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【18歳未満進入禁止】聖職者命令スレ Part18

[8:訳あって戦乙女な少年司祭レイリとヴァレー(2021/05/13(木) 00:09:34 ID:gFQVNwRE)]
 続きです

 「良くない混ぜ物が入っている」
「え?」
「ちょ…」
 ジェダの言葉に、3人顔が蒼白になる。
「案ずるな。命を取るようなものではない」
 そうだったら儂とて吐き出しておる。
「あ、ああ…」
 ジェダに諭され、平静さを取り戻すヴァレー。
「濃厚なバナナの香りに隠れているが、レモンピールに似たアルコールに近い臭気がする…」
「あ、本当だ。なんとなくですが、苦そうな匂いが…」
 レイリが言う。
「この店の売りは、ウンバラ産の最上級バナナのみの使用と、添加物不使用だったな」
「り、リリィナさん?」
 ヴァレーが彼女を見る。
「落ち着け。瓶の蓋を封じていた蜜蝋は本物だ。おそらくは店の者による行為だろう」
「あ、あんな有名店でそんなことをする人が…」
 レイリが驚愕する。
「てことは、爺さんと会うことを知っていたか、あるいは彼女が狙い…なのか?」
 ヴァレーが言う。
「ふむ。リリィナ君。この店はよく使うのかね?」
「はい。頻繁ではありませんが…」
「うお、流石上級騎士…」
 リリィナの答えに戦くヴァレー。
「ふむ。では、今日の予定を知っている者は?」
「姉くらいですね…ただ、普段と違って複数個を持ち帰りで注文しました」
「ふむ…ならば愉快犯であろう。あるいは、君の失墜を狙う輩か…」
 顎に手を当て考え込むジェダ。
 姉妹そろって高級将校が集まる研究会への参加を打診される程度の才媛である。」
 愉快犯の可能性が高いが、これに妬みが絡めばこれで終わらない可能性は高い。
「な、なあ爺さん…これ…何が混じってるんだ?」
「ん?ああ、興奮剤の一種だ。アルコール臭は理性を弱めるために安酒を添加しているめだ。バナナの香りで隠せると踏んだようだが、詰めが甘いな」
「く、詳しいな爺さん」
「知り合いに毒の専門家と薬の専門家がいてな。護身のため教えを受けた。それに、本気で殺すつもりなら匂い立つような物は添加しない。そうであろう?」
 そう言って部屋の隅、誰も居ない空間に声を掛けるジェダ。。
「!」
 彼の行動を見て、とっさに剣を手に取るリリィナ。
 だが、そんな彼女をジェダがハンドサインで制止する。
「『調査』を」
 呟くように指示を出すジェダ。
「かしこまりました」
 そこから聞こえるハスキーな女性の声。
「…調査の結果待ちだ…あとは」
 あの店は部下達の間でも評判なのでな。
 ジェダはそう言って溜息吐いた。



「…あ、あの…旦那様?」
 喫茶室の床に跪きジェダを見上げるレイリ。
「なんだね?」
 赤い煉瓦の壁を背にするジェダ。
「おまえ達の上気した顔を見ていたら、こちらまで当てられてしまった」
 ジェダは言う。
「しょ、しょうがねぇ爺さんだな…客人の前だぞ?」
 彼の隣に跪き、あきれた表情を浮かべてるヴァレー。
「ふむ。そうだな」
「わ、私にはお構いなく…あの…お先にどうぞ」
「あ、ああ」
 顔を赤らめ促すリリィナを見て、事情を察するヴァレー。
「お客人は君たちの奉仕を見るのがお望みのようだ」
 ジェダは言った。


 その横顔は少女そのものであった。
 カプラ職員の装束をまとい、主の足下にひざまずく2人を身ながらリリィナは思った。
「失礼します」
 レイリは緊張と、かすかに怯えた表情を浮かべつつ主の衣類に手をかける。
 一方ヴァレーは諦観の顔を浮かべている。
 レイリが組み紐を解いてからズボンの中に手を入れ、つたない手つきで文字通り逸物をを引きずり出す。
 薬の影響もあり、臨戦態勢が整った体格相応のそれが姿を現した。
「………」
 いつぞやの夜を思い出し、のどを鳴らすリリィナ。
「儂は、こう見えて独占欲が強いのでな」
 足下にひざまずく2人の頭をなでながらジェダは言う。
「い、いえその…ジェダ様のお相手を寝取ろうなんてその…そりゃ…確かに興味はありますが…」
「正直でよろしい。では『彼女』達が誰のものかをしっかりと理解してもらうとしよう」
 ジェダはそう言うと、2人にに奉仕を始めるよう目で促した。


 レイリは戸惑いの表情を浮かべながら、絹の手袋に包まれた指先を逸物に添える。
 反応を確かめるように何度か指を上下に動かすと、そのたびに逸物はびくびくと脈動する。
 ヴァレーは指先を当て、根元から先端へ、そしてまた根元へとなぞる指を往復させる。
「玩具では無いのだがな」
 目を細め、2人の頭をなでながらジェダは言う。
「し、失礼します」
「はいはい…やりゃ良いんだろ?」
 レイリがそのそそり立つ巨根に何度も口付けを繰り返し、その反対側ではヴァレーが舌が触れるように突く。
 ガラス窓から降り注ぐ陽光に照らされる表情は、いずれも上気した少女その物であった。
 時折横に立つリリィナの方に視線を巡らせながら、何度も口付けを繰り返すレイリ。
 ふと視線がぶつかり合い、彼の頬が真っ赤に染まる。
 最初は啄むような口付けが徐々に唇を押しつけるように変わってゆく。
「ちゅ…っ…」
 暖気が終わったのだろうか、それとも彼自身も薬に当てられているが故なのか、逸物に唇をよせながら潤んだ主を見上げるレイリ。
 一方ヴァレーもまた時折彼女を盗み見ながら行為を続けている。
 先端でで突くだけだった舌使いは、やがて根元から先端へと丹念に舌を這わせ始めるようになる。
 互いに全体を満遍なく刺激しようとして、時折舌や唇がぶつかり合う。
 最初は同時に気まずそうに目を背けあっていたが、やがてそれも気にならなくなる位興奮し始めたのか気にしなくなった。
「…んっ」
 リリィナの視線を意識しながら、おそるおそる唇を開き先端の傘を啄み始めるレイリ。
 一方、先端を占領されたヴァレーは標的を根元に定め、門渡りを中心に丹念に舌を這わせている。
「レイラの奉仕はそそられるが、いかんせん遠慮がちでな。一方。ヴァレリアは積極的に見えて実は早く終わらそうと言う魂胆が見え見えだ」
 ジェダは『彼女』達の頭を撫でながら、リリィナの方を向きそう告げる。
「普段は…積極的なのですか?」
「それは、私が知っていれば十分な情報だ」
「し、失礼しました」
「ははは。そうかしこまるでない」
 ジェダはそう言いながら、レイリの頭をぽんと軽く叩き、小声で何かを囁きかけた。


 一瞬リリィナの方を盗み見たレイリは、意を決し大きく口を開くと逸物をのど奥まで飲み込んでゆく。
「これこれ…まったく無茶をする」
「ぬご…んぐ…」
 歯を当てぬよう細心の注意を払いながら、顎を前後に動かし始めるレイリ。
「んぐ…」
 ガチガチに硬化した逸物が彼の口腔内でびくびくと脈動する。
 頬をすぼめて吸いたてること数十秒。
 彼の指と唇によって既にできあがっていた、いや焦らされていた逸物はあっさりと限界を迎え、彼の中に欲望をぶちまけた。


「………ん…ぐっ…げほ…っ!」
 飲み干しきれなかった精が口の中に満たされ、決壊する。
 吐き出されたジェダの逸物はそのまま上下に脈動しながらレイリの顔に白化粧を施してゆく。
「けほっ…」
 自ら暴れる逸物を手に取り、その穂先をレイリの顔に定めるジェダ。
 欲望は収まることなく、レイリの顔を容赦なく白く塗りつぶしていった。


「まったく…毎回毎回無理をするからそうなるのだ」
 ジェダは言う。
「たく。煽る爺さんも爺さんだろ。ほら、こっち向け」
 ハンカチを手にしたヴァレーがレイリの顔を清拭し始める。
「ほら、俯いてたら拭えないだろ」
 ヴァレーはそう言ってレイリの顎に手を当て上向かせる。
 その何気ない仕草も、ジェダとリリィナの劣情を刺激するとも知らずに。
「ご、ごめん…」
「俺に謝ることないだろ…まったく」
 レイリの顔を吹きながらジェダをにらむヴァレー。
「ごめん…り、リリィナ様は全部のみ干せたっていうからつい…」
 レイリの答えに、大きなため息をはくヴァレー。
「心配するな。あの爺さんは性悪だけどよ、ポイ捨てはしねぇから…たぶん」
「性悪とはずいぶんと言ってくれるな…いや、こういう場で他者と比べるのはよいことではないな。すまん」
 謝罪するジェダ。
「あ、あのー…お二人ともお忙しそうですし、よろしければ…」
 硬さを取り戻しつつある彼の逸物を見ながらリリィナは言う。
 その時だった。
「失礼します。ミラリーゼ様がご到着です」
 誰もいない空間から、先ほどと同じ声が聞こえてくる。
「そうか…」
 ジェダはうなずくと、咳払いをしてからズボンを引き上げ、臭い消しための香水を振りかけた。
「「……」」
 それを見た稚児達はそろって『今更なにを…』という感想を抱く。
「では出迎えるとしよう。閲覧を楽しみにしていただそうだからな」
「え、あ…はい」
「寝所の方も整っております」
 再び声が聞こえてくる。
「だ、そうだ。日が出ている内は勉学に励むとしよう…」
「は、はい…」
 少し残念そうな表情を浮かべるリリィナ。
 だが、その後薬に当てられ上気した稚児二人に出迎えられたミラリーゼは即座に全てを察し、抜け駆けた姉との修羅場が発生するのだがそれはまた別の話。


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