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【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目

[39:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/02/27(水) 17:56:59 ID:E13uF0yw)]
ふと鈍い攻撃音に気付く。
歩いている前方を見ると、シルクハットを被った一人の男プリーストが立っていた。
こんな所にプリースト…?
私は不思議に思いながらすれ違う。
重そうなチェインが的確にミストケースに叩き込まれていた。
どうやら殴りプリーストのようだった。
しかも、ミストケースの全ての攻撃をいとも簡単に避け、素早く重い攻撃を仕掛けている。
腕の中にいるリゼルは、殴りプリーストを見た事が無いらしく、身を乗り出してその戦闘の様子を見ている。
私もあんな風に強くなれたらなぁと思いながら、歩き去ろうとしたが、ふと立ち止まった。
どこかで見た事があるような気がしたからだった。
くるりと後ろを振り返る。
男プリーストは、丁度ミストケースを倒してドロップ品を拾っていた所だった。
その男プリーストがこちらを振り向き、私を見て驚いた顔をした。
あぁ、昨日時計塔にいた人だ。
私はその驚いた顔を見て、昨日の事を思い出した。
金髪の素敵な女ウィザードと一緒に居た人。

「ブレッシング!!」

「速度増加!!」

そうそう、昨日も支援をかけてくれたなぁ

「後ろ!」

後ろ…?
お礼を言おうと口を開きかけた時、グイっと何か強い力で服を引っ張られてよろめいた。
何事かと慌てて後ろを向く。
そこには氷の毛皮をまとった仔犬が唸り声をあげながら、
私の服の後ろから垂れ下がる赤い紐に噛みついていた。
ハティベベ…!
その仔犬は小さいながらもかなり力が強く、私のレベルではとても敵わない。
ハティベベの攻撃方法は、体当たりをしかけてくる事だが、
そんな硬い氷の毛皮をまとった塊が飛び付いてきたらたまったものじゃない。
逃げようと身体を動かしたけど、ハティベベは紐にがっちり食い付いて離そうとしなかった。
体当たりを受ける覚悟をした瞬間、リゼルが腕の中から飛び出し、
ハティベベの鼻先に噛みついた。

「キャンッ!」

ハティベベは泣きそうな悲鳴をあげ、口から紐を離す。

「こっちに!」

駆けつけた男プリーストに手をグイっと引っ張らる。

「ホラ、走って早く!」

心臓が跳び跳ねたような気がした。

『ホラ、走って早く!!』

空気がとても冷たく感じ、グラリと視界が歪む。
一年前のあの時の彼女の声が頭に響いた。
あの時の彼女と同じセリフ…

「こりゃ狩り諦めて帰るかぁ」

呆然として動こうとしない私を見て、男プリーストが呟いたが、私にはその言葉は届かない。

「ワープポータル!!」

男プリーストは素早く詠唱を唱え、メモをした場所ならすぐに移動出来るスキルを出した。
人が一人乗れる程の大きさの光が地面に現れ、
私は背中を無理矢理押されるようにそのポータルに乗せられる。
背後には、私達を襲おうとするハティベベを牽制しているリゼルがいた。

「仔山羊も早くー」

「誰が仔山羊じゃあああ!」

リゼルが叫びながら私の腕の中に飛び込んできた。
リゼルの暖かさを感じて、私は我に返った。
その瞬間に風景が一転する。
雀の賑やかな声が聞こえ、優しい木々の葉の擦れる音が聞こえる。
見た事のある街並…
プロンテラの一角だった。
辺りには人がいない静かな場所。
後ろを向くと、男プリーストが丁度溜め息をつきながらポタールから出てきた所だった。
何か考え事をしているようだった。
私が取り乱さなければ、この人はまだあそこで狩りが出来たのに…自分の未熟さが情けない。
謝ろうと口を開きかけたが、男プリーストの様子がおかしい事に気付き、口を閉じる。
腕組みをして、片方の手を口元に持っていき、私の目線より下を見ている。
怒っているのかな…

「セージのさー服の構造ってどうなってるの?」

男プリーストそう言いながら手を伸ばし、私の腰布の前を半分程めくりあげる。
私は文字通り、声にならない悲鳴を上げた。


>>30さん
わっかの表現というか、♀セージの一番の特徴があの赤い紐かなぁと思ったので、(よく動きますし)
書いてたのですが、ちょっと強調しすぎましたねorz

>>31さん
感想ありがとうございます。
何度書き直しても、色気が出ない・・と悩んでたのですが、
えちく見えてよかった〜


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