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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目

[1:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2007/11/20(火) 23:22:39 ID:fIjeelgU)]
このスレは、萌えスレの書き込みから『電波キタ━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ッ!!! 』ではない
萌えでなおかつえちぃ描写の含まれる自作小説の発表の場です。

【重要】
18禁レートのスレッドは<<sage進行>>でおながいします。
(ageてしまった場合にはメール欄にdameと入力して書き込みましょう。一番下に下がります)

基本的ルール
・ マターリ厳守
・ 荒らしは完全放置。
・ ROまたは小説と関連のないネタで盛り上がるのはダメ。
・ コテハン叩きも、スレの雰囲気が荒れるからダメ。
・ コテハンの人も、荒れる元になるので暴走したりしないように慎重に発言しましょう。

ローカルルール
・ 萌えだけでなく燃えも期待してまつ。
・ このスレでの『えちぃ』基準は、「手淫」(オナーニ)だとか「目合い」(セクース)だとかのレベルでつ。
・ 特殊ジャンルは苦手な人もいるということを考慮してやってください。
 (タイトルに明記するとか、配慮を)
・ 催促はやめましょう。
 (絵、文を上げてくれる人は自分のプレイ時間を削って上げてくれてます)
・ 感想は無いよりあった方が良いです。ちょっと思った事でも書いてくれると(・∀・)イイ!!
・ 文神を育てるのは読者です。建設的な否定をおながいします(;´Д`)人
・ 文神ではない読者各位様は、文神様各位が書きやすい環境を作るようにおながいします。
・ リレー小説でも、万事OK。

リレールール
・ リレー小説の場合、先に書き込んだ人のストーリーが原則優先なので、それに無理なく話を続かせること。
・ イベント発生時には次の人がわかりやすいように。
・ 命の危機に遭遇しても良いが、主人公を殺すのはダメです。

板内共通ルール:
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1063859424/

みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説保管庫(Wiki):
ttp://f38.aaa.livedoor.jp/~charlot/pukiwiki2/pukiwiki.php

前スレ:
【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十六冊目
ttp://www.ragnarokonlinejpportal.net/bbs2/test/read.cgi/ROMoe/1176575956/


[27:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/02/17(日) 22:03:23 ID:21AD7LH2)]
君の声2

「こっち!こっちだよ!」

苦し…もうダメ…

「頑張って!あいつらから逃げなくっちゃ!」

けど、もう走れないよっ…

「ホラ、走って早く!」

あなただけでも先に…!

「馬鹿!何言ってるの!?アタシがそんな事するわけないでしょ!」

でも…でも…!!


ドサッという鈍い音に驚いて、私は身を竦めた。
目を開けると、柔らかなクリーム色をした天井が見える。
一瞬状況が掴めず、ぼんやり辺りを見回す。
ここはプロンテラの小さな宿屋だった。
室内は落ち着いたクリーム色で統一されていて、
小さいけれど清潔感があり、宿代が安い上に、ご飯が美味しい。
私はここが気に入り、ずっと使わせてもらっている。
お風呂のお湯が溜まるまで時間があったので、今日の狩りの収集品の整理をしていたのだが、
どうやらうたた寝をして椅子から転がり落ちたらしい。
頭がはっきりしてくると、身体中が鈍い痛みに襲われた。
その痛みを感じながら、寝転がった体勢のまま先程見た夢を思った。
あの時の夢…
私は目を固く瞑る。
あの時、私が誰かに助けを求めてたら彼女は…
私が足を引っ張らなければ、あんな事には…

「…大丈夫か?」

私をそっと覗き込む影。
ふわふわの茶色の毛皮と白い襟巻きを身にまとい、頭には前方に丸く曲がる角が生えている。
身体の大きさに似合わないぐらいの大きな鎌を両手でしっかりと握りしめながら、くりくりとした丸く赤い眼で私を見下ろしていた。
彼女から託された魔物の子バフォメットJr.のリゼル。

「あ、コラ!髭を触るでない!」

私は手を伸ばして、リゼルの顎の下の白い髭を引っ張った。
怒っている言葉を無視して、指を移動させて喉を撫でる。
しばらくすると、リゼルからゴロゴロという音が聞こえだした。
目を瞑ってる様は、まるで猫みたい。
私はつい最近まで、モンスターが怖くて狩りが出来なかった。
異常な程モンスターの影に怯えていたからだった。
今から考えると、何故そこまで怖がってたのかがわからない。
モンスターを見るたびに彼女の姿、彼女の声、あの時の空間…
そんなものがフラッシュバックのようによみがえった。
狩りが出来ないと、生活が出来ないし、自分の夢にも近付けない。
喋れない私は、声を出せずに泣くしかなかった。
けと、そんな私を変えてくれたのが、彼女が残したこの子だった。


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