようとしているみたいだけれど… 無 駄 ね。
「みんなが知っていることを、まさかぴーちゃんだけが知らないままじゃないですよね??」
我慢するってことは、感じているってこと。
徐々にその肩を登る、肉体を興奮させようとするこのどうしようもなく性的な愛撫は、
それが誰にも触れさせたことの無い様々な箇所に近づかれる恐怖と、確信と、潜む好奇心を彼女に与えているはず。
今受けている感触が、避けようも無く全身を蝕むことになると気付かせながら、私はその過程をじっくり楽しむのだ。
肩の稜線をなぞるように狐の下に手を差し込み、細くか弱い首筋でつつぅ…とゆっくり5本の指を収束させると、
「………ぁっ」
絡めていた手がきゅ、と握られ、彼女はとうとう声を漏らした。
キッと刺激に耐えていた表情が切なく解かれた瞬間、なんていやらしい――と、思った。
きっと物凄いぞくぞくきちゃったんだろな。そう、私もすごいゾクゾクする。
もっともっと、してあげたい。
うなじ、みみたぶ、おとがい、ほっぺ、隈なく優しく執拗に、まだ、まだ、触るわ。
(それにしても、首が弱いから狐を巻いているからなのか、狐を巻いているから首が弱くなったのか、気になる所である)
「―――っ―――うぅんっ」
狐の毛皮の中で触手が蠢くやすぐさまさっきより大きな――それはもう嬌声とすらいえる――声が再び漏れた。
恥らってまた抑えようとしたって、一度穴の開いた盾はもうその役目を果たさない。
貫かれれば脆くなり、脆くなったそこから、更に容易く激しく貫かれる。
ほら、あえなく上がってしまう声の回数が増えてきて、艶は濃くなるばかり。
もう実験なんて建前を忘れてそのまま襲ってしまいそう……っ。
サキュバスの乗り移った魔手が、汚れなく豊かに育まれた胸へと矛先を変えたその時。
「――ひ、一人で検証するから、だ、大丈夫だから…っ」
まった2回目が入りました。
ちょっと焦りすぎたかしら――でも、頭では解っていても体が勝手に動いてしまうのを、どうやって止められようか?
深化する行為に慣れる間もなく次々と蹂躙されゆくぴーちゃんの、一度は受け入れた心と体は脆く、
私を押し退けようとするその力も声は、とても弱弱しくて…あぁ、いじめたくなる。
「それでも結局一人じゃ研究にならないですよ。だから今こうやって一緒に検証してるのに――私に恥かかせるんです?」
「そ……そゆ、わけじゃ、ないけど――っくぅ」
苦し紛れの逃げ口上だなんて、言えば言うほど自分を追い詰めちゃうのに。
あれこれとされすぎて、それも分からなくなるほど頭の回転が鈍っているってことね。
言いながらも決して手は止めず、鎖骨の薄く過敏な皮膚を伝いながら、丘をゆるゆると這い回り刺激を与え続ける。
腕や首ですら声を上げるほど悶えさせられたそれが今度は胸に与えられるという、いわばカウントダウンである。
「そもそも挫折は研究者の名折れって、さっき自分で言ってたじゃないですか」
「――そ、そうね。そうだったわ」
もうこれで確実に追い詰めたと確信した私は、絡めていた手を解いた。
これまでじっくり焦らして(私も焦れていて)下げたDEFに対して、2倍になったATKをお見舞いである。
「ほんとぴーちゃんは忘れやすいんだから……」
「そ、そんなこと無――っっっ!」
背後から両手を回し、量感溢れる二つの乳房を覆うように包みながら、その頂上を指の腹でさすり始める。
柔らかな肉をくるんだ服の内側でひっそりと、僅かに身を固くしてしまっていた恐がりなそれは、
見つかり触れられた刺激に敏感に反応したらしく、隠れていた布を押し上げみるみると固くせり出す。
あまりに臆病なこの子達、ねちねち絡んでやればそれだけでますます強張ってしまうだろう。
「んぅっ――ぁっ、あるかも、しれない、わね」
…ん?
シナリオどおりに進んでいたはずの展開としては、想定外の言葉が飛び出した。
興味を惹かれ思わず手を止め、言葉の続きを待つ。
「はぁっ…上手く出来なかったからといって、恥ずかしい行為として見ないことにして、忘れたってことは、
今思えば挫折だったのかも――ううん、挫折、ね」
呼吸の整わないままでも喋ろうとする――意志。
「で、でも、途中で挫折しちゃうのは良くない・・・わよ、ね?」
一息ついて――
「私も、貴女も」
――あぁ、なんということか。
ぴーちゃんは、ただ堕とそうとしていた私と違って――研究に困るという私のことも、考えていてくれた。
一緒に腰掛けていたベッドにぽふと横たわると、私に対して自分を守るようにそっぽを向いていた脚を、おもむろに……。
「私はどうすれば分からないから……せーちゃんの好きにして―――ください」
私の目に入ってきたのは、魅惑的な太もものその間、淫靡なそこを一枚はらりと覆う前掛けと、
その格好は猛烈に恥ずかしいに違いない――儚く目を伏せ図らず艶美に昇華した吐息の、ぴーちゃん。
彼女は、私に教えてもらう立場だってことを、言葉と体とで示してくれたのだ。
こんなに理不尽な目に遭っているのに(私のせいだが)、健気で律儀で…。
そんな娘を、私は、どのようにして啼かせてやっても、いい――。
そう 理解するや 私は 頭に 血が 昇っ――――
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