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【18歳未満進入禁止】総合命令スレ35【inハァハァ鯖】

75 名前:秘密倶楽部のキューペット達 投稿日:2024/10/23(水) 21:48:21 ID:RFf2k4fg
>>69


 ここは『倶楽部』の寝室のような部屋。
 ような、というのは、寝室には場違いなモノが散見されるからだ。
 アリス装束を纏った『僕』は、目の前に並んだ2つの孵化器にそれぞれ卵を乗せ、加熱を開始する。
「はぁ…」
 ため息を吐いていると、卵が光り、そして爆発したかのように 白い煙を上げ、周囲を満たした。
「成功…か」
 僕は呟いた。

「久しいなクイン。捨てられたかと思ったぞ 」
「ふぁーあ…よかった。クイン君だ」
 視界が晴れ、目の前にはアリスとエリザが現れる。
「今晩は。アリシア先輩、ベッキー先輩」
 僕はアリスとエリザに挨拶をすると、二人はスカートの裾をつまみ上げ恭しく一礼する。
「そんなに礼を尽くさなくてもいいだろう。今となっては君が『ご主人様』なのだから」
 クールビューティーな印象のアリス−アリシアが言い…
「先輩の言う通りっすよ。あたし達は幸せ者っす」
 快活な印象のエリザーベッキーが言う。
 キューペットへの命名は資産価値が落ちるためよくないこととされているが、ここでは違う。
 命名は終生飼育の誓いのようなものだ。
 僕はひょんな事からキューペットのオーナー会、通称『倶楽部』と出会い、アリスとエリザの2体の曰く付きキューペットを飼育することになった。
 一人の人間が同時に孵化できるのは一体までだが、彼女たちは例外だ。
 ここにいるキューペットの大半はまっとうな形のそれではない。
 それらの大半は人間、あるいは元人間なのだから…


 先にも述べたが、この倶楽部は単なるキューペットのオーナー会ではない。
 実体はペットとただならぬ関係になる者達の集まりで、人間、あるいは元人間という 特殊なキューペットも扱っている。
 単に衣装を着せ、そう振る舞わせている人間から、都市伝説にありがちな、外法によりキューペットとなった『人間』達までその形式は様々だ。
「クイン、おまえがアリスの格好をしているという事は…」
「まーた『先輩』達に弄ばれていたっすね」
 二人が口々に、にやけ顔で問いつめ始める。
「否定はしないよ。先輩達を喜ばせるためのスキルを教えてくれていたんだから 」
 僕は答える。
 先輩というのは、文字通りこの倶楽部の先輩達。
 人間である場合もあるし、時にキューペットである事もある。
 会員の中にはペットを従える一方で、自分も誰かのペットである、というケースも存在する。
「いじられ時間が終わってもその格好と言うことは、君自身も何らかの躾の真っ最中ということか」
「う…ま、まあ…」
 実際そうなのだが、指摘されると回答に詰まるものだ。
 かく言う僕も、飼い主とペットを兼務している立場だ。
「それじゃあクイン君の学習成果を見せてもらうとするっすか。アリシア先輩で」
 僕の背後に抱きつきながらベッキーは言う。
 実際、キューペットオーナーとしては未熟で、色々な人から色々な事を学んでいる真っ最中だ。
 一方、僕と彼女の視線の先では、ベッキーが僕に期待のまなざしを向けながらほほえんでいた。


「ほえー縄っすか。てことは、講師は翁さんっすか」
 アリシア先輩に縄を掛ける僕を見ながら、アリシア先輩が言う。
 翁さんは、このオーナー会に身をおいている本物のキューペット。
 彷徨うもので、オーナーは女性のウィザードだと言うことだけど、実際の力関係は不明だ。
 アマツ仕込みの緊縛術で倶楽部内では一目おかれている存在だ。
 閑話休題。
 僕はアリシア先輩の背後に立ち、手首に縄を打ち後ろ手に戒める。
「手慣れてるっすね」
「そ、それはどうも…」
 戸惑いつつ、乳房の上下から名和をはわせ、持ち上げ、絞り出すように縛り上げる。
「苦しくないですか?」
「ふふ…こう言うのは苦しめてこそ、ではないのか?」
 気遣う僕に、余裕の表情でアリシア先輩が答える。
「服の上からとは。クイン君もなかなか通っすね」
 ベッキー先輩がそう言って評価する中、 僕は無言でアリシア先輩の首に縄を掛け、手首とつなげる。
「ひゅ…」
 ぎちっ…という音と共に、アリシア先輩の柔らかい首筋に荒縄が食い込んだ。
「す、すみません…力加減が」
「いや。コレで良い」
 俯かないように、首と腕をつながれたというのに、余裕の表情を見せるアリシア先輩。
「手を緩めるな」
「は、はい…」
「手加減は無用っすよ」
 締め付ける事をためらう僕に、アリシア先輩とベッキー先輩が促した。
「先輩のために学んだんでしょ?」
 ベッキー先輩の言葉に頷きながら、僕は縄を絞める手を強め続けた。
 縄が軋み、先輩の首に廻された縄が更に食い込み、そして胸が絞り出される。
「ひゅ…そう…だ。それで……いい」
 アリシア先輩の掠れた声。
 明らかに命の危機に瀕しているはずなのに、明らかにその状況を作り出しているのは自分の筈なのに…
 何故気分が高揚しているのだろうか。
 僕は自身の行為に戦慄した。


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