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【18歳未満進入禁止】弓職&踊り子命令スレ Part6

[41:高慢なジプシー(2014/07/19(土) 09:06:28 ID:qzgXP24w)]
久方ぶりになってしまいましたわね。申し訳ないですわ。
くす・・・もう誰も待っていないかもしれませんが、コラボ命令を書き上げましたわ。
結構長くなってしまいましたわね。
――――――――――――――――――

>>27

「なにそれーw」
宿の食堂で二人は飲み物を片手に雑談に興じていた。
「そんな愛好会、わたしは聞いたことないけど、ペット宥めるくらいならいいんじゃないのー」
ストローを咥えながらあどけなく言う、クセっ毛気味の頭をしたクリエイター。
「それにさ、応援もいるなら大丈夫だよ!」
「まぁ、そうなのですけどね。ただの人型ペットの世話と聞いていますが、わたくしとしてはペットのお世話くらい
 飼い主で責任もって欲しいものですわ」
対面の高慢なジプシーは紅茶を飲みながら答える。
元は酒場の踊り子とそのファンの間柄だった二人は、些細なきっかけで知り合い、今は時にはこうしてお茶を
飲んだりする仲となっていた。
既に時刻は昼を過ぎており、ピークを過ぎた食堂は人もまばらな様子で、そんな中、高慢なジプシーは先ほど
依頼された内容について友人のクリエイターと話していた。
「そうだねー。きっとペットにも人気そうだ!」
「・・・・どういう意味ですの?」
「なんとなくーw あ、そうだ」
そういうとクリエイターはごそごそと荷物から服従の腕輪を取り出す。
「イシス用だけど、余ってるからこれあげるー」
「あげるって言われましても・・・効果ないんじゃありませんの?
 それにジルタスとサキュバスは複数いるようですから多分二つじゃ足りませんわよ?」
「念のためだよ念のため。いらないから持って行ってよぅ」
「・・・・本音が出ましたわね」
呆れながらもクリエイターから首輪を受け取る高慢なジプシー。
「それにしてもそんな愛好会なんて聞いたことないなー。探してわたしも入ってみようかな?」
「くすくす、ペットとして入るんですの?」
「違うよ!」
そんな会話を交わすと依頼の時刻が近づくと高慢なジプシーは席を立ち、
「では、ちょっと行ってきますわ」
「いってらっしゃいー」
クリエイターの軽い言葉を受けながら、依頼の場所へと向かうのだった。

27の依頼を受け、桜アクビは指定された場所へと赴いていた。
(30分ほど遅れてしまいましたわ)
教会の事務処理に手惑い、想定より時間のかかった彼女は慌ててある家に到着する。
そこには依頼主である27が彼女を待ち受けていた。
「申し訳ありません。時間より遅れてしまいましたわ」
開口一番に謝罪をする桜アクビ。
「問題ない。もう一人は既に到着しているから、このまま合流してくれ」
それに気を悪くすることもなく27は答え、彼女を一室へと案内する。
「数が多くて今回のためにここを借り受けたんだが、生憎世話役の人間はいないから、しばらくは君たち
 二人でここでペットたちの相手を頼む。
 食料とかはペットフードから色々用意してはあるから好きに使っていい」
案内を受ける住宅はそこそこ大きな作りになっており、屋敷と言っても差し支えない広さだった。

やがて案内されたその場所は、屋敷の中心に位置する吹き抜けの広いロビーになっていた。
部屋には毛の長い絨毯が敷かれてはいるが、調度品はほとんどなく、ところどころにソファーとテーブル、
時計があるだけの簡素なものだった。
ロビーには2階より上に進む階段が両端にあったが、それより桜アクビの目を引いたのは、ロビーの中心に
あるソファーに腰掛け、何かを話している黒髪の女と、その前に座るサキュバスやジルタスの群れだった。
サキュバスやジルタスは事前にキューペットとして人に従うようになっていると説明を受けていたが、その数
合わせて20ほどとは思っていなかった桜アクビは内心驚いていた。
部屋が広いせいで多少インパクトは下がっていたが、やはりここまでの数が揃うと圧巻で、よく見れば
個体個体で顔付などに違いがあり、それぞれが人の目を引く妖艶な雰囲気を漂わせていた。
そんな彼女たちに、
「〜〜〜〜の化粧品とかもよいですわよ。お肌に浸透するのはもちろん、香もわたくしは好み――――」
化粧品や服の話をする黒髪の女――――高慢なジプシー。
聞いている方も満更ではなく、興味津々と言った様子で、
「えーv そんなのあるんだーv」
「やっば、わたしもっと人間を魅了できそうv」
「人間の作るものもいいものあるよねーv」
「やはり人の好みを知るのも面白いな」
「不敬にも私を飼っているものに、私の美貌の素晴らしさを享受させてやるもよいな」
まるで女学生のような姦しさだった。
(これならわたくしもやっていけそうですわね)
その様子に安心感を抱く桜アクビ。
「君たち、もう一人の世話係だ。しばらく一緒に頼むよ」
それだけ言うと27はその場を後にする。
後に残された桜アクビと高慢なジプシーは互いに簡単に挨拶を済ませると、どことなく似ている二人は
すぐ意気投合する。
「何でも人のお洒落とか好みとか、そういう話を聞きたいみたいですわよ」
「意外と世俗的なことをお話ししているんですね・・・やはり女性ということなのでしょうか。
 わたくしにも是非そういうお話を聞かせてくださいませ。」
高慢なジプシーが今の状況を説明すると、教会に属して退魔の任務をこなす桜アクビも、世俗とある意味
離れた生活のため、そう言った知識に目を輝かせる。
「くす・・・ええ、構いませんわよ♪」
高慢なジプシーは伊達眼鏡の奥で不敵に微笑みながらそれを快く承諾すると、また話を続けるのだった――――


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