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アコたんvsメカアコたん Part6

17 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/12(木) 10:32 ID:AEIAFni.
『じょおおうさま その2』

メカアコたん「女王様!新規2名勧誘してきました!!」
プリたん「メカ下僕にしてはなかなかやるじゃない・・・いいわ、後でご褒美をア・ゲ・ル」
プリたんがメカアコたんの顎を下から上へと一撫でしてみせる。

プリたん「さぁ、新たなる下僕その1!私を女王様とお呼びっ!!」
フィーアたん「がお!」

プリたん「・・・・・・」
アコたん「・・・・・・」
メカアコたん「・・・・・・」
プリたん「・・・とてつもなく難題な下僕ね、まあいいわ、まずはオアズケからね」
プリたんがフィーアたんに肉を見せてみる。
プリたん「怪獣下僕!おあz・・・って、きゃあっ!!」
フィーアたんが見せられた肉にプリたんの腕ごと喰らいつく。
プリたん「ちょっと、痛い!放しなさい、この怪獣下僕!!」
フィーアたん「ふぁほ!」(喰らいついてるので発音が変)
プリたん「だめ!フィーアたんは諦めて次!!」

プリたん「では気を取り直して・・・新たなる下僕その2!私を女王様とお呼びっ!!」
メカ悪たん「イツマデモ頭ニ乗ッテルト本気デぶち殺スゾ、ひゅーまん!!」
アコたん(ひぃっ!なんかメカ悪たんいつにも増して目付きが恐い!!)
プリたん(最近出番なかったのに久々に出れたと思ったら下僕扱いだから殺気立ってるのよ)
メカアコたん「ダメだよメカ悪たん!ギャグでの人殺しはご法度なんだよ!!」
メカ悪たん「・・・クダラン、帰ルゾ!!」
メカアコたん「メカ悪たん、待ってよ〜」

プリたん「さすがに本気で殺しに掛ってくるメカ悪たんの相手はしたくないわね」
アコたん「いつもみたいにいなすことは出来ないんですか?」
プリたん「一応メカ悪たんって大量破壊殺戮が目的の戦争の兵器だからね、ミサイルとか本気の阿修羅なんか喰らったら普通死んじゃうわ」
アコたん「そういえばメカ悪たんって本編と番外編とじゃ強さ全然違いますよね」
プリたん「殺しちゃいけないともなると本来の火力は使えない・・・槍使用禁止の槍騎士、弓使用禁止のDS師みたいなものね、それに・・・」
プリたんが未だ腕に喰いついているフィーアたんを見せる。
プリたん「これじゃ、どっちにしても暴れてるメカ悪たんの捕縛は無理ね・・・」
フィーアたん「ふぁほ〜♪」

プリたん「さて、フィーアたんに腕噛まれて怪我しちゃったから薔薇の館は暫く閉鎖するわね」
アコたん「え〜、折角乗ってきたのに・・・」
プリたん「大丈夫よ、アコたんは個別に私の部屋で相手してア・ゲ・ル」
アコたん「は、はい!ありがとうございます女王様」
プリたん「フフフ、アコたん上手になってきたわね、ご褒美あげなくちゃ・・・」
何か忘れてるような気がしながらも二人は薔薇の館を後にしていった。

アサシン「うはwwww報知プレイwwww一週間wwwww突破wwwww^^^^^^^;;;;;;」

18 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/12(木) 10:33 ID:AEIAFni.
>>16
『神速騎士』、『力ではなくスピードと技のキレで斬る』ってイメージから。
それに別にステ振りなんて目安程度、まんまゲーム内の強さとは関係ないと思われ。

第一、AGI型のキャラ乏しめすようで悪いが基本ステAGIって時点で既に最強とは言えない。
ゲーム内じゃAGI型なんて木琴あっても90↑振ってないとキツイだろうし、
スタン他の状態異常対策とMHP上げの為にVIT、純粋にATK上げる為にSTR、命中率上げる為にDEX、緊急時のSPをプールさせておきながら永続2HQする為にINT、
この辺踏まえて残りステータスポイント振ったとしてもやっぱ最強は無理だろうと思うよ。

19 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/13(金) 11:17 ID:tC5fdfPk
もう思うにテンプレにステタイプ書くのやめたら?
一部しか書けないなら余計な事書いてたら、書き手さんもそのステ考えた話書くだろうし
話が狭くなるだろう。 早めの人とか硬めの人とか、そういう曖昧な表記でいいと思う。

20 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/13(金) 19:38 ID:HxQ8PJeI
「女WIZさぁ〜ん、あんまり根詰めて実験ばかりじゃダメですよ。どうです、ちょうどお茶淹れてきたし休憩でも♪」
「お前は最初からそのつもりだったのだろう?…まあ、いい」
そして男WIZは手近にあったリモコンでテレビをつける。大抵この時間はゲフェンTVが流れているはずだ
「ポチッとね」


臨時ニュースをお伝えします

今日未明、周辺住民の異臭がする・悲鳴が聞こえる等の通報を受け、騎士団によるプロンテラ教会女子寮・通称薔薇の館への強行捜査が行われました
その結果、内部で二人の極度に衰弱した成人男性を保護、容疑者と目される二人の女性を緊急逮捕したとのことです

現場で指揮をとられたレオ白獅子将のコメント
「こりゃひでぇ」

容疑者の女性達
「むらむらしてやった。別に反省してない」

共犯容疑のAたんとMたん
「知りません。分かりません。たぶん小麦粉です」

以上現場からでした。詳しい事は続報が入り次第…


「あらら〜、これは…」
「…見なかった事にしよう」

テレビを消し、二人はまた魔道薬の作成を開始した

21 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/17(火) 10:52 ID:2qAqhT.I
そろそろ盆明けでそれなりに帰ってきてるだろうから質問
本来なら前スレでするべきなんだろうけど、あっちのスレもう落とした方がいいと思うのでこちらで
アサシンの話は自粛した方がいいって前スレに意見書いてあったけど目安としてはどの辺り?

@自粛は建前、アサシンの話は一切書くな
Aアサシンの話はギャグだろうと何だろうと自粛するべき
Bプリたんが絡む場合はギャグだろうと何だろうと自粛するべき
Cプリたんが絡んでもギャグならOK
Dギャグだったら一応OK
E他人様の顔色伺う程不自由なスレでもない

ギャグで書いてるつもりでも読み手を不快させるなら意味ないんで質問してみました

22 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/17(火) 11:27 ID:Kvkj6/Es
E
前スレのあれはいちいち気にするほどのモンでもないと思う

別にアサシン書く事自体が悪いわけはないだろうし、話の流れや
性格を妙に歪めたりしなければこれまでどおりで何も問題ないんじゃない?
というわけで>>21に期待してるよ〜

あと前スレ457氏、ナイス

23 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/17(火) 20:28 ID:2qAqhT.I
>>22
ごめん、特にネタあるってわけじゃないんだ
ふと、思いついた時に〜とか、他の誰かがネタあった時に〜なんて思ったから質問してみただけです

24 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 07:39 ID:fzZ9NauU
>とりあえずこれまでのまとめを小説スレのあぷろだ(前々スレ31氏thx)
>ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss_up/rag_ss/mekaako1.zip

ダウンロード出来ないんだけど・・・・・・

25 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 20:26 ID:OkU3JTD.
>>24
こっちはダウンロードできたけど・・・何でだろう?

26 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 21:02 ID:fzZ9NauU
>>25

ダウソしても、FHpEファイルってのがダウソされて、
開こうとしても「ファイルが開けません」って言われた・・・

27 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 21:14 ID:OkU3JTD.
>>26
もしかしてFlashGet使ってる?
FlashGetでダウンロードしてみたらFhpEファイルってのになった
普通にダウンロードしたらZIPファイルで中身にテキストファイル入ってたよ

28 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 21:35 ID:fzZ9NauU
>>27

いや、Net Transportっての。でも無事ダウソできたよありがd。

29 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 22:00 ID:OkU3JTD.
>>28
おめでd
もし、過去ログ必要なようだったらデータ置いても大丈夫そうなアップローダのアド書いて
前スレまでの住人にお願いしてみるといいよ
ただ1スレ500K近い大容量あるからそんなの置いても大丈夫そうなとこ選んでね

30 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 22:45 ID:Tve8QTbQ
『プロンテラ騎士団の平和な一日』
6:00
パパラパッパパー♪
「起きろトリス、起床ラッパが鳴っているぞ」「ふあぁ〜、レベルアップの音じゃないのかよっ…と」
自分の右腕に起こされ、ベッドからずり落ちるように降りる。特段寝起きは悪くない。まあ、長年騎士をやっていれば自然と人並みには寝起きが良くなる
服を着替え、適当に身支度を整えると朝食を取るべく食堂に向かった

7:00
「おはよう、トリス君」「おう、おはよ」「先輩、おはようございます」
士官用の食堂で適当に挨拶を交わしながら、料理を自分で皿に乗せる。朝は忙しいのでバイキング式だ。士官用食堂でも兵卒用でも内容に大した違いはない
ライ麦パンを3つ、ベーコンとゆで卵二つ、そしてミルク
「ちなみに俺の実家が卸してるミルクなんだぜ」「ほう、中々上質ではないか」

9:00
「んー、今日も暑くなりそうだな」
気候の穏やかなプロンテラでもやっぱり夏は暑い。涼しい午前中に基礎体力のトレーニングをこなすとはいえ、さすがに堪える
「先輩、お先に!」
「相変わらず足速いな、ミスティス。やれやれ、俺も年かね…」
「トリス君、年の話はやめてよ」
「別に騎士子たんの事を言ったわけじゃないって」
ランニング中に話が出来るだけ俺も騎士子たんもまだ大丈夫だろう。10km程走って一息つくと、今度は筋トレ。腹筋、腕立て、スクワット、重量上げ…
「ふぅ…160kgいけたよ」
「ぬぐぐ…140kg…150kg…まだまだぁっ!」「両腕の筋繊維が損傷を始めているのだが…」

12:00
「お疲れ様、はいタオル」「ありがとう、騎士子たんもお疲れ」
やっと昼飯。といっても食べすぎは午後の訓練時につらいので、軽く飲み物とパンをかじる程度
「我はあの娘の飲んでいるオレンジジュースとやらが体に良いと思うのだが」「んな高級品買えるか、水だ水」
やたら喉に引っかかるパサパサしたパンを水で流し込む。水はミョルニルのおいしい水だ、文句無しにおいしい。上水道の状況を知らなければだけど
「あれ、騎士子たんジュースだけ?」
「うん、一応ダイエット中だからね」
「別にそんな必要ない気もするけどな」
騎士子たんの体は戦士らしく適度に肉が付いているが、それは不必要な贅肉とは違う。特にふとももとか、ふとももとか、ふとももとか
「ト、トリス君。どこ見て…」
「あ、いや別に…。さて、休憩も終わるし、次の時間の準備してくるわ」
・・・・・・・・・・・・・・・
「…やっぱりダイエット続けよ」

31 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 22:47 ID:Tve8QTbQ
13:00
「全員素振り始め!」「1、2、3…」
基本的に一日のうち、武器を手にするのは午後だけだ。自分の隊への技術指導もここでやる
「トリス隊長、構えはこれでいいですか?」
「んー、もうちょい右……これでいいんじゃないかな、たぶん」
実は人に教えるのはあまり得意じゃない。一応槍術は皆伝だけど、まだまだ未熟なのに教えていいのだろうか。それに習うより慣れろとも言うし
「騎士子さん、切り返しはどうすれば…」
「もうちょっと腰を落として、受けたらすぐに左で踏み込んで……うん、だいぶ良くなったよ!」
騎士子たんの指導で、その兵士の動きが明らかに良くなる。アドバイスの的確さもあるんだろうけど、それ以上にうまく褒めたり、元気付けたり
小学校の先生とか向いているかもしれない。そういえばレオ教官も初心者に人気あったっけ。俺は指導者向きじゃないのかも
ミスティスは指導しない。部下がいないのもあるが、我流だからだそうだ。どこの剣術なんだろう、色々混じっているのかも知れないな

14:00
実戦訓練。基本は二人一組で練習。武器の刃は潰し、穂先は丸めてあるがとても痛くてたまに大怪我するので油断できない
「トリス先輩、久しぶりに僕とどうです?中々練習相手がいなくて」
「俺でも同じだと思うけどな・・・いいぜ」
三分後、ミスティスにどうやっても槍が当たらない事を再認識する。そしてこちらの体を次々に捉える刀。人間の動きか、これ?速すぎるぞ
「さすが先輩、中々一本は取らせてもらえませんね」
「チッ、見てろよ…」「何をする気だ、トリス?」
わざと空振りして隙を作り、そこに振りおろされるミスティスの刀を「手甲」で弾く。衝撃に痺れる腕を無視して、そのままミスティスに密着しながら
足を引っ掛けてこかす。いくら相手が素早くても体重ではこちらの勝ちだ。成す術もなく転ぶミスティスにのしかかった
「ははははは、どぉーだ!こうしてマウントポジションをとってと…」
「どーだじゃねぇよ。ガキの喧嘩じゃねぇんだぞ。てめぇ、それでもプロンテラ騎士団の将官か」
レオ教官に思い切り頭をはたかれた、相当痛い。俺とミスティスの練習試合はいつの間にか注目を集めていたらしく、気がつくと周りの視線が集中していた
「私達のミスティス様を押し倒したわ」「戦い方に品がないわね」「ていうか騎乗位?」「そういえば噂で聞いたんだけど、あの二人…」「えー、うっそぉ?」
主に女性騎士からの非難が耳に入る、少しやりすぎたかな。でもただ引き立て役になるのもなぁ…

15:00
なんとか今日の実技は終了。さすがにへとへとだ。各々地面に座りこんで休む
「あ、みんなのドリンク切れてるね。作ってくるよ」
男と同じように訓練をこなしたというのに、たいして疲れたそぶりも見せずに立ち上がる騎士子たんを、俺を含む数名が慌てて止めようとする
「いや、別にマネージャーってわけじゃないんだし…それに騎士子たんだって疲れてるだろ」「何も将軍殿がやらずとも…」
「平気、平気。それにこういう事するの嫌いじゃないしね」
いろんな意味で騎士子たんは強いと思う

32 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/18(水) 22:49 ID:Tve8QTbQ
16:00
使った道具を片付けて、汗でへばりつくシャツを着替える。騎士子たんとかはちゃんとシャワーも浴びてるらしいけど俺はこれだけ
「さてと、何しようかな」
「ベッドに寝転んで何を言っている。どうせいつもどおり寝ているのだろう?」
「失敬な。たまには俺もポジティブでクリエイティブな活動をしようかと思ってたところだ」
ここから飯時までは自由時間。寝ててもいいし、まじめに勉強するやつもいる。たまには街に行って露店めぐりや同僚と雑談するのも悪くない…
「ぐー…」「やはり寝るのか」
その頃ミスティスは女性騎士に囲まれていた。というより話のネタにされていた
「トリスも大人げないわよねー」「大丈夫だった、ミスティス?」「ねぇ、騎士子もそう思うでしょ」「ええと、うん、ちょっとは」
「あの、さっきのは真剣勝負だし僕は全然…」
「やっぱりさ、気品みたいなのが違うわよね、オーラっての?」「そりゃオーラバトラーだし、当然でしょ」「いや、そうじゃなくてさー」
当人であるミスティスすら黙殺し、女達の賑やかなおしゃべりは続く。この辺りは騎士だろうと女中だろうと変わらないのかもしれない

18:00
「おい、起きろ。全く…我は目覚ましではないのだぞ」「んが」
そろそろ晩飯か。半分寝ぼけたまま士官用の食堂に降りる。本日のメニューを見て、美味しそうなものをカウンターに注文する
「ええと、クリームシチューとパスタ頼む。後エール一杯」
「トリス、それでは栄養が偏る。緑黄色野菜も食べるのだ。お前一人の体ではないのだぞ」
「妊婦じゃねぇんだぞ、ったく………あー、すまないがさっきのに夏野菜のサラダもつけてくれ」
代金を払い、カウンターで料理を受け取ると、顔見知りのいるテーブルに足を運ぶ
「あ、トリス君、先に食べてるよー」「先輩、お先に」
「ああ、ちぃと遅くなったかな。それにしてもこの食堂の料理、美味いのはいいけど値段もいいな」
「兵卒用食堂で食べてもいいんじゃない?安いよ」
「んー、止めとく。俺もよくそこで飯食いながら上官の文句言ってたし。やれレオ教官のしごきが厳しいとか、鬼だとか、ハートマン軍曹だとか」
「そんな事言ってたんですか、先輩」
「みんな言ってなかったっけか?…ま、いいや。そんなわけで俺もたぶん文句言われてるだろうから行かない。飯時まで上官が一緒だと息抜きも出来ん」
その頃一般兵士用食堂
「トリス将軍は厳しくないのはいいけど、どうもしゃっきりしないというか」「あの人いい加減なとこあるし」「/うんうん」
「あーあ、俺も白羊隊がよかったなぁ。騎士子さんかわいいし、よく気がつくし」「嫁にしたいタイプだよな」「/うんうん」

21:00
さて、腹も一杯だし、風呂も入った。あとは歯磨いて早めに寝るか。明日は騎兵修練もあるしな
「トリス」
「どした?ウスラー」
「今日も何もない日だったな」
「ああ、平和だったな。軍隊は暇なのが一番だと思うよ。じゃ、おやすみ…」
「うむ、ゆっくり寝るがよい」

33 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/19(木) 00:45 ID:n9BKcObY
>>29

了解しますたー

34 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/19(木) 21:13 ID:Bsj7dDlM
登場人物追加紹介 その1
・シフ男
 ノービス時代、アサシンに剣士ギルドの場所を尋ねたところシーフギルドに連れて行かれ、そのまま転職。
 アサシンにこんな目に合わせられてる割には彼を『先輩』と呼び、慕ってるようだ。
 おつむが弱いアサシンのお守り役兼ツッコミをぼやくのが仕事。現在の職種は二刀アサ。

新アサシン物語1 シフ男とアサシン

シフ男「タイラーさんから譲ってもらったカトラスとコツコツお金貯めて買ったブラストクリップ・・・これでようやく僕も剣士らしくなってきたぞ」
アサシン「うはwwwならwww俺はwww黒墨からwww格安1Mで買ったwwwアイスファルシオンでwwwマジシャンだねwwwっうぇ」
シフ男「・・・先輩、それ『仮面タイラー の アイスファルシオン』ですよ。言い難いんですけど、ただのBS製水属性ファルシオンです・・・」
アサシン「黒墨のwww野郎www!11シフ男にはwwwロハでwwwボスレアでwww
     俺にはwww金とってwwwパチモンかよっ1!!;;;;;;次遭ったらwww修正するねwwwwwwww」

 後日

アサシン「うはwww黒墨の奴www詫びwww入れてきてwww500Kでwwwアイスファルシオンwww売ってくれたねwwwwwおんぴう」
シフ男「先輩、それ空きスロット二つあるんですけど・・・」

35 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/19(木) 21:13 ID:Bsj7dDlM
登場人物追加紹介 その2
・ノビ子
 ノービス時代、アサシンに弓手ギルドの場所を尋ねたところシーフギルドに連れて行かれ、そのまま転職。
 アサシンにこんな目に合わせられてる割には彼を『ししょー』と呼び、慕ってるようだ。
 アサシンの言う事を鵜呑みにする。天然なのかシフ男がいないとボケ倒しになる。現在の職種は弓ローグ。

新アサシン物語2 ノビ子とアサシン

アサシン「おは、ノビ子」
ノビ子「あなたはだれですか!?」
アサシン「うは、俺だよ、俺」
ノビ子「おれおれさぎですね!ししょーが『知らない人にはついていってはいけない』といってました。わたしはだまされませんよ!!」
アサシン「分からなくても仕方ないか・・・今朝は整髪料切らしてたからな・・・丁度いいところにポリンハケーン!!」

アサシンがポリンを倒し、入手したベト液で髪の毛を逆立てる。

アサシン「これならwwwわかるだろwww?・?」
ノビ子「おお!ししょー、おはようございます!!でも、ししょーとてもベトえきくさいです」
アサシン「うはwww俺もwwwそう思うwwwwwちょっと洗い流すねwwwwww」

アサシンがすぐ近くの川で頭のベト液を洗い流す。

アサシン「これでもう臭くないだろ?」
ノビ子「あなたはだれですか!?」
アサシン「うは、俺だよ、俺」
ノビ子「おれおれさぎですね!ししょーが『知らない人にはついていってはいけない』といってました。わたしはだまされませんよ!!」
アサシン「う〜ん・・・丁度いいところにポリンハケーン!!」
(7行目に戻る。以下エンドレス)

36 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 09:39 ID:UDB3p8Hk
内藤ネタはこうなるとおもろいな。つか吹いた

37 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 09:40 ID:UDB3p8Hk
ごめ・・・sage忘れ。

38 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 22:16 ID:5XU0j91k
プロンテラ騎士団購買部には幻の本と呼ばれてる雑誌がある。その名も「月刊 ボクのエロプリ様」。
内容は女プリのコスプレをしたモデルのエロSSや本物の女プリーストの盗撮SS投稿の他、女プリーストを題材にしたエロ漫画に官能小説、
付録には女プリーストのエロトレカからエロフィギュアまでと幅広いマニアックさをカバーした謎のエロ雑誌である。
プロンテラ騎士団では男子寮、女子寮と分かれており、男性騎士の方が圧倒的に多いため欲求不満な彼等にはまさにバイブル的な存在となるまで時間は掛らなかった。
だが、入荷部数が少ないために店頭に置いて5分で完売ということもあり、多くの者達の手に渡ることがないため幻の本としてのカリスマ性を更に高めることとなった。

前置きはこの辺でお話スタート

本日のトレーニングを終えたトリスは夕食を取るために食堂に向かう。
いつもなら部下に気を使い士官用の食堂へ向かうところだが月末ともなれば懐も寂しいものである。
自分の財布の中身と相談し、一般兵士用の食堂へと向かう。
流石に士官用に比べ料理の内容はさっぱりだが腹に入ってしまえば同じである。さっさと注文を済ませ、空いている席を探す。

「あ、トリス隊長。今日はこちらでお召し上がりですか?」
自分の部下が言葉遣いとは裏腹に砕けた感じで話しかけてくきた。
「ああ、月末だから士官用食堂の料理に手が出なくなってな。」
別に見栄を張るようなことでもないので素の答えをトリスは言う。
「なら、俺達のとこの席が空いてますから一緒にどうです?」
普段は部下に遠慮をしているため思ってもみない誘いではあったが、見渡してみても空いてる席は他に見当たらない。
「ああ、そうさせてもらうよ。」
トリスは部下の厚意に甘える事にした。

トリスが席に着き食事を半ば終える頃には部下の大半は既に食事を終えていた。
今までも雑談はしていたが食事を終えたため口を休める必要がなくなったか先程よりも賑やかだ。
そしてそこでトリスは部下の一人が聞きなれない単語を口にしたのを聞き逃さなかった。
「そういや、お前ついに『月刊 ボクのエロプリ様』買えたんだってな!」
「マジかよっ!?俺にも『月刊 ボクのエロプリ様』見せろよ!!」
「おいおい、騎士団に入団して10ヶ月・・・やっと幻の本『月刊 ボクのエロプリ様』を入手できたんだぜ?そう簡単に見せられるかよ。」
『月刊 ボクのエロプリ様』・・・トリスにとっては初めて聞く言葉だった。部下達の盛り上がりようから言ってもかなり有名なのだろう。
トリスは少し気になったので聞いてみる事にした。
「なぁ、お前らの言う『月刊 ボクのエロプリ様』ってなんだ?」

『えぇっ!トリス隊長知らないんですか!?』
部下達が一斉に声を上げる。なんだか「信じられない」とか「珍しい」モノを見るような視線だ。
「まぁ、こいつはそういうの疎い奴だからな。」
と、ふと後ろから聞きなれた声がする。振り返ってみればそこには、
「レオ教官!!」
「よう、トリス・・・と愉快な仲間達。ところで飯食い終わった奴等は退いてくれないか?後が支えてるんでな。」
レオ教官の言葉にトリスの部下達は従い軽い挨拶を済ませ、席を空けて食堂から出て行った。

39 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 22:17 ID:5XU0j91k
「レオ教官、今日なんでまたこちらに?」
「ん?ああ、月末だってのに無理してこんなの買っちまったからよ。」
そういうと一冊の雑誌をトリスに見せる。
「これはなんですか?」
「これがお前の部下達が話してた『月刊 ボクのエロプリ様』だ。お前に貸しといてやるからそれで部下とのコミュニケーションを取れるようにしとけ。」
トリスがパラパラとページをめくってみる。自分が十代半ばの頃コソコソと見てたアレと同じようなものだ。内容は大体把握できた。
「レオ教官も好きですねぇ・・・もういい年だって言うのに・・・」
「うるせぇ。いくつになっても俺は若い時の気持ちを忘れないんだよっ!!」
レオ教官と喋りつつ、トリスが飯の片手間に『月刊 ボクのエロプリ様』を流し読みをしている。

「へぇ、トリス君もこういうの読むんだ。けっこう意外ねぇ。」
トリスの後ろから知った顔が『月刊 ボクのエロプリ様』を覗き込む。トリスの顔の脇をサラリと流れた髪から柔らかなシャンプーの香りが鼻腔を擽る。
「き、騎士子たん!?」
突然のことにトリスが叫ぶ。
「ち、違うんだこれは、レオ教官が・・・って、もういねぇし!!」
先程までレオ教官が座っていた席の方を指さしてみたものの、そこにはレオ教官の姿は既にない。
「別に言い訳なんかしなくてもいいわよ。男の人ってこういううの普通に読んでるものなんでしょ?」
騎士子たんの口調はあくまで優しい。だが視線が妙に冷たい(と、少なくともちょっと後ろめたい気持ちのトリスにはそう感じた)。
騎士子たんといえば騎士団でも男女ともに人気が高い。そんな彼女から自分の評判が落ちれば周りからの評判も下がるのはのは目に見えている。
それならまだいい。問題は隊長の評判が落ちる事は即ち部下の評判も落ちる事だ。

部下A「今日もエロプリ将軍の部下ってことで臨時kickされたぜ・・・」
部下B「なんだ、お前もかよ・・・俺も『WIZ轢き殺してまで♀プリのタゲを取る勇者様思考』って勝手に決め付けられて追い出されたよ。」
部下C「今日も炭鉱3辺りでソロか。臨時行きてぇな・・・」

拙い・・・このままでは部下達が路頭に迷うことになってしまう。すっかり動揺しているトリスの頭の中でわけの分からないシミュレートがされていく。
「お願いだ、騎士子たん!このことは君の胸の中にだけで閉まっておいてくれないか!?」
真剣な眼差しで見つめ訴えてくるトリスに騎士子たんが一瞬蹴落とされる。
「えっ?えぇ・・・でも、そんなに知られたくないならこんなところで堂々と読まなければ・・・」
「そうだ!こんな本があるから俺の部下が路頭に迷うんだ・・・騎士子たん、すまないがこの本を処分しておいてくれ。」
騎士子たんに本を預けると決意に満ちた眼でトリスは食堂を出て行った。
「部下が路頭に迷う?う〜ん、トリス君ってなんか相変わらず捉え所ないなぁ・・・」

独り残された騎士子たんが『月刊 ボクのエロプリ様』の適当なページを開く。
そこには女プリーストの格好をしたモデルの艶かしい肢体が映し出されており、ふと、引き締まった自分の腕と比べてしまう。
「やっぱり男の人ってこういう方が好きなのかな・・・」
騎士子たんが溜息を一つ吐いた。

40 名前:38,39 投稿日:2004/08/20(金) 22:21 ID:5XU0j91k
騎士子たんが何故一般兵食堂に?と思ったそこのあなた!!
騎士子たんも月末だからってことで脳内保管よろしく。

41 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/20(金) 22:22 ID:5XU0j91k
保管じゃないよ補完だね、sorry

42 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 00:47 ID:NZxIW6gY
>>38に便乗して小ネタ

「やっぱり 『週間 わたしのアコたん』は取り扱ってくれませんか… 『月間 ま〜ちゃん通信』でもいいんですが…」

騎士団購買部のおばちゃんに直談判する某若手騎士Mさん(仮)の姿が割りと頻繁に見られたりするのだが、今となっては日常の光景である。

43 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 02:53 ID:1Wv1r352
萌え板に来てから見始めたけど、
ストーリーものは過去ログとかないと
話掴めなくてどうしようもない……。
全部保存している人とかいない?

44 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 05:59 ID:wV2eGTJQ
前スレを踏まえてちょっとテンプレの改変してみたけど、どうでしょう?

ここは優しいアコたんとかアンドロイド少女とか特撮とか
見かけによらずクールなアコきゅんとかプリたんとかに
お約束を守りながら皆で仲良くキュンキュンするスレです(切望)。

        下はイメージです

          キュンキュンッ!!!!
      ∧∧  ∧∧   ∧∧   ∧∧
    ヽ( ゚∀゚ )人( ゚∀゚ )人( ゚∀゚ )人( ゚∀゚ )ノ
    へ(   )  (  )  (   ) (   )へ
       く   / \   / \  ノ

とりあえずこれまでのまとめを小説スレのあぷろだ
ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss_up/rag_ss/mekaako1.zip
トリスとウスラー 軍団長 宰相 フィーア ポリマユイ剣士くんセット
ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss_up/rag_ss/syoukai1.zip
第一章メカアコたんvsウスラー小説版
ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss_up/rag_ss/meka.zip
設定資料
ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/ss_up/rag_ss/1075160600.zip
Ragnarok Online小説投稿所
ttp://tfc55.hp.infoseek.co.jp/
各過去ログ
1スレ毎に圧縮しない状態で500K近い容量があります。
この大容量を置いても大丈夫そうなアップローダのアドを提示すれば誰かが多分アップしてくれるはずです。

・キャラ、世界観を余りにも壊すようなとんでも設定を打ち出すのはなるべく避けましょう。
・アサシンのとんでも設定はその場限りの一発ギャグと割り切り、引っ張るのは避けて下さい。
・恋愛話、またはそれを匂わす、仄めかす話は人物関係の縺れが生じる恐れがあるのでなるべく控えましょう。
・ただし、アサシン→プリたん、騎士子たん→トリスの片道はキャラ特性上のネタなので大丈夫です。
・このスレは『お約束を守りながら皆で仲良くキュンキュンするスレ』です。
 荒らし、煽りになる発言は控えると共にそういったものはスルーの形でお願いします。

45 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 06:01 ID:wV2eGTJQ
>>43
完全な状態とは言えませんが1〜5の過去ログは保存してあります。
またこのスレから覗いて頂いた方にはかなり見苦しい内容が多々あること(荒らし、煽り、罵り合い等)をご容赦下さい。
一応前スレはまだ落ちてないみたいですのでアドをアップしておきます。
ttp://enif.mmobbs.com/test/read.cgi/livero/1083756672/l50

46 名前:44 投稿日:2004/08/21(土) 06:13 ID:wV2eGTJQ
・ただし、アサシン→プリたん、騎士子たん→トリスの片道はキャラ特性上のネタなので大丈夫です。
↑の文を
・ただし、アサシン→プリたん、騎士子たん→トリス、白&青薔薇→ミスティスの片道はキャラ特性上のネタなので大丈夫です。
に直して下さい。

47 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 06:19 ID:1Wv1r352
>>45
圧縮してUPできるなら
ttp://nekomimi.ws/~asanagi/cgi-bin/ragnarok/upload.cgi
にお願いします。内容は……半リレー形式かつliveROなら
当然の結果ですので気になりません。

あと、必要があれば、無料Webスペースを借りてログの保存もできますが……

48 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/21(土) 20:15 ID:8VdpzRHs
>>47
遅くなって済みませんが1〜4をアップしておきました。
5はまだログが残ってるようなので今回は避けておきます。
ttp://nekomimi.ws/~asanagi/cgi-bin/ragnarok/source/20040821201031-mecha.zip

49 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/22(日) 06:05 ID:4IGVaph2
初代スレを見てみる
・・・ギャグからシリアスへ移行とか
力のインフレの嵐とか
各自オリキャラを持ち寄って話が崩壊とか
うちの鯖板の小説スレのリレー小説と同じ道を(;´Д`)時期も同じだ・・・

50 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/22(日) 21:00 ID:KrZhHJzc
アルケミ博士「新スレが立ったというのに儂の出番がないではないか!?」
アコたん「仕方ないよお父さん・・・だって私の『お父さん』って設定じゃなきゃ今頃消えててもおかしくないもん」
アルケミ博士「うう・・・娘が酷いこと言う・・・そう言えば儂のことをジジイ呼ばわりする輩もいるし・・・」
プリたん「それは博士がジジイ言葉で喋るからじゃないの?」
アルケミ博士「ぬぅ、これは『ジジイ喋り』ではなく『博士喋り』じゃ!博士たるもの古来よりこのような喋りと決まっておるのじゃ!!」
白薔薇「なんか物凄く嘘臭いんですけど・・・」

アルケミ博士「何はともあれ、儂の若さをアピールするための新たな発明品!それがこの『ワカガエールX』じゃ!!」
プリたん「また、わけのわからないものを・・・」
白薔薇「その紫箱みたいのがですか?」
アルケミ博士「そうじゃ!これを空けると煙が飛び出し、それを浴びると10歳は若返ると言う代物じゃ!!」
アサシン「うはwwwwwSサングラスwwwwwwww出すZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!1!1パカッとなwwwwww」
プリたん「またこのパターンなのっ!?」

白薔薇「けほっ、けほっ、煙が部屋中に充満してますわ。皆さん無事かしら?」
アサシン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
白薔薇「あらら、私もアサシンさんも変わり映えないということは先程の発明品は失敗だったのかしら?」
アルケミ博士「実験は成功じゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
白薔薇「実験は成功って・・・うわっ!何でこんなところにオークロードが・・・」
アルケミ博士「オークロードとは失敬な!この肉体こそ、まさに10年前の儂!!(胸筋ピクピク」
白薔薇「10年の間に博士に一体何が起きたのかしら・・・」
アサシン「うはw筋肉wwキモwww杉wwwwwwゴメwwwwwwww誤爆wwwwwwwwwwwっうぇ」

プリたん「こほっ、こほっ、なんなのよまったく・・・って、白薔薇背伸びた?」
白薔薇「もしかして貴女、紅薔薇!?随分と縮んだわね・・・まぁ10年も若返れば仕方ないわね」
アサシン「プリたんwwwww出会った頃みたいでwwwwwwカワイイwwwwwwwっうぇ」
プリたん「アサシン、人の頭気安く撫でない!あー、適当に捲くらないと服がダボダボで動きづらいわね!んしょっ、と・・・これでOK!!それにしてもこうして見て改めて気付いたけど白薔薇って10年前から成長してないのね・・・」
白薔薇「五月蝿いわね!大体アサシンさんだって全然変わってないじゃない!!」
プリたん「ん〜、そいつ初めて会った時から変わり映えしてないわねぇ・・・ま、不思議生命体だから納得しときましょ。それよりアコたんが心配だわ」
アコたん「は〜い、ばぶー」
白薔薇「アコたんがイ○ラちゃん状態ですわ!!」
アサシン「うはwwwOKwwww俺にwww任せろwwwwwww」
プリたん「そうよ、あんたが蒔いた種なんだから何とかしなさいよ!」
アサシン「オパーイwwwなくなってもwww俺のwwwプリたんへのwwww愛はwww変わらないwwwwwwwwww今すぐww俺とwwwケコーン汁wwwwwwwwそしてwwwアコたんをwww一緒にwww育てるねwwwwwっうぇ」
プリたん「お断りよ!博士ちゃっちゃっと解毒剤作ってもらえません?」
アルケミ博士「毒だなんて心外な・・・」

プリたん「ふぅ、これでみんな元に戻れたみたいね。一時はどうなるかと思ったわよ」
白薔薇「あら、アルケミ博士は戻ってないみたいだけど宜しいのですか?」
アルケミ博士「儂は元々自分を若返らせるために作ったものじゃからな。このままで構わんのじゃ(前腕二等筋ムキムキ」
アコたん「その・・・あのね、お父さん」
アルケミ博士「ん?なんじゃ?(腹筋ミチミチ」
アコたん「言いづらいんだけど・・・その筋肉ね、凄く気持悪いの・・・ソバヨラナイデネ(ボソリ」
アルケミ博士「ΩΣな、なんだってーーー!!」

こうしてアルケミ博士も元の姿に戻ったそうな・・・・・・めでたし、めでたし

51 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/22(日) 21:03 ID:KrZhHJzc
休日とかは相変わらず人いないなぁ・・・

52 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/25(水) 00:42 ID:4BJyDTQU
保守!

53 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/25(水) 18:40 ID:Yomy79Rg
>>52
萌え板ならにゅ缶みたく保守しなくても大丈夫なんじゃね?
確かに3日も書き込みないと寂しいけど

よ〜し、このまま誰も書き込まないとパパがプリたんが男にデレデレした話書いちゃうぞ!

きっとこれで誰か書いてくれるべ

54 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/28(土) 21:41 ID:OzLdf1yw
う〜む、皆さん忙しそうですね。ニブルも来たしリアルも忙しそう。
かく言う私もリアルが忙しすぎ。 ネタは有るのだがカキコは月曜以降になりそう。

55 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/28(土) 22:31 ID:Pisl/ce.
>>54
楽しみにしてますよ〜

良かった、まだこのスレ生きてたんだね
誰も投下しないから死んでしまったのかと・・・

56 名前:1/3 投稿日:2004/08/29(日) 01:47 ID:ZeSUOSsw
「どうもお疲れ様、トリス」
プリたんがそう話し掛けて、ビールの入ったジョッキをトリスに手渡す。
今日は毎年8月の最終日曜に行われる騎士団と教会の共同主催のビアパーティであった。
このビアパーティは騎士団と教会がプロンテラ市民との交流及び二つの組織の大事な財源の獲得が目的となっている。
昼と夜の部に分かれており、昼は主に子供たち向けの催し物、夜は大人たちがハメを外して酒を酌み交わし労う。
昼の部でアコたんたちの面倒を主に見てたトリスは既に疲れ切り、ビアガーデンの机に突っ伏していたところだった。
「ああ、お疲れ様、ありがとう」
トリスはプリたんにお礼を言うとジョッキを受け取り一気に飲み干す。
「ぷはぁ、生き返るぅ〜!!」
さっきまでグッタリしてたトリスの顔に生気が戻っていく。
「私たち大人はこれからが本番なんだからじゃんじゃん飲まなくっちゃね」
そう言うとプリたんがビールを持ってくるように後輩らしき少し年下のプリーストに注文をする。
「プリたんの方から誘ってくれるなんて珍しいな・・・」
「最近会う度ギクシャクしてたからね・・・今夜はお酒でもパーッと飲んでバカ話でもしようかと思っただけよ」

先程のプリーストが大量のビールジョッキを運んできたのを見てトリスに動揺が走る。
「今月はピンチなんだ、勿論そっちの奢りだよな?」
トリスが冗談っぽく言う。だが瞳の奥には懐の寂しさが切実に見て取れる。
「あら、女性に奢らせる気?そうねぇ・・・なら飲み比べで負けた方の奢りってのはどう?」
トリスがふと考える。トリスはそれなりに酒には強いと自負していたが、相手は酒豪と有名なプリたんだ。
普通に相手をしては分が悪い。ここはウスラーにアルコールを即分解してもらいズルしてでも勝ちたいところだ。
(と、いうわけで頼むぞウスラー。やばくなったらお前が頼りだ)
(トリス、お前が姦計を練ると逆に敗因に繋がりそうな気がするのは気のせいだろうか・・・)
「よし、その勝負乗った!!」
トリスはウスラーの助言を無視する。トリスの言葉を聞きプリたんがニッコリ笑う。
「なら正々堂々勝負よ!!・・・の前に」
プリたんが言葉を切りトリスから片眼鏡を外す。
「ウスラー使うのは反則だから外させてもらったわよ?」
(げっ、バレバレだったのかよ・・・)
いきなり切り札を奪われたトリス。勝算なき戦いはこれからであった・・・

57 名前:2/3 投稿日:2004/08/29(日) 01:48 ID:ZeSUOSsw
(ああ、あっちでトリス君が紅薔薇さんとなんか楽しそうに話してる・・・)
少し離れた席で心配そうに騎士子たんが見つめる。
「うは;;;;;;内藤子1!!俺の;;;;;;話を;;;;;;聞いてる??・」
何やら既に出来上がったアサシンが騎士子たんに絡んでいる。
「ええ、聞いてるわよ」
少し疲れた表情はしているもの優しくアサシンを諭す。
「昔の;;;;プリたんは;;;;;;とっても素直で;;;;;;;;いい子だったのに!1!!1!」
アサシンのいつも元気に逆立っている逆毛はすっかり垂れ伏している。
「最近は;;;;俺のこと;;;;;;よくいじめるし;;;;;;;;;;でもそんなプリたんに萌えwwwwwっうぇ」
(悲しんでいるのか、喜んでいるのか、いまいちわからない人だなぁ・・・)
トリスたちの方が気にながらもアサシンも放っておけず愚痴に付き合ってあげる騎士子たんであった。

「お、騎士子たんもこっち来てたのか」
結局飲み比べに負け、渋々勘定を払う事となったトリスが騎士子たんの存在に気付き声をかけた。
「うん、私のシフトまで時間あるからちょっと休憩してたんだけど・・・」
ちらっと騎士子たんが酔いつぶれて寝ているアサシンに視線を送る。
「アサシンさんをこのままここで寝かせとくわけにもいかないし・・・私の部屋に寝かせて来ようかな、なんて思ってたとこ」
「騎士子さん、それちょっと拙いんじゃない!?その手の危険性はないやつだとは思うけど一応そいつ男だし・・・誰かに見られると大事ってこともあるわよ」
「確かに女子寮の部屋に男、しかも外部の者を連れ込んだりしてばれると上の連中はうるさいかもな・・・」
どうすればいいか思案するトリスと騎士子たん。二人を見てプリたんが意見を言う。
「トリス、あんたの部屋に泊めてあげてよ。それなら特に問題ないでしょ?」
「う〜ん、それでも外部の人間ってのは問題だと思うぞ?」
少し困った顔をするトリス。
「じゃ、さっきの負け分はチャラにしてあげるわよ。それでどう?」
「よし、任せておけ!!」
先程のトリスの困った顔が一転して即答する。
「現金ねぇ・・・ま、いいわ。それじゃ後はよろしくね。私はまだ飲んでいくから♪」
「まだ飲むのかよ・・・さっさと負けて正解だったな」
アサシンを背負い自室へとトリスは帰っていった。

58 名前:3/3 投稿日:2004/08/29(日) 01:49 ID:ZeSUOSsw
「・・・私、紅薔薇さんがとても羨ましいです」
未だビールの追加注文を続けるプリたんに騎士子たんが話しかけた。
「私のどこが?」
「あんなに想ってくれる男性がいる・・・ってところがです」
少々お酒が入ってるらしく騎士子たんは興奮気味だ。プリたんはジョッキから手を放し一つ息を吐く。
「羨ましいって、あそこまでくるとちょっと鬱としいけどね・・・」
口で言うほど嫌がってもない様子なのか悪戯っぽい笑みを浮かべプリたんが言う。
「それでもよく一緒にいるじゃありませんか!?」
お酒が入っててその表情を読み取れなかったか、素で真に受けたのかはわからないが騎士子たんは相も変わらず興奮気味だ。
「う〜ん、昔ね、私が至らないばっかりに彼に大怪我させたことあるのよ・・・今もその後遺症が残っててね・・・」
ちょっと塞ぎ込みがちなプリたんの顔に、騎士子たんは聞いてはいけなかったことを聞いてしまったのではないか、少し頭が冷えた。
「だから今一緒にいるのはせめて好くなるまでは、って自責の念が今は強いわね・・・私としたこがこんな辛気臭い話するなんてお酒が廻ってきたかな・・・悪いけど今日は帰るわ」
「あ、はい、私もそろそろシフトの時間なんで戻ります。」
プリたんと騎士子たんは軽く別れの挨拶をし、別の方向へと去っていった。

そのころ自室のベッドにアサシンを寝かせたトリスが彼の顔を覗き込む。
「なぁ、この人って普段の言動があれだから気にもしなかったけど結構綺麗な顔してるんだな・・・」
「うむ、どこかには性格は普通でも女からはモテそうもない男がいるというのに神様というのは不公平なものだな」
少しトゲを含んだウスラーの冗談にトリスが返答する。
「ウスラー、誰のことを言ってるんだ?」
「少しは自覚はあるようだな」
何を言い返したところでウスラーには勝てないと踏んだがトリスが話を無理矢理変える。
「ミスティスもそうなんだが、この人もちょっと化粧して女装させたら早々敵う女の人っていないんじゃないかな、って思ってさ・・・」
「トリス!?まさか、お前そっちの気があるのか!!」
「そ、そんなわけないだろ!ただちょっと気になっただけだよ!!」
ウスラーの言葉を力いっぱい否定するトリス。
「ううむ、お前がそんな調子だからいつぞやかのミスティスとの実戦訓練の時に一部の女騎士たちから『そういえば噂で聞いたんだけど、あの二人…』などと言われるのだ!」
「な、なんなんだよ!俺とミスティスが一体何だって言うんだ!?」
「我が知るわけなかろう!明日に差し支えるぞ、お前も早く寝ろ!!」
ウスラーから聞いた『噂』が気になりトリスはその日あまり眠れなかったという。

59 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/08/29(日) 01:51 ID:ZeSUOSsw
せめて次までの繋ぎにでも、と・・・長い上に面白みもなくてゴメンよ

60 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/01(水) 00:36 ID:2aXOw1CI
>>56
GJ!! 良かったですよ!
カキコ予告したのは良いが仕事が忙しくて大変だったりする。 やっと出張から帰ってきたよ。

とりあえずネタとしては「アルケミ博士はいかにして研究資金を調達しているか?」をテーマに考えてみたのだよ。
元部下達も頼ってきてるから結構大所帯のはず。 で、これまでの流れから何とかこじつけたデス。
(まあ、博士達の奇妙な研究を理解できて資金提供可能な方となると限られますから、あの方くらいしか…)
結果としてアリスたん大活躍予定。 夕方辺りにはカキコできるかと。

61 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/05(日) 00:01 ID:xto037/E
「…僕とした事が不覚でしたね…」
そう言いながらミスティスは刀に手をかける

遺恨怨恨の根は長く、2年前に撒かれたその種は、長い時間の中で華咲かせ
そして遂に実を宿した。

華の持ち主はかってミスティスが不正を暴いた国事に関わる者
民からも慕われ、兵にも、そして王からの新任も厚き者
だが光あるところに影はある。光が大きいほど影も大きい
ミスティスの暴いた影は、その者の光を飲み込み、人生をも飲み込み、家族をも飲み込み、その者の人生を闇に蹴落とした

「さぁ…時は熟した。堕ちて貰うぞ、騎士様…」
全てを失った男は笑う。確勝の笑みである。万に一つも騎士様が抜け出る術はない。
それは糸に掛かった獲物を見る蜘蛛に似ていた。
遠く離れた位置に張った糸の方角を見つめながら男は再び笑った。

刀を鞘に収める。
誰の手のものだろうか?ミスティスは考える。
心当たりが無い訳ではない。むしろありすぎて困る。
国を守り、人を守る為に振り続けた剣、その業は全て自分の身に降りかかる。
誰も知らず、誰からも感謝される事はない。
覚悟していたつもりだが、皮肉な物だと苦笑してしまう。

追っ手の気配を感じた騎士は、三体の、かって人だった物の冥福を祈ると闇に消えるのだった。


まったくスレが進んでいなかったので、長編の序章っぽいのを書いてみました。
リレーが楽しいと思うので、複線とかはりまくりました
皆様こぞって続きでも書いてやってくださいです

62 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/06(月) 00:11 ID:UUnp0Fts
同時刻、プロンテラは戦慄に震えていた
騎士団長の息子であるミスティスが魔族と内通していたのだ
「冗談でしょう、あいつがそんな事をするはずがない!」
「そうですよ!ミスティス君に限って…」
騎士団の一室でトリスと騎士子がレオを激しく問い詰める
「…これは決定時効なんだ。陛下の命には絶対服従。それが騎士ってもんだ…」
そういいながらも、レオの顔は渋い。
「教官!!」
「俺だってアイツがやったなんて思っちゃいねえ。濡れ衣に決まってる
 だがな…。アイツを庇うには余りにも状況ができあがってる」
「レオよ。それはどういう意味だ?」
ウスラーがレオに問う
「アイツは厳密には部下を持たん。だが非公式な部下みてえなのがいっぱいいる
 人徳なんだろうけどな… ゲフェンに魔術士、ジュノーのクルセイダー アマツの将軍
 モロクのアサシン フェイヨンのハンター… どれもこれも数え切れない任務を得て
 アイツと繋がりを持ったんだろう。それこそアイツの協力者は数え切れん」
そしてレオは言葉を続けた
「そしてアイツは魔族に育てられた。わかるか?今まであげた危険因子の数を
 相手がミスティスじゃなかったら、無害じゃないと理解していなければ、俺ですら討伐を命ずる
 それほどの危険因子なんだよ…」
レオが言い終えると同時に、一人の騎士が部屋に駆け込んできた
「レオ将軍! 大臣が差し向けたミスティス殿への刺客、全て討ち取られたとの報が入りました!」
トリスがゆっくりと部屋を後にしようとする
「トリス、どこへ向かう気だ?」
足を止めトリスはゆっくりと振り返った
「俺が… 俺がアイツを止めて来ます…! 必ず連れ戻す…」

63 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/06(月) 19:07 ID:f8QVuDss
お、なんかシリアスストーリー(゚∀゚)キター!
俺はシリアス書けないから皆ガンガレ

で、60氏の話も期待してるんで流れぶった切るようで悪いけど書いてもらいたいのぅ

64 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 00:58 ID:P3.1q/ok
リレーという事なので自分も一つ・・・

「うはwwwwミスティスwwwwwまぁ飲めwwwwww」
「頂きます」
「お前なんでwwww抹茶wwww酒のめwwwwだめすぎwwwww」
ほぼ全裸でドンペリをラッパのみしているタイラーとアサシンの横で
アマツの民族衣装に身を包み正座という独特の座方で腰を下ろすミスティスがそこにいた
「けどwwwwお前からwwww誘ってくるとかwwww珍しすぎwwwww」
「wwwwwwwwww」
「えぇ。まぁいいお酒が手に入りましたし、日ごろの例も兼ねまして…」
「うはwwwwありwwwwっうぇーっひっくwwwww」
「wwwwっうぇーっひっくwwwwwあれwwwwww」
「うはwwwwお前もうよったのwwwww弱す…ZZZZZZZZZ」
「うはwwww人の事言え…ZWZWZWZWZWZW」

二人の逆毛が寝たのを見計らってからミスティスはゆっくり腰をあげた
そのミスティスの後ろに、いつの間にかWIZが立っていた
プロンテラと敵対しているはずのゲフェン魔術師教会の華、青薔薇である

「ミー様… そろそろ行きませんと…追っ手に…」
「解りました」
そういうとミスティスは寝ている二人に頭を垂れた
「正直…最初は迷惑でしたが… 貴方達といる時間は楽しかったです、ありがとう」
「zzzzzzzzzzzzzzzzzwwwwwwwwww」
「…それじゃあいきましょうか、アーちゃん」
「いいんですの…?」
「ごっこ遊びは…もう終わりです。」

もしまた逢える事があれば、またじゃれあいたい物だな…
その言葉をミスティスがいう事はなかった。

65 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 12:49 ID:jyptJ0vg
「トリスよ…」
ウスラーが問う。
「トリスよ。汝にあ奴を…ミスティスを止める事が出来るのか?」
トリスは装備を整えながら答える。
「こうなっちまった以上、話し合いとかでの解決は…無理だろうなぁ…」
「やはり…戦うのか…」
「本音を言うとな、ウスラー。以前から、試合とか手合わせとかじゃなく、本気であいつと戦ってみたいと思ってたんだ。」
「だから戦うと言うのか?今の状況では、どちらかが命を落とす戦いになるのだぞ?」
やや咎める口調のウスラー。
「…俺だって…俺だってこんな形で…」
武器庫から大振りの槍を取り出すトリス。
「…こんな形で戦いたくなんか…」
ハルバードである。トリスの私物のしては珍しく、かなり精錬されている。

      [+8ソリッド ウルヴァリン ハルバード]

かつて、軍団長との死闘で振るった槍…シュバルツバルド戦以来の武器である。
「本気…なのだな。」
ウスラーはトリスの悲痛な覚悟を理解した。そもそも手加減など出来る相手ではないのだ。
「絶対に…絶対に連れ戻してみせる!お互い、どんな身体になってでもなっ!!」


「いいだろう、トリスよ。共に行こう…」



   ―我は…我は汝と共に在ると決めたのだから…―

66 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 21:45 ID:SS8W1d7E
ドバタンッ! 騎士子たんがトリスの部屋の扉を乱暴に開ける
「ちょっと、トリス君。落ち着いて…あれ、いない?」
既に部屋はもぬけの空だった。床には適当にトリスの私物が散らかっている。どうやら一足遅かったようだ
「んもぅ〜、こういう時だけ素早いんだもんなぁ」
眉根を寄せて渋面を作る騎士子たんの目に入ったのは机に置かれた赤い小瓶、忠節の証。主君に忠誠を尽くす騎士の心得
手にとってみると確かにトリスの団員番号が入っている。騎士の誇りたる証を置いていくということ、それは
「トリス君、騎士団辞める気なんだ。皆に迷惑がかからないように…」

トリスは道すがら溜め息をついていた
「はぁ〜、やっぱクビかな。なんつっても国王様の命令に背いたんだもんな」
「騎士失格だな。しかしなにも自分から貧乏くじを引かなくてもよいだろうに」
「いや、俺が好きでやってるから別に後悔とかはしてないんだけどな。俺がやらなきゃ騎士子たんがやっただろうし。
 しかし、どっちかというと貧乏くじはお前の方だな。俺みたいなのにくっついたばっかりに、こんな事になっちまってよー」
「だからよいと言っている。我も我の意志で選択した」
ホムンクルスとはいえウスラーは感情回路搭載型だ。それを聞いてトリスは安心したように頭の後ろで腕を組んだ
「へっ、そうかよ。ならミスティスとやり合ういい機会だし、騎士子たんと違って家の体裁もないし、行くか!」
「まずはミスティスに追いつかねばな。何か手がかりでもあればよいのだが」

そこでトリスは気がついた。いつも内ポケットに入れている忠節の証がない。どうやら慌てて着替えたので忘れてきたらしい
「ありゃ、まいったなぁ…まあ、いいか。別に無けりゃ無いで困るモンでもないし」
「クビだから構わんだろう」
「勝手に決めつけないでくれよ。まだ未定だ…といいな」

その頃、騎士子たんはこの事をレオ教官に報告すべきか悩んでいた
「トリス君に辞めて欲しくなんて無いけど、でもそれがトリス君の望みなら…ううん、でもやっぱりこんなのだめだよ…」


「ところでウスラー、自由騎士ってちょっとよくない?」
「トリス、それはただの浪人だ」

67 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 21:55 ID:eaozRcTQ
最近進みいいね〜、ガンガレ

68 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 23:29 ID:P3.1q/ok
ミスティス謀反の報が入って早一ヶ月。
トリスの追撃、刺客、全てを振り払ってミスティスは逃げていた。
ひとえに、非公式ながらその人脈によって培われた
「自称ミスティスの騎士団」
のおかげである。
ミスティスとて、無論罠にはめられて追われているだけであって
謀反を企てた訳等ではない。
故に最小限の犠牲で、できる事なら追っ手に撒いて、隙を見て王都に進入
そして国王に直訴するつもりであった。

とはいえ、プロンテラサイドとしては、ミスティスの人脈は脅威ですらあった
逆毛王国…ゲフェン魔術師教会…そしてプロンテラ教会最強と歌われるニ薔薇にゲフェンの青薔薇を足した三薔薇
何より騎士団内部には彼との交流を持ち、彼を討つのを良しとしない人間が多い。
さらには魔族… その中でも魔族の中の魔族が住むと言われるゲフェニアに生息する、最強の部類の物である
万が一にもミスティスがその人脈を利用し、全力で刃向かってくれば首都は恐らく無事では済むまい…
故にカプラ本社に圧力をかけ、空間転送サービスを停止
イズルード・アルベルタ間の船舶の運航停止
各街に徹底した検問体制を引き、さらにアルケミ博士に転送感知装置まで作らせ万全の臨戦態勢を強いているのだった

69 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/08(水) 23:49 ID:P3.1q/ok
???「さて博士、頼んでいた者は出来ているかな?」
博士「…一応は」
博士は男を睨み付けながら、二つの大きなカプセルを渡す
???「怖いな。そう怒らんでくれ。これも平和の為なのだよ」
そういう男の声には嘲笑の響きがあった
???「まぁいい。早速使わせてもらおうか… 入りたまえ!」
そういわれて入ってきたのは白い甲冑と鉄の仮面に身を包んだ両手のない大柄の男であった
男はカプセルの中身を取り出し、手の無い男の肩に押し付けた
刹那、肩の断面図からは肉芽が盛り上がり、ゆっくりと人の手の形になる
???「…ククク。任務はわかっているね?プロンテラ騎士団12将軍の一人にして、空席であった白虎の聖戦士殿?」
白虎将軍「…承知している。それでは任務に移るので失礼する…」
再生した手の感触を確かめる事もなく、男は踵を返す。
自分の手に移植されたモノの正体を知っているかのように…

???「さて、博士ご苦労。それでは君の大事なアコたんとメカアコたんをお返ししよう」
そういうと兵に連れられ二人の少女が歩いてきた。衰弱しているのか、空ろな眼でぐったりしている。
博士「…貴方は自分が何をしているのかわかっているのか…!? あれは… ウスラーの… それに彼は…」
???「トリス如きに負ける男だ。両手に量産型ウスラーをつけたところで勝てはせんだろうな…」
自分のコマが負けるという事実を語るのに、何処か楽しそうに語る
???「まぁそれでもミスティスとて無傷では済むまい。それでいい。それでいいのだ」
???「おっと。お喋りは終わりだ。衛兵!ここにいる三人を捕らえろ!」
博士「!?」
待ち構えていたのか、あっという間に兵士に囲まれる三人
???「罪状は…そうだな。国家反逆罪だ!引っ立てい!」
博士「貴方という人は…!!」
???「負け犬の遠吠えだな、博士?」
博士「… アコたん!メカアコたん!!」
一瞬の隙をついてアコたんとメカアコたんにポーションを投げる博士
博士の製薬技術が凄いのか、二人の目には一瞬で生気が宿る
???「貴様ぁッ!」
博士「逃げろ! 何処へでもいい!早く逃げるんだ!」
殴り飛ばされながら叫ぶ博士
アコたん「そんな…!」
メカアコたん「…」
とどまろうとするアコたんを押さえつけて、煙幕を撒き逃げ出すメカアコたん
アコたん「いやぁ!! 離してメカアコたん!!」
そんなアコたんの叫びが喧騒の中に消えていく
これでいい… とりあえずはこれでいい…

博士の意識はそこで途絶えるのだった

70 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/09(木) 14:10 ID:Jv.60p.E
ぶつぶつと呟きながらトリスは歩いていた。端からみるとWISしているようにも見えるが、彼の話相手はすぐそばに居る
「ミスティスを追おうにも何の手がかりがないな、そもそも俺は情報部じゃないし、どうしたもんか」
「どうやら主要な交通は封鎖されているようだが、あの騎士様のことだ。既に街を出ていることも考えられる」
いきなり詰まってしまった一人と一体は、今出来る事を考えた
「刑事は現場百回という。何か手がかりがあるやも知れぬぞ」
「放火魔は必ず現場にいるとも言うからな。いや、さすがにミスティスがそこに居るとは思ってないけどさ」
そんなこんなで二人は、さっき大臣の刺客が殺害された現場に行ってみる事にしたのだった

プロンテラの裏路地、昼でも薄暗いそこが殺害現場だった。慌しくプロンテラの警備兵が黄色いロープの中で遺体を収容している
「ウスラー、なんか目だった生体反応ある?」
「こうも人だかりが多くては精度も鈍るが…特に反応はないようだ」
物見高い野次馬で人だかりが出来ている。トリスも辺りを見回すが、目ぼしい人間はいないようだ
遺体に目を向けると、元は人だったことがかろうじて服で判別できた。バラバラの肉塊だ、三人分だろうか。それすらも分かりにくい
「鎧ごと人体を輪切りにしたのか…人間じゃないな。こんなことが出来るのはやっぱり…」
騎士団一の身体能力、魔族の剣技、名刀正宗。それが揃って初めて成せる所業であろう
追っ手を殺害したのも濡れ衣と考えていたトリスだが、これではどうやら本当にミスティスがやったと信じるしかないようだ

「それにしてもよ、なんか事情があるなら、俺らに相談してくれればよかったのにな。なーんで逃げたりするんだか」
「事情があったからかも知れぬ。考えられるケースは、話せば我らが危険になる、信じてもらえない状況だった、追撃をかわすのに必死だった…」
「ふむふむ」
「…そしてミスティスが本当に裏切っていたというケースだな」
「ふむふむ…って、こら。そんなことあるわけないだろ」
「あくまで可能性だ。ただお前もその覚悟はしておいた方が良いと思ったのだ。動揺されて寄生主に死なれると我が困る」
「わかったよ。でも言っとくけど、俺はミスティスを連れ戻すために探してるんだからな」

そして一人と一体はまた歩き始めた。北に騎士を見たという話があれば行って探し、南に怪しい隠れ家があると聞けば行って叩き壊し
東に病気の人あれば行って看病してやり、西に喧嘩があれば行って仲裁してやり……しかし、うまく逃げているのだろう。結局ミスティスは見つからなかった
「騎士の旦那〜、あっしらは何も知りやせんって!」
「その言葉本当だろうな…まあいい、これから拷問にかけてじっくり吐かせてやるからな」
「トリス、嘘発見機によれば98%の確率でその男の発言は真実だ」
「げ、またハズレかよ」

そして早一ヶ月、4つ目の全然関係ない窃盗団のアジトを壊滅させたところで、爽やかな笑みを浮かべトリスは悟った
「…フッ、やっぱり俺みたいな素人が追跡してもダメだな」
「もう少し早く気づけ」

71 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/09(木) 18:57 ID:Su6fRfe.
「…見事…」
長黒い長髪を持ち、白いマントをその背に背負う男が膝をつく
相対するは銀の髪に黒い甲冑、そして弧を描く白金の刃を持つ騎士

騎士ウィンザーの誇る白狼隊は、騎士団の中でも、もっとも追跡、連携に優れ
もっとも優れたハンター…。まさに狼の如くであった。そしてそれを指揮するウィンザーも、口数は少ないものの、狼のごとくしなやかさと
統率力、そして荒々しさを持つ、まさに狼の群れを指揮する白狼であった。

その猟犬以上の追尾能力でトリスより先にミスティスと出逢えた白狼達には自信があった
ミスティスを確実に捕らえきれる自信が。
だが、その自信は崩れ去る事となった。
まず、ミスティスには少数精鋭ながら、恐ろしく強い戦士達…ミスティスの騎士団
つまり、公式的にはいないとされていた、ミスティスの黒竜騎兵の存在である

本来騎士団の隊員は騎士のみである。だが彼の黒竜騎兵の構成は騎士だけではない。
故に騎士対騎士を想定していた、白狼隊は裏をかかれた形で陣形を崩される
白狼隊は我が身を守るのが精一杯の状況に陥いり、白狼将軍と黒竜将軍の一騎撃ちとなる形となった

ウィンザーは優れた騎士である。無駄な事は決して喋らない性格同様
無駄な動きを排したその戦い方は、ある意味ではミスティスに似通っている
「…ミスティス。 謀反の恐れありとの報が騎士団に入っている…」
「知っていますよ」
「原因はこの兵か?」
白狼隊と交戦している戦士達を見ながらウィンザーはいう。
「いいえ」
そうだろうな、とウィンザーは思う。
恐らくミスティスの置かれた状況を知って、駆けつけた者たちであろう。
「誤報なのは騎士団全ての人間がわかっている…剣を退き、俺と共に来い…。悪いようにはせん…」
「ありがとうございます、ウィンザーさん。でも僕はまだ戻る訳にはいかないのです…」
「訳は話せないのか?」
「…不覚を取ったとしか言い様がありませんね…」
そういいながら自重の笑みを浮かべるミスティス
「そう…か」

次の瞬間にはお互いの足が地面から離れていた
辺りに響く鉄と鉄のぶつかり合う音
たった一度、剣を交し合っただけだというのに、その剣激がもたらす気は
交戦している全ての兵の争う手をとめ、二人の騎士の戦いに目を奪われていた

お互い譲らずの激しい戦闘。
片や激しく打ち込みながらも、一切の無駄のない動きをするウィンザー
片や無駄の無い動きでそれを交わし、舞ように刃を繰り出すミスティス
激流と清流に例えれたであろう。

「さすがですね、ウィンザーさん…」
間合いを取りつつミスティスはウィンザーに語りかける
どんな兵にも一瞬の隙が生じる。その刹那に音を超える剣を繰り出すのがミスティスの戦い方である
だがウィンザーはその無駄をも廃している。
ウィンザーの序列は12将軍の中でも中に位置する。片や最強と謳われる騎士である。
純粋に相性が悪すぎるのだ。
「…このままでは戦いが長引きますね… やむえません」
その瞬間、ミスティスの姿が消え、激しい衝撃がウィンザーの身体を吹き飛ばす
「ゲフェンで得た剣技にアマツの居合いを+したのが普段の僕
 そしてこれがゲフェンで得た力…身を蝕む瘴気が代償に、僕に与えてくれた力です…」

…なるほど… 通りで… トリスやレオ…ジュノーの団長… アーサー団長…
並み居る… 騎士を… 差し置いて最強と…言われるわけだ…

72 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/09(木) 19:08 ID:Su6fRfe.
「…見事…」
地に伏せたウィンザーを見やりながらミスティスはいう
「皆さん、勝負はつきました。どうか引き上げ、陛下と父さんにお伝えください
 このミスティス、なんら卑しむべき事はしていない。必ずそちらに伺う、と」
そういいながら背を向けるミスティスと戦士達
ウィンザーに駆け寄る白狼達を背に、歩を進める

「…ミスティス様、ご安心を。皆加減して戦ってありますわ。倒れた人もリザレクションで蘇生できる範囲です」
その声に呼応するかの如く、親指を立てる戦士達
「ありがとう、あーちゃん…それに皆さん」
そういいながら微笑むミスティス
その眼には悲しそうな光が宿る
が、それと同時に強い意志の光が宿っていた。

73 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/09(木) 23:59 ID:HXEbzvuk
男がモロクの街の市場で夕飯の食材を求めている時、その気配に感づいた。
先程からチラチラと視線を感じる。尾行していることが筒抜けである。
男は誰に対してと言うわけでもなく仕方なさそうな顔をすると買い物を止め人気のない場所を探す。
ここは裏路地に入っただけで何が起きてもおかしくない。砂漠の黄砂が何もかも全てをすぐに隠してくれる。
証拠以前に事件すら気付かない、モロクとはそんな街であった。

男が裏路地に入ると尾行者もついて来るのがわかる。
「さて、この辺でいいだろう?さっさと仕事を済ませたらどうだ?」
男が背を向けたまま尾行者に話しかける。尾行者の気配は二人。
振り向いてみれば、身なりはこの街では至って普通の冒険者風といったところ。
だが、その眼は非常に冷たい。先程まで殺していたであろう殺気が今では肌で感じられる程だ。
「自分の殺気を隠せるということは係長クラスといったところか・・・だが尾行はヒラ社員並みだな」
男が冷たく言い放ち終える前に一人の暗殺者が男に踊りかかる。

暗殺者のカタールが男に届くより速く男の斬撃が暗殺者の胴を凪ぐ。だが傷は浅い。暗殺者たちにとってはかすり傷と言ってもいいくらいだ。
「お前の命はあと10秒だ・・・」
見れば男の腕に毒でぬらぬらと濡れ、怪しい光を放つジュルが装着されている。一瞬の攻防で相手を毒に侵しベノムスプラッシャーを叩き込んだのだ。
死の宣告がなされた仲間の暗殺者のことを気にも掛けずもう一人の暗殺者が男に飛び掛る。
「ソニック・・・・・・ブロォォォオオオオオオ!!」
男のジュルが繰り出す連撃がもう一人の暗殺者を迎撃する。
「トリプルカオスジュルで混乱の秘孔を突いた・・・お前の腕はお前の意思に関係なく動き出す」
混乱の秘孔を突かれた暗殺者の腕が小刻みに震えだす。腕のカタールをカタカタ鳴らしながらゆっくりと自分の首へと宛がう。
おそらく必死で抵抗しているのだろうが腕は全く言う事を聞かない。
「あぁっべぇぇっしぃぃぃぃっ!!」
意味不明な絶叫を上げ毒に侵された暗殺者の一人が毒を撒き散らし爆ぜる。
「ひぃでぇぶぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
続いてこちらもまた意味不明な絶叫を上げながらもう一人の暗殺者の首が地に落ちた。

パン、パン、パン・・・
手を叩きながら初老の男・・・アサシンギルドの社長が男へと近づく。
「うちの課長クラス二人相手にこれ程とは・・・腕は退社した時と遜色ないようで安心しましたよ」
「こいつらが課長クラスだと?俺が居ない間にアサシンギルドも随分と質が落ちたものだな」
男の皮肉にも社長は笑顔のまま答える。
「確かに事実ですからそう言われても仕方ありませんね・・・そこで貴方にはこの男の始末をお願いしたいのですよ」
社長が男に一枚の人相書きを見せる。
「確かにこの男が標的ならばお前の部下では心許ないな・・・ならばお前自身が出向けばいいのではないか?」
「いえいえ、私の方は現役を引退している身ですし、デスクワークが長い分ブランクもありますしね」
今まで気配すらせずにこちらの動きを見ていた者が抜け抜けとよく言う。男が心の中で毒づく。
「無論、こちらの下請けというわけですから依頼主は言えませんがその分報酬は弾むつもりですよ」
社長が愛想良く笑って見せた。

74 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/10(金) 00:00 ID:fbFKwOkA
「と、いうわけでwwwミスティスのwww暗殺することにwwwwなったwwwwヨロwwwww」
アサシンが夕飯時にシフ男たちに話し掛けた。
「おお!ししょー、かっこいいです!!」
「先輩の前半部の作り話は置いとくとして・・・」
感嘆するノビ子とは対称的にシフ男が冷めた口調からアサシンの武勇伝の辺りは聞き流していたようである。
「うはwww人のwww唯一のwww見せ場www全否定かよwwwwwっうぇ」
「そもそもミスティスさん相手に勝算なんてあるんですか?」
「我にwww柵wwww蟻wwwwwww」

「で、策ってこの山積みされた本のことですか?」
プロンテラの露店通りで妖しい本を売るアサシン一行。
「これはwww『月刊まーちゃん通信』のバックナンバーwwwwwwヤツはwwwこの臭いにwwwつられてwww必ず現れる!11!!」
一応アサシンギルド出であるシフ男は情報収拾の大切さは知っている。
そのためミスティスが追われる身であることを理由までは知らないながらも風の噂程度には知っていた。
そんな彼がこんな人通りの多いところに現れるとはとても考えられなかったのである。
「現れたヤツはwww必ずwwwこの本をwwww昇天するまでwwww読みふけるwwww」
仮に現れて、仮にこの本を読んだとしても、この人通りでそんな行為を行う人は居ないと心の中でシフ男はツッコミをいれる。
「ヤツがwww性もwww金もwww尽きたとこをwwww一世口撃!!1!完璧杉でwwww修正されるねwwwwwっうぇ」
アサシンがどこに根拠があるのかわからない自信に満ちた逆毛を木霊させた。

一ヶ月後
「うはwwwミスティスのヤツwww来ねぇ;;;;;;やっぱ『週刊わたしのアコたん』のがよかったか?・・・?」
「それよりも僕は『月刊ボクのエロプリ様』のがいいと思います・・・」
シフ男は疲れきってるのか思考がアサシン並みに低下していた。
「それはwwwヤツのwwwww趣味じゃないwwwwwwっうぇ」
やたら自信満々に答えるアサシン。
「ところでミスティスさんに掛かってる賞金っていくらなんですか?」
そういえば今まで彼の命の値踏みがどれ程なのかシフ男は聞いていなかった。
「うはwwwwバナナwwwwww1年分wwwwwwwwっうぇ」
「おお、すごい!1ねんかんあそんでくらせますね!!」
(ミスティスさんの命って随分安いんだなぁ・・・)

無論、彼等の前にミスティスは現れることはなかったという・・・

75 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/10(金) 03:41 ID:0l2vG58g
白華将軍… 現白華将は2本と宝剣とAS、三つの魔法を同時に使うトライブラストの使うセージあがりの騎士
      元セージという異端性、そして攻撃の華やかさから、騎士でなかった者に与えられる最高位にして
      唯一動物でない称号である華を与えられた女戦士

白虎将軍… 元来は白獅子と共に白凰の両脇を固める騎士団最強の称号の一つ
      最近まで空席だった

白牛将軍… 突進力を買われた槍騎士に与えられる称号
      バッファローの如く突進し前線で戦う事が期待される

白獅子将… 戦闘力もさることながら、戦術眼と戦略眼 その全てを持ち合わせる者に与えられる
      白鳳に次ぐ者とされる者に与えられる称号。元来12将は平等だが、獅子と虎、そして鳳凰のみは別格とされる

白竜将軍… かって存在したと言われる称号。騎士団において別格の存在であり、全ての騎士の上に立ち全てと平等であったとされる
      先代の将軍はゲフェンタワーで行方不…


「…破れて読めない、か」
騎士団、否。プロンテラの全ての歴史、そして彼の知識が刻まれている一冊の蔵書がある
博士が書き上げた書である。

男は笑う。
「まぁいい。目当ての部分は眼を通せたのだからな」
魔族召喚項目。

ミスティスを破滅に導く最後の手である

「精神的に弱ったあいつに魔族をぶつけ、止めを刺す」
思わず口に出していた。

まぁいい。今はまだ使えん。もっと弱ってから、そう。
弱ってからだ…

76 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/10(金) 04:32 ID:xBD5LnKk
この過疎スレで頑張ってるし、普通に面白いとは思うんだけど新キャラばかり増やされると良くわかんなくなってくるべ。
いや、見てるだけの人間が何言っても説得力無いけどね?

あとこの話がどういう流れなのかわからないのでそろそろあらすじみたいなものを作ってくれると助かる。

77 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/10(金) 05:38 ID:fbFKwOkA
>>75
『十二将軍』『白獅子』『白牛』『白羊』って単語から12星座から名前取ってると思ってたけど違ったのね♪
さしずめ13番目は『白蛇』な〜んて思ってたエンドレスワルツに影響されちゃってる俺
>>76
俺もよく判らないけど多分、
「ミスティスをはめて失脚させて何か企む連中VS身の潔白を証明しようとしているミスティスと愉快な仲間達」
そんな感じじゃない?違ってたらすまない

78 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/12(日) 17:10 ID:8SzTvPkU
いっそミスティスは絶望してラスボス化っていうか闇に落ちるのも楽しいかもしれん。
無論最後は元に戻るんだろうけどさ。

79 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/12(日) 20:03 ID:AP7Uex7E
>>78
魔界の瘴気で身体を病んでるって設定は結構前からあったような気はする。
で、いつの間にかミスティスダーク化云々って話出てきたけど、
それは魔界の瘴気は身体だけではなく心も蝕むってこと?
それと出来ればそういう意見を出して他人任せにするよりも自分でそんなSS書いた方がよろしいかと。
例えそんなつもりなくとも、なんか他人に話の筋道を強要してるような印象あるからさ・・・。

80 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/20(月) 00:18 ID:7U1tVsm.
一週間誰も書き込みなしか・・・
それなら今のミスティス編とは全く関係ない話でも書いちゃえ

最近アマツの動向が不穏である。トリスタン王の勅命によりミスティスが内部の調査へと派遣される事が決まったのは今から3日前の話だ。
一時期、アマツで過ごしたミスティスならばアマツ内部にも詳しいと言う王の判断であったが何分面が知れ渡っている。
そこで一計案じられたのが変装である。元々線が細く、どことなく中性的な整った顔立ちのミスティスは女装させても全く違和感がなかった。
・・・いや、むしろ似合いすぎていると言う感だ。だが、女の一人旅はあまりに不自然である。そこで俺、白牛将軍トリスが彼の夫役として同行しているのである。

「先輩、なんとか僕の正体がばれずにアマツ入り出来ましたね」
アマツに着くなり、すぐ拠点とするべき宿を探し、その一室でミスティスが俺に話し掛けてきた。
「ここの領主とは顔見知りですが、とても謀反を起こすような人物ではありませんでした・・・」
ミスティスが俺にここの領主について語り始めるが俺にはどうしてもミスティスの話に集中することは出来なかった。
「おそらく以前、彼の母親が狐憑きに遭うという事件がありました。今回はひょっとすると領主に・・・」
ここまで言いかけミスティスが怪訝そうな顔をし始めた。
「先輩、話聞いてます?」
話に集中してない俺の顔をミスティスが覗き込む。
俺の目の前には美女がいる。と、言ってもそれは未だ女装をしているミスティスではあるが・・・
俺が何故ミスティスの話に集中出来ないのかこの時やっとわかった。そして俺の中に渦巻いていた衝動を行動に移す。

「せ、先輩!何をするんですか!?」
俺はミスティスを無理矢理ベッドに押し倒すとミスティスが抗議の声を上げる。ミスティスが懸命に抵抗してみるが腕力と体格差の所為でそれは総て徒労へと終わる。
「今の俺達は夫婦なんだろ?なら別にこんなことしてもおかしくないだろう?」
ミスティスの両手首を片手で押さえ付け、空いた片手をミスティスの股間へと滑らせる。
「俺はもしかすると前からお前とこうなりたかったかも知れない・・・今この状況が俺の本心に少しだけ後押ししてくれた!ミスティス、お前が欲しい!!」
俺の告白を聞くとミスティスの腕から力が抜ける。抵抗することを諦めたのだろうか。
「抵抗するのはやめたのか?」
俺の問いにミスティスが優しく微笑む。
「今回の任務で先輩を夫役に選出したのは僕なんです・・・二人っきりなれば、もしかしたらこうなるかも知れないと期待して・・・」
俺とミスティスが見詰め合う。今の俺達に言葉は不要だった。どちらからともなく眼を瞑り、お互いの顔が近づいていく・・・

81 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/20(月) 00:19 ID:7U1tVsm.
「って、なんじゃこりゃぁぁぁっ!!!!」
トリスが絶叫を上げる。
「『なんじゃこりゃぁぁぁっ!!!!』って、先輩が騎士団の一部の女性から僕達の関係をどう噂されてるから知りたいと言うから・・・」
ミスティスが見せてくれた一冊の漫画は同人誌と言うものらしい。トリスは初めて見るそれに驚愕をした。
「大体、なんでこんなものをお前が持ってるんだよ!?」
「これ、しーちゃんが描いた物です。他にもあーちゃんや紅薔薇もこういうの描いては嬉々として僕に見せてくるんですよ・・・」
トリスの問いにあっさりと即答するミスティス。だがその表情は少し疲れているようだ。彼もまた犠牲者なのだ、トリスはそう思った。
「これが世に出回ってるのが噂の発端ってことか・・・」
なんでもミスティスによれば一部の女性はこういう内容のものを好むらしい。例の騎士団の女子もこれを読んだのだろうと、トリス見当をつけた。

「それにしてもこんなに影響力があるなんて漫画ってのもあながち莫迦にできないもんだな・・・」
トリスの何気ない呟きにミスティスの表情が険しくなる。
「そうなんです、この影響力は決して甘く見ることは出来ないんです。それでこれを見てください。」
再びミスティスが新しい本を渡してくる。先程の白薔薇作の本に比べて遥かに分厚い。
トリスがその本のページを開くとそこには騎士子たんに陵辱の限りを尽くす自分の姿が描かれていた。
「総ページ数120P、うち先輩と騎士子先輩の行為に及ぶ姿が延々と100P超過も描かれています。もしこのスキャンダラスな内容を世間が信じてしまっては騎士団の名誉を深く傷つけることになります」
「許せねぇ・・・漫画の中とはいえ俺が美味しい思いしてるのはまだいい!だが騎士子たんがこれを見ちまったら・・・一体誰がこんな物を書いてるんだ!!」
冷静なミスティスとは裏腹にトリスの手に力が篭っていく。
「それが委託売り場に数部程おいてあったものらしくこれの出所は今のところ不明なんです。作者も不明なのですが一つだけはっきりしているのはサークル名が『レジデントオブサン』ということだけです」
レジデントオブサン。どこかで聞いたようなことがあったその名前をトリスは思い出した。
「すっかりうやむやになっていたけど、あいつ等まだ騎士子たんのことを!ミスティス、済まないがその本をしばらく貸しといてくれ。それを元に奴等の足取りを追ってみる!!」
「先輩!それを貸すのは構いませんが、一つだけ約束してください!!」
本を片手にミスティスの部屋から出て行こうとするトリスをミスティスが呼び止める。
「ああ、わかってる。こんな物を誰かに見せたりなんてしないさ、安心してくれ!!」
トリスが笑顔で応える。だがミスティスの表情は曇っている。
「いえ、そうではなくて・・・その、言い辛いのですが・・・開かずのページとかは・・・作らないで下さいね」
「お、俺が、そ、そ、そんなことするわけないだろ?み、ミスティスが冗談言うなんてな、あは、あははは・・・」
視線を泳がし、挙動不審な動作で乾いた笑いをするトリスであった。

その頃、騎士子たんは・・・
「う〜ん、前回は委託とはいえ初めての参加ってこともあって、抑えて描いてたけど100ページこえちゃったなぁ・・・」
手にしたペンをクルクルと回しながら机の上の原稿用紙と騎士子たんは睨めっこしていた。
「描きたいことはまだまだあるけど上手く纏まらないものね・・・」
既に150枚は描きあがった原稿を部屋に山積みにし、騎士子たんは再びペンを動かし始めた。
後に他に追示を許さない最大手へと成長していく騎士子たん個人サークル『レジデントオブサン』の大いなる胎動である。
だがそれはまた別のお話である!!続かない!!!

82 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/29(水) 03:38 ID:PPZ9v/HI
昨日は十五夜だったらしいがいつもの時事ネタの人降臨なしか・・・

83 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/29(水) 23:01 ID:gVNfdAtA
『十五夜』
リーン…、リーン… 虫の音が夜の空気を震わせる。見事な満月が雲一つ無い夜空にぽっかりと浮かび、皓々と辺りを照らしている
その夜に落ち着いた、されど透き通るような声音が響いた

「うーん、やっぱり大陸を離れると空も綺麗ねー。今日は中秋の名月、一年でお月様が一番大きく見えるのよ
 ほら、御覧なさい白薔薇。月にいるうさぎさんもあんなに大きくてよ」
夜闇に溶けることなく華麗な容姿を浮かび上がらせたそのプリーストは、そのすらりと伸びた指で月を指した
「ふふ、うさぎさんだなんて。紅薔薇、貴方はもっと現実主義者かと思ってましたよ」
それに応えたのは、まるで月の精かと見まがうほどの幻想的な雰囲気を持った白髪の幼げなプリースト
夜は自分の領分と言わんばかりに、月明かりに照らされたまま静かに佇んでいる

プリたんはその発言に抗議するように、腕を組んだ
「そんな事ないわよ。現実ばっかりだとつまらないでしょ?アコたんにもよく歌ってあげたものだわ」
「あれですか、うさぎの歌」
「そそ、それ」
適当に意志を疎通させ、そして二人はその優美な声を合わせて歌いだした
『うーさぎ、うーさぎ、なにみてはーねるー♪』

そしてその二人が同時に視線を鋭くする。そして動いたのも同時
「ホーリーライト!!」
白薔薇が印を切り、力を持った光で巨大なトンボ、ドラゴンフライを打ち落とす
「ハッ!!」
プリたんが気を吐き、よってきた巨大なウサギ、スプリングラビットの顎に拳を打ち込み地面に沈める

「なんで私達、亀島にいるのかしらね…」
「それは紅薔薇が本格的にお月見したいって言ったからですよ。アマツくんだりまで船で行くなんて言い出すから…」
「あら、私のせい?アルベルタで船着場間違えたの誰だったかしらねー」
「貴方だって気がついてませんでしたよね?」

ともあれこんなところでいがみ合っていても仕方がないので、二人はまた歌いだした
『うーさぎ、うーさぎ、なにみてはーねるー♪』

虫の音は既に止み、足元に大きなうさぎが血を流して転がっているが、全てを無視して二人は唄い続けた

84 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/29(水) 23:02 ID:gVNfdAtA
その頃プロンテラではアコたんとメカアコたんが仲良く普通にお月見をしていた
「メカアコたん、これがお団子だよ。んで、これがススキ…。これぞ秋って感じでしょ」
「アコたん、私は風情とか分からないよ」
感情回路が搭載されているホムンクルスとはいえ、メカアコたんは人間の心情には疎い。しかしアコたんは気にせず笑った
「大丈夫だよ、そのうち分かるようになるから。それよりメカアコたん、この歌知ってる?お姉様から教ったんだよ」
そして可愛らしく歌いだした
「うーさぎ、うーさぎ、なにみてはーねるー♪」
メカアコたんは最初訳が分からず聞いていたが、すぐにアコたんを真似て一緒に歌いだした
『じゅうごーや、おーつきさーまー、みてはーねるー♪』

その時アルケミ博士が血相を変えて飛んできた
「お前達、騙されてはいかん!あれはクレーターの陰影で月にうさぎなど、決しておらんのじゃあああっ!!」
「え…何?」「?」
いきなりの事に二人はただぽかんと博士を見ていた。博士はさらにまくし立てる
「例えあれが本当のうさぎだとしても!その大きさは数千キロになる。エサはどうする?種の保存は…」
「博士、夜分に大声を出してはご近所に迷惑ですよ」
喚く博士の背後にメイドさんが現れ、唐突に拳銃を突き付け、引き金を引いた。パン!、と軽い炸裂音が夜に響く

「あ、アリスさん。こんばんは〜」
「今晩は、アコたん、メカアコたん。博士は私が連れて帰りますから、どうぞごゆっくりお月見なさってくださいね」
「うん、ありがとう。アリスさん」
ずるずると引きずられて行きながらも、まだ博士は呻いていた
「信じてくれ…月に…生命体はおらんのじゃ…」
「博士、そろそろ聞きいれて頂きませんと不思議写真『月のクレーターに人工建造物が!?』をお見せしますよ?」

アリスと博士を見送ってから、アコたんとメカアコたんはまた見事な満月を見ながら歌いだした
『うーさぎ、うーさぎ、なにみてはーねるー♪』

メカアコたんは月のうさぎが少し動いた気がした

85 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/29(水) 23:03 ID:gVNfdAtA
騎士団のお月見はいつものようにただの酒盛りだった。春には花見で一杯、秋には月見で一杯、夏には海で、冬には囲炉裏で
つまりは酒が呑める機会ならなんでもいいらしい。今回もお団子やススキなど誰も用意しようとしていなかった
ガヤガヤと騎士団本部の中庭から喧騒が部屋まで聞こえてくる

そんな中、騎士子たんは一人部屋でしかめ面をしていた
「勢いに任せて買っちゃったけど、どうしよう…」
騎士子たんの手の中にはウサギのヘアバンド、通称ウサミミがある
「さすがにこの年でウサミミもないよね…。タヌ耳の方がお似合いって言われそうだし…」

『月刊 ボクのエロプリ様』の人気コーナー、ウサミミプリたんハァハァを見て、ついウサミミを買ってしまった騎士子たんだが、
気恥ずかしくてとうとう今日まで着けることなく来てしまった。しかし、お月見の今日なら宴会のネタとしてお披露目、
という荒業を取れなくもない。意を決してヘアバンドの要領で頭にウサミミを乗っけてみる
おそるおそる鏡を見てみると、そんなに悪くないような気がする、もちろん自分の贔屓目もあるだろうけど。そしてこっそり呟く
「…ウ、ウサウサ騎士子だ…ぴょん♪」
自分自身そのあまりのイタさに顔を真っ赤にして、ベッドに倒れこむ騎士子たん
「ダ、ダメだわ。あまりにも…こんな、こんなのは…みんな…引いちゃう…」

その時、騎士子たんの部屋の扉が乱暴にノックされる
「おーい、騎士子たーん!みんなもう始めてるぞー。早く来いよ!」
トリスだ。口調からして既に酒が入っているらしい。慌てて騎士子たんは返事をする
「わ、わわっ!?い、今行くから、ちょっと待って!」
そして急いでドアを開けると、トリスは少し違和感を感じたように騎士子たんを見たが、特に何も言わずに中庭に歩いて行った
少し遅れて騎士子たんもそれに続き中庭に出ると、それまで騒いでいた騎士達がピタリと口をつぐんだ。異様な静寂が中庭に漂う

そして少しずつ聞こえだすヒソヒソ声
ざわ…ざわ…
「おい、マジか。将軍様が…」「俺、酔いがまわったかな?」「まだいくらも飲んでないぜ、まさか騎士子さんが…ウサミミ…」
その瞬間に騎士子たんの顔から血の気が引いた。慌てすぎてウサミミをつけっ放しだったらしい。まずい、なんとか場をごまかさないと…


「…ウ、ウサウサ騎士子だ…ぴょん♪」

86 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/30(木) 14:59 ID:.tItgL9Q
長編の続き作ってみる

「プロンテラ騎士団白の騎士、白牛将軍トリス殿。貴殿の勇敢なる行動に敬意を表し、ここに勲三等を授与するものである」
「ええと…ありがとうございます……?」
闇雲にミスティスを探し回る事一ヶ月、その際いくつもの無関係な盗賊団を壊滅させ、アルデバラン市長から表彰されながらトリスは思った
「やはり素人が闇雲に探してもダメだな。どうしようか、ウスラー?」
「一度騎士団に戻ってみるべきだ。何らかの情報が入っているかも知れぬ」
「ミスティス連れてくる、って啖呵切って出てきたってのに手ぶらじゃ戻りづらいな…でも、面子にこだわってる場合じゃないよな」

そしてのこのことプロンテラに戻ってきたトリスを騎士子たんが出迎える。慌てて走ってきたのだろう、息を弾ませながら騎士子たんは口を開いた
「トリス君…!よかった、戻ってきてくれたんだね」
「まぁ…ね。恥ずかしい話、結局ミスティスは見つからなかったんだけどさ」
「そんな事より私、トリス君が騎士団辞めるんじゃないかって…ほんとに心配して…」
唐突な話にきょとんとするトリス
「え!?俺が辞めるって…なんでそんな話になってるんだ?」
「だって、だってトリス君、これ置いて行ったから…!」
見れば騎士子たんが握っているのは赤い子瓶。騎士の誇りの象徴、忠節の証だった。刻まれたナンバーからしてトリスの物に間違いない
「あー、やっぱりここに忘れてきたのかー。いやー、落としたんだったどうしようかと。よかったよかった」
「え…忘れたって…ただ忘れただけだったの?」
「そうそう、あの時は頭に血がのぼってて。そうか、騎士子たんが預かっててくれたのか、ありがとな」
そう言って騎士子たんから受け取ろうと手を伸ばしたトリスの目の前で忠節の証が握りつぶされた
グシャッー、騎士子たんの手から赤い液体がぽたぽたと零れる
「うおおおおおおおっ!?なにすんだよ!」
「トリス君こそ、ここ一ヶ月の私の心配をどうしてくれるのよ!!」
騎士子たんが叫ぶのと、忠節の証を握りつぶした拳を振り上げるのとは同時だった

「ガハハハハ!そーかそーか、どうも最近騎士子たんの様子が変だと思ったらよ!」
騎士団の一室にその部屋の持ち主の笑い声が響いた。対面しているトリスは何かに強打されたらしく胸を抑えている
「レオ教官、笑い事じゃないですよ。もう少しで俺は騎士辞なきゃならないところだったんですから」
「騎士子たんも誰かに相談でもすりゃいいものを…ま、そのおかげで辞めずに済んだんだ、感謝しとけよ。ガハハハハ!」
そして一しきり笑うとレオ教官はぴたりを口を閉じた。一気に部屋の気温が下がったようだ
「トリス、お前が手ぶらで帰ってきたって事は…」
「教官が俺にそう聞くって事は…」
二人とも同じことを思った
『まだミスティスは保護できていない』

87 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/30(木) 15:01 ID:.tItgL9Q
レオは情報部所属だけあって詳しい。さらに初心者修練所講師ということもあり、情報網の広さでは騎士団一だろう
そのレオ教官から手渡された今回の事件に関するファイル。一ヶ月前より厚くなっているそれを慎重にめくるトリス

1、ミスティスが魔族と内通していたという報告が入る。同時に国王陛下より叛逆者ミスティス捕縛の命令が出る
2、大臣よりのミスティスへの追っ手三人が斬殺される
3、プロンテラの検問体勢強化
4、白狼将軍ウィンザー、ミスティスと接触。捕縛失敗、ミスティスは逃走

ここでトリスは顔をはね上げた
「ウィンザーさんがミスティスと!まさかウィンザーさんは…」
「ドジっちまったが安心しろ、生きてるよ。だが相当な重傷だ、あいつの白狼隊もほぼ戦力には…」
レオの話を遮る形でトリスは席を立ち、踵を返した。既にドアに向かって歩き出している
「教官、プロンテラの検問体勢はまだ続いていますよね。そして白狼隊によってミスティスの居場所も分かった…」
「やめとけトリス、相手は大勢だ。それとも何か、お前の隊を動かす気か?白牛隊は市街地じゃ…」
「あれは国王陛下の兵であって、俺の私兵じゃないですから。だから俺一人で行きます。そして今度こそ…!」

「やれやれ…若いねぇ。こういう時は下手に動かねぇ方がいいってのによ…」
トリスが一ヶ月前と同じように駆け出していった部屋の中でレオは一人苦笑した。そして手元の私的なメモに視線を落す
…長く空席だった白虎将軍の唐突な選出・アルケミ博士の研究所襲撃・三薔薇、逆毛王国、魔族の不穏な動向…
今回の事件には不確定要素が多すぎる。今はそれをはっきりとさせねばならない時期だというのに、最近の若者はまったく…
「ま、あいつが目立てば囮くらいにはなるか」
そう打算してから、レオはまた各所に連絡を取り始めた

88 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/30(木) 15:03 ID:.tItgL9Q
騎士団本部を出る前に、トリスは一つの部屋に立ち寄った。それは看護室

看護将校に付き添われて、ベッドに伏している白狼将軍ウィンザーを見舞い、トリスは固く拳を握った。例えいかなる理由があろうとも
戦友を傷つける事は戦士として許されることではない暗黙の掟であるはずだ
「俺はミスティスを許さない。ウィンザーさんの遺志は俺が継ぐ!」
「トリス君、まだウィンザーさんは死んでないんだけど…」
「こやつは敗北した。戦士としては死んだようなものだからよいのだ」

「ぐっ…」
なにやら抗議するように呻くウィンザー。包帯でぐるぐる巻きにされて、思うように声が出せないのだろう。それでも必死にこちらに手を伸ばす
その手をがしりと握るトリス。包帯に血が滲んだけどトリスは全然気にしてない
「安心してください、ウィンザーさん。俺が必ず仇を取ってみせます!例え…あいつを殺してでも…!」
「ぐううっ…!(早まってはいけない、トリス。ミスティスには何か事情があるのだ!必ず彼は来る!)」
「わかりました。騎士子たん、ウィンザーさん桃が食べたいって」
「そう?なら買ってくるね。今の時期あるかなぁ」

なぜか力なくベッドに倒れるウィンザーを置いて、騎士子たんは桃を買いに、トリスはハルバードを担いでプロンテラの街に歩き出した

89 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/09/30(木) 19:21 ID:k8lc2jms
時事ネタの人(゚∀゚)キタ―――!!
しかも騎士子たんネタはサイコーだったぜ!GJ!!

2週間ぶりにミスティス編も動きだしたみたいだし、ガンガレー

90 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/11(月) 01:59 ID:9FUKUk9I
今、アコたんを殺してきた。どうして殺されるのかがわからずに泣き喚いてたが、後悔は地獄でしてもらうことにした。
柄の長さが90cmはある大きな斧を振りかざし、アコたんを部屋の隅に追い詰める。
アコたんの引き攣った醜い泣き顔から完全に血の気がうせたところを見計らって一挙にアコたんの
両手両足を切断。柄を通して斧の無骨な刃が肉を裂き骨を断ち切る感触がズンと伝わる。
切り口から噴出すコレステロール過剰の鮮血。すかさず焼き鏝で傷口を焼いて止血する。
慈悲からではない。アコたんの苦しみを長引かせるために。
アコたんの断末魔の苦しみだ。防音した小部屋に咆哮が殷々と響き渡る。アコたんは自業自得だが、
さすがにこちらの鼓膜が辛い。この間にシャワーで返り血を洗い流し、ついでに斧を
研ぎなおした。作業が終わってもアコたんの叫びは続いたが、次第に途切れ、醜く肥えた腹が痙攣するのみ。
それでは仕上げ。アコたんの首を刎ね飛ばす。絶叫が止み、残った鮮血がひとしきり噴出する音が続いた。
転がった首、おまけにぶち割ってみた。中はやはり予想通り生き腐れだ。

アコたんよ。地獄で苦しめ。これはお前が自ら望んだ結末なんだ。

91 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/13(水) 00:12 ID:66D6rjFI
なぜ急にグRO?

92 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/14(木) 01:48 ID:2pvXCN1g
最終回ですから。

93 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/23(土) 01:33 ID:k5n0raPo
その日アコたんは地獄にいた。気付けばそこは地獄だったのだ。
「何処ここ・・・?来たことないとこだなー」
とアコたんはのん気に地獄を散歩し始めた。
するとそこで人のような形をしたモノを見つけ駆け寄った。
が、そこで見たものとは人の肌の色とは到底思えない角が生えたモノがいた。
「すいませーん ここどこですか???どうして私はここにいるの?」
そのモノが振り返ったときアコたんは言葉を失った・・・・。
「ここはニブルヘイムで君は死んだんだよ。死んだものはここで一生終わることのない
 苦痛や痛み、恐怖を味わうことになる。さぁこっちへ来て働け!」
「テレポート!!!」
機転を利かし逃げ出したアコたん。
「これからどうしよう・・・。というか私死んじゃったの!?そういえば昔お姉さまが
 死んだ人はニブルヘイムに行くって聞いたことがあったっけ・・・」
最近のニュースでニブルヘイムから5年ぶりに生き返ってきた人がいて大きな話題を呼んだことがあった
「よし・・・私も絶対にここから生き返ってみせる!!」
とやる気を出してみたアコたんであった・・・

94 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/23(土) 23:24 ID:JQOmASX.
「トリスよ、本当に葬式に出なくてもいいのか?」
ウスラーの問いに「ああ」と無愛想に返事を返しながらいつものように狩りの身支度を整えるトリス。
つい先日、アコたんの惨殺死体が発見された。犯人はわかっていない。
いつも気丈なプリたんがただ泣きじゃくっているのがただただ印象に残ってることだけは覚えている。
そして今日は彼女の葬式の日であったがトリスはどうしても行く気にはなれなかった。
「俺は神様とか魂とかの難しい話ははっきり言ってわからない・・・」
いつになく神妙な顔つきでトリスは話し出した。
「でも死者の街ニブルヘイムに行けば何かアコたんの復活の手掛かりがあるんじゃないかって・・・安直を通り越して子供じみた浅慮だな」
自嘲気味な笑みを浮かべたトリスにウスラーはかける言葉さえ見つからない。
「よし、準備OKだな!」
トリスが先程とは打って変わって決意に満ちた表情をすると部屋を後にした。

さすがにアコたんの葬式中であることもありニブルへの道中見知った顔は見当たらない。
そう思いつつもトリスがペコペコを走らせるていると前方にアサシンの姿を見つける。彼もまた自分と同じ方向に向かっているようだ。
「こんにちは、アサシンさん。あなたははアコたんの葬式には参列しないのですか?」
あまり話したことのある相手ではないので差し障りのない丁寧語でトリスがアサシンに話しかけた。
「あそこに;;;;;;いても;;;;;;プリたんの;;;;;;笑顔は;;;;;;取り戻せない;;;;;;;;;;;;」
いつもと変わらない彼の口調ではあるが何か哀しみのようなものをトリスは感じた。
「プリたんの;;;;;;涙は;;;;;;俺が;;;;;;止める;;;;;;!!1!!」
彼も自分と同じ考えなのだろう。トリスはそう思った。

「ホウ、珍シイかっぷりんぐダナ」
後ろを振り返れば声の主はメカ悪たんである。
「メカ悪たんはアコたんの葬式には出ないのかい?・・・友達だったんだろう?」
トリスがメカ悪たんに訊いてみる。
「トモダチダト?寝言ハ寝テ言ウモノダト騎士団デハ教ワラナカッタノカ?ヤツノ死ナド私ニハ関係ナイ!!」
はっきりと断言をしてみせるメカ悪たん。
「・・・マァ、チョットにぶるニ狩リニ行クダケダ。別ニあいんノ元気ガナイカラアノあふぉらいとノ探シニイクワケデハナイゾ?」
トリスから目線を外して明後日の方向を見ながら会話続けるメカ悪たんにトリスは安堵を覚えた。
「よし、みんなでニブルへ行こう!!」
トリスの先程まで曇っていた心が少し晴れたような気がした。

「おぉっ!!一体俺に何が起きたんだ、このレア運は!!?」
トリスがニブルに到着してから次々と襲いかかるモンスターを払いのけてるうちに既に黒猫が10個は拾っている。
「なんて言ってる傍から11個目ゲットだ!!」
今までにないレア運についついはしゃいでしまうトリス。
「うはwww矢力士wwwザコ杉wwww俺www素手にwww20個目wwwスティルwwwwwwゴメwwww誤爆wwwwwwっうぇ」
「カカカカカッ!!ろーどおぶですダカ何ダカ知ランガ私ニタテツクトハイイ度胸ダ!褒美ニブチノメシテヤロウ!!!」
既に本来の目的を忘れニブルでの狩りを満喫する面々。アコたん復活の道はまだまだ遠いようだ・・・

95 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/10/23(土) 23:25 ID:JQOmASX.
ageちゃったのでsage

96 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/03(水) 19:51 ID:bm1VlZqI
アンアンギシギシ

97 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/07(日) 08:27 ID:bJxptPl.
「テレポート!!!」
もう何度目になるだろうか。テレポで見苦しく逃げ回るアコたんを見て、デュラハンは心底呆れていた。
そしてデュラハンの脳内でどこぞの強欲ジジイのような台詞が何故か再生されていた。
FUCK YOU!ぶち殺すぞ、アコたん・・・・
お前は、大きく見誤っている。このニブルヘイムのルールが見えていない。
ここに来た者は苦痛を味わいながら働くことで生前の罪を償わなけえばいけないのだ。
それなのに、まるで自分には罪などないと言わんばかりのその態度・・・・
(中略)
そうやって逃げ回っていれば助かると思ってるのか・・・・?
なぜそんなふうに考える・・・・?
バカがっ・・・・!

「テレポート!!!・・・ふう、危なかった〜」
相変わらず空気が読めないポルンは、周囲のモンスター達の冷めた視線を意にも介さずに
BOTの如く飛び回っている。
「私、絶対にここから生き返ってみせるからね!!」
思った通り、アコたんは逃げ回ってればそのうち何とかなると思い始めているのだ。
一度シメてやらない限り、コイツは何度でもやるだろう。
全く本当にどうしようもない生物だ。

様々な考えがデュラハンの脳内を駆け巡った。
そしてデュラハンはすぐに結論を出した。
デュラハンは時間沸きで出てきた上司のロード・オブ・デス(以下LOD)にアイコンタクトを取ると、LODは静かにうなずいた。
LODもデュラハンの意見に賛成なのだろう。

そして、LODはのんきに鼻歌なんぞ歌いながらのほほんと歩いているアコたんの後ろに立ちはだかった。
デュラハンはLODの後ろで静かに見守っている。これから行なわれる制裁を・・・
「〜〜〜♪」
引き続き鼻歌を歌っているアコたん。
愚かなアコたんはLODの影にも気付いていなかった。
これからの自分の運命も知らずに・・・・
「オイ・・・・」
LODは静かで怒りのこもった声でアコたんに声をかけた。
「???」
LODに声をかけられてようやく気付いたアコたん。
そして・・・・

98 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/07(日) 08:28 ID:bJxptPl.
「チョーシこいてんじゃねえぞ ゴルアーーーー!!!!」
「え・・・」

突然頭上からLODの愛馬(名前:松風)の足が降ってきた・・・・
次の瞬間・・・・

グチャッッッッッ!!!!!!
「phjがこぉげおおおおぶおおおォーーーーーーーーー!!!!!」

松風の足がアコたんを踏み潰した瞬間だった。
身をかわす間もなく潰れ、ほぼ即死だった。
松風の足の裏では、肉、臓器などが入り混じってドス黒い水溜りを作っており、
もはやどのパーツがどれなのかを判別するのは困難な状態にまでなっていた。

これは暴力ではない・・・・ ニブルのルールを破ったものへの制裁だ。
LODはそう考えていた。デュラハンも同じ考えである。
そしてアコたんの変わり果てた姿を見た周囲の死者達も内心スカッとしていた・・・・

かくしてアコたんはニブルで二度目の死を迎えることになった。
しかしこれは終わりではない。
現世と違ってここでは死は終結を意味する言葉ではない。罪人は罪を償い終わるまでは
死んでもここから逃れることは出来ないのだ。アコたんとて例外ではなかった。
潰れた肉塊、飛び散った脳漿、全てが元のアコたんの形に戻っていく。
もうしばらくすれば意識も戻るだろう。
だが・・・・ これからが真の「制裁」なのだ。

生き返ったアコたんはテレポで逃げられない場所に拘束された。
そこで、執行役のブラッディマーダー達にありとあらゆる「死」をあたえられるアコたん。
とても言葉に出来ない有様に、アコたんの意識は何度も「壊れる」ことを望んだ。
たとえどんなに惨い苦痛でも、自分の意思を手放してしまえば関係ないから・・・・
しかしそれは許されなかった。
気絶しても発狂しても無理矢理に意識を引き戻されて無限に続く「死」・・・・
それがルールを破った者の辿る運命なのだ。

アコたん復活の道はまだまだ遠いようだ・・・

99 名前:接近に失敗しました。 投稿日:接近に失敗しました。
接近に失敗しました。

100 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2004/11/29(月) 00:53 ID:BcB0/LoY
aaaaaiiiiiiii

101 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/03(月) 00:53 ID:RbAwjeYc
>>94の少し前
カン、カン、カン!
お昼時、突然プロンテラ騎士団に鳴り響いた耳慣れない警報に騎士達は食事の手を止めた
「この音は…第一級警報?」「みたいだな。しかしいきなり出撃か?」「テロか!?テロなんだな!」
通常の警報は警戒か待機だ。よっぽどの事があるときしか騎士団は動かない。一般用の食堂は蜂の巣を突付いたようだった

「情報部からの注意はなかったが…」
「こりゃただのテロじゃないのかもな。まあいい、戦争だろうがテロだろうがやる事は一緒、鎮圧だ」
隣接する士官用食堂は落ち着いていた。各々経歴は違えど、幾度も死線をくぐってきている。いつもどおりの事をするだけだ
「ともかくよっぽどの事があったみたいだね。本部前に集合して人員、装備の確認を」
騎士子たんも楽しみに残しておいたケーキをちらっと見てから立ち上がる
「(先に食べとけばよかった…)」
騎士子たんは好物を後に取っておくタイプだった

本部前に顔を揃えた各隊の将軍、いずれも『白』の称号を持つ将軍達にレオ教官が状況を説明する。情報部出身の彼も
白獅子の名を持つ将軍であり、その情報力、作戦指揮能力は定評があった・・・が、今回の説明は彼にしては珍しく
ひどく要領を得ないものだった
「だからな、俺にもわからねーんだ。ウチの情報部の奴らが『見た事もない化物』って繰り返してるだけなんだよ」
「警備にあたっていた兵士は?」
「三人とも連絡がとれない。最悪のケースも在り得る」
「現状は?」
「プロンテラ南西で情報部が交戦中だ、状況不利。つーわけで脳ミソ筋肉隊、お前らの出番ってわけだ」

情報部の兵士で手に負えなければ、戦闘訓練を受けた騎士がでるしかないのだが…
「鼻の利く『白狼』ウィンザーがいないのがな…ミスティスの奴も留守ときてる。ときたら街中で使えそうなのは…」
そういってレオ教官は白の将軍達の顔をくるりと見回した。白樹、白鷲…どれも歴戦の騎士達だが、下手をすれば
街を壊しかねない。その視線がぴたりと『白羊』騎士子たんで止まる。その使命感に燃える瞳は真剣そのものだったが…
「(こいつキレると見境ねーからな…)」
レオ教官は騎士子たんだけは絶対に止めとこうと思った。だが、騎士子たんは一つ大きく頷いた
「分かりました。騎士の誇りと名誉にかけて、必ずや務めを果たしてきますから!」

マントを翻して走り去った騎士子たんの後姿にレオ教官は溜め息を一つついてぼやいた
「ま、他の連中でも大差ないか」
そして他の騎士に待機、市街のブロック防衛を命じてから、プロンテラ教会に支援要請を出すべく執務室に歩いて行った

102 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/03(月) 00:54 ID:RbAwjeYc
プロンテラ教会 薔薇の館
「紅薔薇、騎士団から支援要請ですよ。どうやら急を要する様です」
「…いい、私は行かないわ…」
アコたんの葬儀からずっとプリたんはこの調子だった。教会の華と謳われたその美貌も、いまは出来の悪い人形程度だ
「気持ちは分かりますけど、こうしている間にも街の人達が危険に晒されてます。もう人を救えないのは嫌でしょう?」
「…うるさい」
虚ろな眼差しで、それでも何かが引っ掛かったのか不機嫌そうに白薔薇を睨みつけるプリたん
「…別に私はもうどうでもいいのよ、誰が生きようが死のうが…もう…どうでも…」
プリたんに睨みつけられても、白薔薇は涼しい顔だった。その幼げな顔で優しく微笑んでいる
「それでも貴方は行かなければならないのですよ。プリーストである限り」
「…あんたには分からないわよ。妹を失った私の気持ちなんか」
白薔薇は答えず先に立って進みだした。プリたんからは背中しか見えない
「貴方にも生徒を失った教師の気持ちはわからないのでしょうね…」
「…」
それにプリたんは答えず、それでものろのろと立ち上がった


現場に到着した騎士子たん率いる白羊隊が見たものは、確かに見た事もない異形達だった。何人かの兵士は倒れ、交戦中の
者も手傷を負っている。慌てて騎士子たんがペコペコで割り込んだ
「大丈夫ですか!?もうすぐ教会から司祭様も来ますからしっかり!」
「白羊将ですか…お気をつけて。こいつら得体が知れない…!」
情報部の兵士を救助する時間を稼ぐつもりでペコで走り回る。そして敵の注目を集めてからペコから飛び降りた

「る、るーど?はいろーぞ…いすと?聞いたことないよ…でもトリス君もミスティス君もいないから…私がやらないと…!」
目に入ってくるちっこい幽霊みたいなのや、ぬいぐるみっぽいの。普通にダンジョンにいるモブとは違う種類の敵に
やや不安になりながらも騎士子たんは剣を抜き、構えた。そして基本に忠実に剣を振り下ろす
「やあっ!」
気合を込めた一閃がルードを叩き落す。手ごたえはあった
「よかった、普通の剣でも斬れるみたいだね。一番隊、ニ番隊抜刀、時間を稼いで。三番小隊は負傷者を救助」
素早く指示を出し、騎士子たんは先頭に立って敵の群れに切り込む
「みんな、私に続いてっ!司祭様が来るまで敵を抑えるよ」
『おおーーーっ!』
騎士達は白刃を煌かせ、異形の群れの中に飛び込んでいった

103 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/03(月) 00:54 ID:RbAwjeYc
プリたん達が現場に到着したのはその少し後だった。騎士達が化物相手に奮戦している
「あれですね。見たところ悪魔達の様ですが…ニプルヘイムの異形達でしょうか?」
「ニプルヘイム…死者の街ね。死後の世界なんて、てっきりうちの教会の作り話だと思ってたけど…」
プリたんがぼんやりと考えている間にも、さっそく白薔薇がえらく速い詠唱を始める
「紅薔薇、ガードを」
「アレをやるのね…分かったわ…」
術者の詠唱時の無防備状態をカバーする、これまで何度もやってきたパターンだ
そしてとんでもなく大きな魔法陣が騎士と化物達の足元に現れる
「マグヌスエクソールシスムス!!」
そして辺りがまばゆい光に包まれた

数刻後、灰になった化物達を風が吹き散らし、それを見届けて騎士子たんが剣を納める
「ご助力を感謝します。司祭様」
「いえいえ、それよりも怪我をなさった方の手当てを致しましょう」
白薔薇が相変わらずの柔らかな頬笑みで、騎士達の負傷を癒して回っている。とても数十の化物を一瞬で消滅させた
直後とは思えない微笑だ
「痛くありませんか?騎士様」
「い、いえ司祭様。もう大丈夫ですので…」
白薔薇に怪我をした手をとられ、若い兵士が顔を赤くしている横でプリたんは腕組みをしていた。ヒールのスキルが
低いのでやる事がないのだ。そして負傷者のことなど上の空で考える

死者の街ニプルヘイム。死後の世界がこの世に実在する。矛盾した話だ。しかし今はその矛盾にすがりたかった
「白薔薇の法力は教皇様にすら匹敵する、つまり教会の最高位。それでもアコたんを蘇生できなかった…」
「つまりアコたんの魂を呼びもどせない理由がある。その理由がニプルヘイムにあるのなら…」
そしてプリたんは一つ大きく頷いた
「そうだ、二プル行こう」

104 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/03(月) 00:56 ID:RbAwjeYc
「そんな国営鉄道のCMみたいなこと言われても困りますよ…」
「死ねば行けるわよ」
「論外です」
「だれも付いて来いとは言ってないわ。死ぬのは私だけでいい」
「まったく貴方は昔から無鉄砲で考え無しで自己中なんですから…自分助ける為に死んだと知ったらアコたんが困ると思いますよ」
「むぅ。じゃ、こいつらどこから来たってのよ」
「それはたぶんあの歪から」
しれっと白薔薇が指差したのは、空間に唐突にある黒い靄のようなものだった
「…繋がっているのね、ニプルヘイムと。しっかしなんでこんな物が…」
「さあ、それは私にもさっぱり…」


その一時間前

「あのー、アサシンさん。本当にこれで二プルなんたらに行けるんですか?」
「任せとけwwwww俺のwwwTCJでwwwwww世界を繋ぐwwwwwwっうぇ」

「よくわからないけどそれって危ない事なんじゃ…」
「お前にしては正しい判断だ、トリス。そもそもだな、生と死が同時に存在するということは決して在り得…」
「とりぷるかおすじゅるニヨル空間混乱カ…アレハ不確実ナモノデ下手ヲスレバ太陽ト繋ガッテモ…」

「ごめwwwwwwもうwwwww繋いだwwwww」

三人は諦めと共に、闇よりも濃い暗闇に吸い込まれて行った

105 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/03(月) 10:41 ID:v26/eKVw
おお!なんということでしょう!
アサシンが もっていたのは なんと TCJは TCJでも
「トリプル カージング ジュル」 だったのです。
さんにんは これから どうなって しまうのでしょうか?

106 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/04(火) 21:40 ID:KuYwaL6.
久しぶりに来たら更新されてる。
>>105
アサシンは一体何種類のTCJ持ちなんだ?

107 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/09(日) 23:49 ID:cafZydNQ
『富豪プリ 〜たった50Mで人が死ななければならないなんて〜』

アコたん「お姉様、なんですかこれは…」
プリたん「私に言われてもねぇ」
桃薔薇「おーーーーほっほっほ!なら私の出番ね!我が財力の前にすべてひれ伏しなさい!!」
そう言うと桃薔薇は銀貨をあたりにばら撒いた。金貨でないあたりが微妙にセコい
チャリ、チャリーーーン!!

トリス「ウスラー侵食開始!全て拾うぞ、急げ!ああ、もう早く腕を伸ばせってば!」
ウスラー「最先端技術の結晶たる我の使い道がこれでいいのだろうか」
騎士子たん「ト、トリス君。そんなに這いつくばらないでよ。私達は名誉ある騎士なんだからね。恥ずかしいなぁ、もう…」
ミスティス「そういう騎士子先輩も何げに足で踏んでキープしているじゃないですか」
騎士子たん「あ、あはは…見てた?」
メカアコたん「こんな金属片に執着するなんて人間は不思議だねっ☆」


トリス「しかし、金があると殆んどの問題は片付くのも事実だからな。俺の生まれた村もそんな裕福じゃなかったから、
    もっといいもん食いたい、新しいおもちゃがほしい、っていつも考えてたよ」
ウスラー「ふむ、人間は欲望が多いな」
プリたん「そんな言い方しないでよ。ホムンクルスには分からないでしょうけどね、人間にはとても大事なことなのよ」
アコたん「そうだよ、ウスラーさん。別に贅沢しようってわけじゃないんだから」
白薔薇「ええ、病に苦しむ人を治すのにも薬を買うお金が要りますし、明日食べるパンさえない人もいるのです。
    それを解決するものがお金だけというわけではありませんが…必要なことは事実ですから」
メカアコたん「ふぅん…そうなんだ」
プリたん「そうよ、たとえばこんな時…」

108 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/09(日) 23:51 ID:cafZydNQ
「また…ハズレね」
「なかなかレアカードは出ませんね」
そう言ってアコたんはもう一枚袋をピッと破った
「どう?」
「すみません、お姉様。やっぱり…」
アコたんは力なく首を左右に振った。テーブルには何枚かのトレーディングカードが置いてある
「こうもダブるとはね。もういいわ、アコたん。次は私が開けるから」
「そんな、お姉様!もう一度、もう一度だけ…!」
「いいえ、もう貴方に任せてはおけないわ。退がりなさい!」
「うええーーん!」
「行くも地獄、退くも地獄ね…コンプリートを目指すのは…」
「えぐえぐ…開けるときが一番楽しいのに」

こんな時お金があると…
アコたん「お姉様…全部スカじゃないですか…」
プリたん「そ、そんなこの私が…負ける…!?」
桃薔薇「おーーーほっほっほっ、所詮貴方はそこまで。私の力を見せてあげるわ!」

そういって桃薔薇は売店のカウンターに歩み寄った。そして…
ゴトンッ!
カウンターに置かれたそれは重い音をたてた

アコたん「!」
プリたん「箱買いですって…!?」

さらに桃薔薇はカウンターの内側にならんだカードを指差した
桃薔薇「そう、アレとアレを頂戴。わかったわ、30kね」

プリたん「さらにレアの指定買いを…!」
アコたん「だめ押しという奴ですね!」
うなだれる二人を後に桃薔薇は悠然と店を出て行った

プリたん「完敗ね。あれなら確実に手に入るわ…」
アコたん「でもなんか大事な物を失っているような気もします。封を切るドキドキや、お姉様と一緒に一喜一憂する幸せを…」
プリたん「ええ…ええ、アコたん!今日も一つだけ、一緒に選びましょう…」

109 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/09(日) 23:53 ID:cafZydNQ
トリス「いい話だな」
桃薔薇「な、何よ。私が悪いってワケ?」
トリス「いや、そういうワケじゃないけど」
ウスラー「ちなみにアインの可視波長透過式で袋の中身は解析できる」
プリたん「それはやっちゃダメよ」

メカアコたん「わかったぁ!やっぱりお金はいらないんだね」
トリス「それは違うぜ、メカアコたん。アコたん達は厳しさを知らないだけさ。本当にお金がいるときってのは別にあるんだよ
    もっとこう、やべーっ!て時がな」
ウスラー「うむ、常にわりと切羽詰った騎士がここにいるのだ」
トリス「ああ、これまでの戦いの人生・・・砂漠で遭難したとき、戦場で敵と切り結んでいるとき、死にかけた戦友を
    助けるときに・・・」
騎士子たん「必要なの、お金?」
トリス「いや…何Mあってもダメな時はダメ」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・

アコたん「ほ、ほら、メカアコたんわかった?お金は大事でしょ」
メカアコたん「大事なの?」
プリたん「例えが悪かったのかしら」
白薔薇「やはりストレートに伝染病が蔓延する難民キャンプや、プロンテラ革命時の王家の話を伝えるべきだったのかも知れませんね」
プリたん「それこそお金でなんとかなるもんじゃないって」
桃薔薇「いつか、いつの日か財力が最強だと証明して差し上げますわ!」

110 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/01/14(金) 21:42 ID:dvKb14jE
メカアコたん「ねぇお父さん、お金ってそんなに大事なの?」
アルケミ博士「ああ、とても大事なものだよ。お前を造るのには莫大な費用がかかっているんだ」
メカアコたん「ん〜、いまいちわからないなぁ・・・」
アルケミ博士「それにお金は時として大きな力を発揮するんだ。今からいい話をしてやろう」

このときアルケミ博士(仮名)は、カタコンでのDL戦の様子をこう語っている。
「ロベルト・コスタが、ボスが沸いてからやってきた時間ですか? いや、もう2〜3分かそこいらで…ええ。
 …ですからが集まった数々の肉アンクルも、その2〜3分で調達されたということになります。
 …そう、この事件がきっかけです。私も個人的には賛成です。例外的にという条件付ですが近接職にも「ニューマ」の装備を認めるべきです。
 …それから、ボス狩りBSタイラーを盾にして空間を作ったんですよ。タイラーとロベルトの間に、こう…10セルくらいの。
 ボス戦に時々使われるトリックですよ。しかしそれをソロアサと聖職者ツアーのアコ達衆人監視の中でやるんですからねぇ…。スゴイオープン発言がしましたよ。「肉アンクルキター」っていうか「ボス厨恥を知れー」っていうんですか、ハハ。
 ………え? 負けるかと思ったって? タイラーがですか?
 …ん〜、やはりアナタ達わかってない。タイラーという男を。
 そりゃアンタ、ああなっちまうと普通は勝負ありだわ。普通はね。でもこれはタイラーのハナシでしょ?
 こうやったんですな。

メマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトw
メマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトw
メマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトwメマーナイトw・・・うはwwwおkwwwっうぇ

 …もうムチャクチャですわ。
 それからはもうタイラーの一人舞台ですわ。そう、子供の喧嘩みたいに。
 ロベルトもダブルストレイフィング!してたみたいですけど。
 まぁあとはヒドいもんですわ。さっきのトリックが仇になって、手数ではDSではメマーに勝てないことになるワケです。
 …ROやってるわけだから、究極の対ボス兵器 ボス狩りBSタイラーの伝説は当然耳にはしてます。鬼気迫るっていうか…。
 ホムケミのワタシがこう言うのもなんですけど…憧れますよねえ、同じ商人系として」

メカアコたん「お父さん、コピペはダメだよー!」
アルケミ博士「すまんなぁ、ネタがないんだよ・・・」

111 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/06(日) 15:06 ID:9BRfQHAk
出遅れましたが久しぶりに時事ネタでも


『節分の日』

ミスティスは最近まで派遣されていたアマツの風習について話していた

トリス「へぇ、アマツにも節分があるんだな」
ミスティス「ええ、ほかにも鰯の頭を魔除けに飾ったりですね、巻き寿司を食べたり…」
アコたん「ミッドガルド大陸のとは少し違うんだね」
ミスティス「はい。それでですね、自分の年の数だけ豆を食べると一年健康に過ごせるというものです」
騎士子たん「そ、そうなんだ…年…」
プリたん「…年…」
二人ともそろそろ誕生日がうれしくなくなってくる年であった

ややうつむきかげんになるプリたんと騎士子たんが視界に入っていないのか、ミスティスは懐から豆を取り出した

ミスティス「それでですね、僕、豆を買ってきたんですけどよかったら食べませんか?」
メカアコたん「わーい!」
アサシン「俺にもwwwくれwwww」
ミスティス「もちろんですよ、キング。みなさんもどうぞ」

ちりん、ちりんっ…
澄んだ音をたてて、各々の前に置かれた皿にミスティスが豆を落していく様を見守る一同

にこにこ顔でお皿に並んだ豆を見るアコたんと不満げなメカアコたん
アコたん「ありがとうございます、ミスティスさん」
メカアコたん「なんで私2個だけなの!?」
アルケミ博士「メカアコを作ったのは最近じゃからのう」

112 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/06(日) 15:11 ID:9BRfQHAk
激しく睨み合う華麗な美女と幼げな美少女。プロンテラ教会の紅白
白薔薇「あらあら紅薔薇、豆を追加してもらったほうがいいんじゃないですか?育ちすぎるのも考えものですよ」
プリたん「あんたこそ豆の数が多すぎるじゃない。9つ位に減らしてもらわないとね?」

それをやや離れて呆れたように見守るウィザード達
青薔薇「あいつらは同い年のはずだが…ところで、彼女らと同い年の私の豆はなぜ何百個もあるのだろうか?」
男WIZ「さあ〜?でも、こういうのは縁起モンですからねぇ」
青薔薇「?」

ミスティスの豆袋を取り上げようとする逆毛達
アサシン「うはwwwミスティスwww全部よこせwwwっうぇ」
タイラー「豆は全部俺のモンだあぁぁっ!!」
ミスティス「キング、タイラーさん。たくさん食べればよいというものではないのですってば…」

しっかりと手で自分の小皿を隠す騎士子たんの横で、トリスがミスティスに話しかける
トリス「あ、そうだ。ミスティス、豆をもう3つもらっていいか?」
ミスティス「ええ、構いませんが…」
ミスティスが3粒の豆をつまんで、トリスの皿に入れる。これでトリスの豆の数は騎士子たんの数を越えた
騎士子たん「(トリス君、私に気を遣ってくれてるんだ…)」
ちび天使騎士子たん&ちび悪魔騎士子たん「ええ、彼は優しい人ですから」「いや、たぶん違うと思うぜ」

トリス「ほれ、お前の分とってやったぞ。今年一年健康に過ごせるんだってさ」
ウスラー「我をなんだと思っている、近代錬金術の集大成たるホムンクルスだぞ。こんな無駄な迷信など無意味だ」
トリス「そっちこそ縁起物をなんだと思ってるんだ。メカアコたんみたいに素直に喜べって」

軒下に吊るされたフェンの頭がくるくると回っていた

113 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/11(金) 08:30 ID:oFzEcgMo
>>111-112GJ
>軒下に吊るされたフェンの頭がくるくると回っていた
の部分にほんわかしつつワラタ

114 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/11(金) 22:05 ID:m4z6XZjQ
ふと思いついた某氏の発言ネタ。


プロンテラ、アルケミ博士の研究所では季節外れの大掃除が行われていた。
事の発端はアリスたんの一言。
「皆さんの生活・経済面を預かる身として進言いたします。
そろそろ資料や書籍の整理をなさってください。
私の計算では、後半月ほどで書物の重さで研究所は倒壊いたしますので。」

かくて、博士や助手達は書類の整理に奔走することになった。
元々、急ごしらえの安普請の研究所。
これまで無事だったのがある意味、奇跡だったのかもしれない。

「あ、博士、この書庫の書物。不要でしたら私に処理を一任していただけませんか?」
「これは確か…わしが若いころに見つけた遺跡にあった書物じゃが、内容がさっぱり分からなくてのう」
「高額で引き取ってくれるであろう方に心当たりがありますので。 もしかしたら、これからは研究所の維持費に困らなくなるかもしれませんよ」
「そんな高額で買ってくれるとは思えないのじゃが…」
「無類の本好きで知られる『魔の塔の少女』なら、希少な書物には金の糸目をつけませんから。
陰謀大好きな困った方ですけど、ここは利用しましょう」
アリスたんは心底嬉しそうに言った。
(ふふっ、儲けたお金で天津で見つけた「あ〜むすとろんぐ砲」を身請けできるかもしれませんわ〜♪)

「…ふぅ、何とかなりそうじゃの」
やっと一息ついたアルケミ博士や助手たち。

(あ〜むすとろんぐ砲、あ〜むすとろんぐ砲〜♪)
なにやら楽しそうなアリスたん。
「あら?、この切抜きは…」
なにやら古い新聞の切抜きを発見したアリスたん。

………………………………………………
デイリージュノー

「それがプロトアインの仕様だ」、開発主任・アルケミ博士が決戦兵器不具合騒動を一蹴

「これが、私が考えたデザインだ。使い勝手についていろいろ言う人もいるかもしれない。
それは運用する政府首脳や軍部が、この仕様に合わせてもらうしかない」

「使用する兵装はこれ以上小さくしたくないし、機体サイズもこれ以上大きくしたくなかった。
ロリな外観も狙ったもの。それが仕様。これは僕が作ったもので、そういう仕様にしている。
明確な意思を持っているのであって、間違った訳ではない。世界で一番美しいアコ型ホムンクルスを作ったと思う。
某おるすばんのロリ双子に対して16歳以上なのはおかしいと難癖をつけるゲー倫の人はいない。それと同じこと」
「プロトアインは僕の娘」
………………………………………………

絶句したアリスたん…
「若気の至りじゃよ…」と弁明する博士。

アルケミ博士の研究所は今日も平和であった…

115 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/13(日) 16:47 ID:RhCUhyxE
アコたん「久しぶりの解説コーナー、なぜなにメカアコたん!」
メカアコたん「今日は>>114でありすさんが欲しがってた『あ〜むすとろんぐ砲』について解説しちゃうよっ☆」
博士「うむ、わしの出番じゃな!そもそもあ〜むすとろんぐ砲とは…」
アコたん「ではさっそく聞いてみよっと。ウスラーさん、あ〜むすとろんぐ砲ってなんですか?」
博士「ああっ、わしの出番が!?存在意義がっ!」

このコーナーとは縁がないのでぼけっと突っ立っていた騎士の右腕が蠢いた。少し得意そうに人差し指を立てている
ウスラー「あ〜むすとろんぐ砲というのは音波兵器の一種だ。強力な空間振動による破砕により、一瞬で岩を砂に
     変えたといわれているのだ」
メカアコたん「とってもすごいんだね。ウスラーも使える?」
ウスラー「いや、この兵器を使いこなせたのは歴史上ただ一人、伝説のトランペッター『神様』ルイ・アームストロングだけだ」
アコたん「あ〜むすとろんぐ砲っていうのはその人の名前からとったんですね。ウスラーさんは物知りです!」

博士「いや、全然違うのじゃよ、本当はな…」
プリたん「そうよ、全く的外れもいいとこ。そんな怪しげなものじゃないわ」
感心するアコたんの頭にぽむっ、と手を載せたのは文句の付けようがないほど華麗な容姿のプリースト、プリたんだった
プリたん「いい事、アコたん?あ〜むすとろんぐ砲ってのはね、私達の言語に訳すと強力な腕。つまりは鍛え抜かれた
      拳から放たれる必殺の一撃のことよ!」
メカアコたん「そんなの兵器じゃないと思うよ。だって、それ既に『砲』じゃないし」
プリたん「私の拳に壊せないモノがあるのかどうか、貴方のボディで試してみる?」
メカアコたん「…やめとく」
アコたん「じゃあ、あ〜むすとろんぐ砲というのは、砲撃並の破壊力の拳のことだったのですね!お姉様もその使い手なんて!」

どこからともなく入り込んだらしい暗殺者がバックステップでアコたんの正面に飛び出てきた
アサシン「アコたんwwwこんwwww。俺がwwww教えてwwwやるZE!!!!111!」
アコたん「え!?あ、はい、お願いします…」
アサシン「本当のwwwアームストロング砲はwww軍事衛星からでるwwwびーむwwww。主砲のwww『アポロ13』なら
     wwwww月にwwww届くねwwwっうぇ。逆毛人のwwwwろすとてくのろじーwwwwマジwww斉京wっうぇ」
メカアコたん「たしかに最強だねー。ところでなんか高速でこっちに飛来する物体があるんだけど…」
アコたん「そういえば…なんだろこのヒューーーンッって音…」

アリス「やっと手に入れたわたしの可愛いあ〜むすとろんぐ砲。試射の目標を何にしようかと思っていましたけれど、
    迷う必要はなかったようですわ。この芸術を穢すなんて万死に値しておりますわ」
次の瞬間、アルケミ博士の研究所に時代遅れの大砲が撃ちこまれた
アリス「皆さん、これが『あ〜むすとろんぐ砲』ですわ♪ふふ、うふふふふ…」

116 名前:名無しさん(*´Д`)ハァハァ 投稿日:2005/02/27(日) 17:13 ID:0gBmtJLs
時期はとっくに過ぎたけど>>111の続き?

『豆まき』

豆を食べながら、引き続きミスティスがアマツの節分行事を話している

ミスティス「後、節分の日には豆をまいてですね…」
トリス「おう、それなら俺も知ってるぜ。『豆撒き』というやつだな。「鬼は外、福は内」ってあれだろう?」
ミスティス「ええ、そうですけど…アマツだけじゃなくてミッドガルドでも、豆まきやってるんですか」
騎士子たん「ミスティス君はあまりプロンテラにいなかったから知らないんだね。結構大きいイベントだけど」
トリス「今年はお前も参加して見たらどうだ?お前がいれば今年は勝てるかも知れん」
ミスティス「ええ、僕も興味ありますし……ん、勝てるって何にですか?」

豆まきに勝ち負けなどなかったはずだ。そう訝るミスティスにプリたんが形よく整った胸を張る
プリたん「当然私達によ。まぁ無理でしょうけどね」
アコたん「去年は楽勝でしたもんね、お姉様」
そう言ってアコたんも薄い胸を張った
メカアコたん「例えミスティスさんがオーラ騎士様であろうともー、私の弾幕からは逃れられはしないのだー!」
メカアコたんも鉄板の胸を張った

その数刻後、騎士団本部
アーサー「確かに彼奴らは強い。彼らにはニューマがあり、指弾があり、そして悪魔を飼っておる…だが!我々には
     組織力がある、鉄の連帯と勇気がある!この豆まきを制するのは、我らプロンテラ騎士団じゃ!!」
トリス「おおおおおおっ!教会の悪魔共に目にもの見せてやるぜっ!」
レオ教官「よーし、野郎共。各隊の人員を整理して本部前に集合だ!そこで豆を受け取れ、年の数だけだぞ」
騎士子たん「了解!みんな行くよ、急いで!」
ミスティス「豆まきなのに何でみんな殺気立ってるんですか?」
騎士子たん「こら、ミスティス君もぼんやりしない!」
皆のテンションについて行けず、ミスティスは訳の分からないまま下士官から豆を受け取り、騎士子たんに引きずられて行った

同刻、教会大聖堂も活気に包まれていた。アコライトが右往左往し、上位のプリーストがそれをたしなめている。
プリたん「廊下をそんなに走ってはいけないわ」
アコたん「ごめんなさい、お姉様」
プリたん「メカアコたんもだめよ、廊下をジェット噴射で飛んでは」
メカアコたん「ごめんなさーい、紅薔薇さん」

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