【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6
[20:高慢なジプシー(2014/01/03(金) 01:07:16 ID:embuvv8A)]
さて、遅くなってしまいましたわね。
うさぎの人が何かしたいようでしたし、書いてみましょうか。
>>12
「つまりこのバスケットを部屋に置いておけば毎日チョコレートが送られてきますのね」
12から渡されたバスケットを両手で掴み、しげしげと見つめながら確認する高慢なジプシー。
バスケットは両手で抱えるほどの大きさで一見して特に目立ったところはないが、底には魔方陣が描かれて
あり、魔法道具であることがわかる。
「・・・チョコレートも魅力的ではありますけど、このバスケット自体も魅力的な一品に見えてきますわね」
「前に転送道具を作っていた時の失敗作だけどさ、折角だし利用しようと思ってね。
世の中何が役に立つのかわからないものだね」
高慢なジプシーの言葉に、大したことがないという風に答える12。
高慢なジプシーは再度バスケットに目をやり、
(チョコレート食べ放題・・・本当でしたら一度試してみてもよいですわね。
あぁ、別にわたくしほどにもなればチョコレートくらい食べても大丈夫ですけど、リスクはないことに
限りますからね、ええ、そうですわ、試食くらい受けてもよいですわね)
心の中で誰にともなく言い訳するように考えると、
「ええ、いいですわよ。くすくす・・・このわたくしがチョコレートを試食して差し上げますわv
わたくしの舌は厳しいかもしれませんが・・・v」
「あぁ、ありがとう、じゃ〜明日からお願いしようかな。
部屋に置いておいてくれれば、こっちからあとで転送しておくよ」
「ええ、わかりましたわ」
二人は言葉を交わし終えると、高慢なジプシーは12から受け取ったバスケットを両手にそのまま部屋へと
運ぶのだった。12の狙いに気づくこともなく――――
前日にそんなやり取りをして現在――――
12から受け取ったバスケットは高慢なジプシーの部屋のテーブルに置かれていた。
中には12から聞いた通りチョコレートの真っ黒な塊が転送されて中に入っていた。
「これは・・・悪魔のケーキですわね」
バスケットの中の石炭のような真っ黒なチョコレートケーキを取り出す高慢なジプシー。
一目で高カロリーの一品とわかるほどのそれを皿に乗せると、フォークを突き出して一口食べ、このために
準備していた紅茶を喉へと流す。
「はぁぁ・・・♪イイっ♪ですわねっ・・・くすくす、久しぶりにこのようなものを食べますわ」
甘さとかすかに舌に残る苦味に満足したのかうっとりとした表情を見せながら、残りのケーキにフォークを
走らせていくのだった。
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