【18歳未満進入禁止】みんなで作るRagnarok萌えるエロ小説スレ 十七冊目
[44:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2008/05/05(月) 16:03:07 ID:csCyXClk)]
お酒を注いでくれていたウォッカという人が、飲み過ぎている私を見かねて止めてくれたが、
私はその人に喰ってかかった。
そこまでは覚えているのだが、その後の記憶がすっぽりと抜け落ちていた。
一体どうなったら、見知らぬ男と一緒にベッドで寝る状況になったのだろうか…
横目でチラッと男を見た。
男と目線が合う。
「大丈夫か?」
目線が合った見知らぬ男は、私に笑いかけてきた。
その顔を見て、悪い奴では無さそうだと判断をする。
私は少しずつ落ち着いてきた。
「で、悪いんだが…貴方は誰だ?」
私は問いかけた。
本当に全く、欠片も思い出せない。
思い出せない事が不安に繋がる。
私は殆ど裸だったからだ。
「え…何にも覚えて無い?」
「覚えてたらこんな問いかけはしないぞ。」
男はベッドから起き上がり、頭を掻いた。
「昨日さ、お嬢ちゃん天津で酒飲んでたじゃん。
それで、余りにも飲み過ぎてたから、俺が止めに入ったんだけど…」
男が部屋の端の方を指差す。
「止めに入った途端、盛大にドバーっと。」
男の指差す方を見ると、洗濯された後の白いシャツとジーパンが干されてあった。
私のハイプリーストの法衣もかかってある。
服装の感じからして、ブラックスミスの物のようだった。
しばらくそのドバーっと言う言葉の意味を考え、理解した途端に私は青ざめる。
酒を飲みまくって酔っ払っい、止めに入った人に迷惑かけた上に、
その人の服に吐くとは…
「その…申し訳ない!」
私はベッドから起き上がり、すぐに謝る。
「いいえ〜おかげでいいものが見れたし」
男がニヤニヤと私の身体を見下ろしている。
私はとりあえず、近くにあった灰皿を投げつけた。
男はロゼと名乗った。
元彼と同棲してた私は宿を失ったのだが、ロゼに泊まる所が無いと伝えると、
自分の部屋を提供してくれた。
ロゼはあまり詳しく聞こうとしなかったので、それが私にはありがたかった。
元彼に追い出されたなんて情けなくて言える訳が無い。
ただ、毎晩同じベッドに横になって寝るのは複雑だったが…
ロゼとはレベルが近かったので、二人でよく狩りに出かけた。
最初は連帯がばらばらだったが、少しずつ息が合うようになってきた。
狩りをしながら、二人ではしゃいだり、冗談で悪口を言い合ったりしてとても楽しかった。
そして夜は、一緒のベッドで眠る。
この関係は一体何なのだろうか。
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