【18歳未満進入禁止】総合命令スレ25【inハァハァ鯖】
[48:退魔RK母娘(2014/08/30(土) 23:09:53 ID:1783exQI)]
>>46様
プロンテラ内のとあるカフェ。
そのテラス席にルーンナイトのネリーと一人の記者が座っている。
「お忙しい中ありがとうございます。それでは、本日はよろしくお願いします」
記者の>>46は一礼すると、大きめのメモ帳を取り出した。
「こちらこそ。内部広報以外の取材を受けるのは初めてでな…いろいろ至らぬ点があるかも知れぬがよろしく頼む」
礼を返すネリー。
「それではさっそく…」
「ああ、そちらが期待するような浮いた話はないぞ」
先んじて口を開くネリー。
「あはは。いきなり核心部分否定されちゃいましたね。コレは困った」
と、思いつつ、そんな訳あるかいな、と思う>>46。
彼女ほどの『上玉』にそんな事がないはずはない、と彼は確信していた。
肩まで伸びた、絹の如き艶やかな光沢の黒い髪。
肉体に実る、程良く膨れた肉果実。
ガラス製のテーブルに視線を落とせば、スリットから覗く引き締まった太股。
これを男が放っておかないはずはない。
それが彼の見解だった。
「ちなみに、夏休み自体は?」
「ああ。娘と過ごしていた」
ネリーは答える。
「お嬢さんと、ですか。確かお二人はほぼ固定コンビで動いておられるそうですね。どちらかに狩り?」
「すまん、軍機だ」
「任務でしたか」
「ああ」
任務と言っても、本当は娘と共にお偉方の玩具になってただけなのだがな。
心の中で付け加えるネリー。
「…どうされました?突然溜息なんて」
突然の彼女の行動に驚く>>46。
「い、いや、色々とな…」
(人間に良いように扱われたり、魔物弄ばれたり…いかに三次職といえども体が持たぬ)
ネリーは思った。
魔族に連れ去られた人間が、人ならざる外見を併せ持った赤子を連れて戻ればどうなるか。
彼女を守るために自分が、そして彼女自身がどれだけ苦労をしたか。
恐らく目の前の彼は知らないだろう。
いや、知っていれば、こちら側の人間ではない限り既にここにはいないはずだ。
「娘には、危険な仕事はさせたくなかったんだがな」
「…心中お察しします」
彼も所帯持ちなのだろうか、深くうなずく>>46。
「ですが、嬢さんも隊のエースだとお聞きしております。ですが、あまり表には顔を出されませんね」
「私の方が例外なのだ。あの子も含め顔が知れ渡るといろいろとまずい事もある。それにあの子は広報ではないからな」
ネリーは言う。
「恨まれることも多い仕事だ。名無しであることに越したことはない」
「…ですね。職は違ってもよくわかります」
苦笑する>>46。
その後も、和やかな空気の中でインタビューは続けられた。
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