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ときめきラグナロク Episode4.0

[236:2/3(2006/01/12(木) 05:04:21 ID:0oUQJtRE)]
主人公「はっ」
ついついその本に夢中になってしまった。
時計に目をやると、30分ほど読み耽っていたらしい。
確かにこの本のとおりにいけば倒せそうではある。あるのだが。
主人公「机上の空論、だよなぁ」
そもそも、前提からしておかしいのだ。
中でも一番ぶっ飛んでた案は……。

1、デザートウルフの子供を連れて行く。
2、「パパー、この犬買って〜」
3、バフォ「ボーナスまで待ちなさ―――」
4、子デザ「きゅぅぅん」
5、バフォ(あはは、うふふ)←妄想

主人公「戦術指南書だと思って読んだら、ただの娯楽書だったなんて……」
思い出しただけで苦笑いがこみ上げてくる。
WIZ「うぅん……」
主人公「あ、先輩」
どうやら俺の独り言で起こしてしまったようだ。
……どれだけ独りで喋ってるんだよ、俺。
WIZ「んんん……おはよう、主人公」
目を擦りながら体を起こす先輩。
主人公「おはようございます、先輩。おデコが赤いですよ」
あと、寝癖で髪があちこちちょっとハネてます。とは言わないでおいた。
WIZ「ん〜……そんな細かいこと気にしてたら大物になれないわよ」
言いながら額を手でさすっている。
主人公「ちょっと先輩に聞きたいことがあるんですが」
WIZ「何?私がわかることなら教えてあげるけど」
主人公「先輩の好きなものってなんですか?」
WIZ「可愛い男の子」
……聞かなかったことにしよう。
よく考えたら、質問の仕方がいけなかったんだよな、うん。
主人公「先輩の好きな食べ物ってなんですか?」
WIZ「可愛い男の子」
やはりこの人は危険だ!
若干引きつつも、まだ目的は達していない。
主人公「えーと、そういう比喩ではなく、文字通り口に入れて胃で消化する物でお願いします」
WIZ「なんだ、食べ物のことだったの?遠まわしな告白かと思っちゃった」
どこをどう受け取ればそんな解釈になるんだろうか。
WIZ「特に好き嫌いは無いけど……そうねぇ。強いて挙げるなら甘い物かな?」
そういえばマジ子もああ見えて結構な甘党だったっけな。
WIZ「さらに言えばプリンとかプリンとかプリンとか」
要はプリンが好きということか。
WIZ「何?くれるの?」
主人公「お世話になってる先輩にお歳暮を、と思って」
隠す必要も無いので正直に言う。
まぁ、特に嫌いな物が無いという時点で、何を贈っても良いという結論は出たのだが。
どうせなら喜んでもらえるような物を上げたいと思うのは当然のことだろう。
それが美人な先輩ならなおさらだ。
主人公「それじゃ、買いに行ってきます」
WIZ「あ、ちょっと待ちなさい」


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