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ときめきラグナロク Episode4.0

[318:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2006/07/22(土) 07:25:11 ID:9lO6Gp/w)]
***

そんなこんなでのんびりまったり、だべりながら。
吹き抜ける川辺の涼風に浸る昼下がり。

橋の裏側をぼぉと見上げていると、
揺らめく光の模様がつきることなくゆらゆらと‥‥。
あぁ、これを見てるとだんだん眠くなって‥‥。

弓「うみゅ。眠いかも‥。」

ここにも同じ罠にはまったのが一人。

主「‥だなぁ」
弓「ちょっと寝るー。腕貸りるー。」
主「うぉっ」

おもむろに俺の腕を枕にして。

弓「すぴーすぴー」
主「はやっ」

すっかりお休みの眠り姫。

主「まぁ‥‥いいか‥」

襲いかかる睡魔には耐えきれず。
俺もそのまま眠りに落ちた。


数刻後。
頬をつんつん突つかれる感触に目を覚まし。
ぼんやり開く視界の向こうに、やわらかに微笑むアチャたんの笑顔。

主「ン‥。」
弓「おはよ。もう夕方になっちゃったよー」
主「お? あぁ。ちょっとは涼しくなったなぁ‥。」
弓「だねぇ」
主「ふわーー」
弓「大きなあくびだー」

周囲を見回すと斜めに差し込む赤い夕日。
ほのかに冷えた身体をみしみしいわせつつ、立ち上がり大きく伸びをして。

主「ふむ。そろそろ帰る?」
弓「うむ。帰ろうか。」

肩を並べて歩き出す。

弓「今日のデザートは豪華だなー♪」
主「な、なんのことでしょうか‥?」
弓「ちょこむーすー♪ 桃ケーキ〜♪ クリームサンドに天上ジュース〜♪」
主「せ、せんせー! なんか種類が増えてません?」
弓「誤差っ!」
主「誤差じゃねー!!」
弓「あっはっは」
主「勘弁してくれよー」

今日もなにもしなかった。
でも、決して無駄ではなかった。
そんなことを思いながら、川辺を後にした。


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