ときめきラグナロク Episode4.0
[148:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2004/08/27(金) 22:47 ID:HhKJODnk)]
(背景変更、陽炎の立ちこめる室内)
図書室、主人公らの上級生に当たる者2名が黙々とレポートを書き綴っている
「ぶぇっくしゅ!!」
静寂を引き裂く豪快な声とともに、彼の口からは大音響のクシャミ
「なんだ・・・夏風邪でも引いたか?気をつけろよ、夏風邪は治りにくいからな」
暑さにも関わらず落ち着き払った、凛としていながら落ちついた声、クルセ子先輩。
「いやー、装甲の厚さが昔っから取り柄なんだがなぁ。誰かに噂でもされたんだろ?」
その声とは対照的にどこか場に不釣合いな陽気さを孕んだ声。騎士夫先輩。
「ふん・・・装甲が厚くとも風邪は引くぞ?よくよく気をつけることだな」
「なぁに、当たらなければどうってことは無いさ」
「さ、無駄話をするほど時間は無い。明後日までに『国を守るものとしての自覚』
を書き上げねばならんのだからな。・・・・どうした?」
窓の外を見、呆けた声をあげる騎士夫
「いやー・・・昔のこと思い出しちまってねぇ・・・よく近所のガキと海にいったものさ」
「ふん・・・我々はいつまでも子供ではいれない。今は目の前のレポートを書き上げることが先決だ」
「へぇへぇ、ごもっともなこってございます、っと。あー・・・しっかし」
彼・・・持ち前の人懐っこさで幼少から人付き合いの多かった彼は、金髪をいじりながらつぶやく。
「あー・・・また海にでも行きてぇなー・・・」
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