アコたんvsメカアコたん Part6
[147:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/21(日) 19:45:18 ID:cp1vRVUA)]
>>94の続き
トリスがほくほく顔で黒猫を拾っていると、背後でメカ悪たんの声が響いた
「カカカカカッ!!ろーどおぶですダカ何ダカ知ランガ私ニタテツクトハイイ度胸ダ!褒美ニブチノメシテヤロウ!!!」
少しそちらに目をやると、大きな軍馬に乗った白い騎士がいた。その体は、絶え間なくちらつく青白い焔に包まれている
確かにそこにいるのだが、その巨大さにも関わらず、トリスは全くその接近に気づかなった
まるで亡霊のように・・・
「喰ラッテ跡形モナク散レッ・・・ふぁいなるすてーじ!!」
その言葉を皮切りに、メカ悪たんのあらゆる兵装が火を噴いた。両腕からはガトリンクが絶え間なく打ち出され、
胸部からはロケット弾が、口からは火炎が吐き出され、そして辺りは爆煙で包まれた
「熱っ!」
「うはwwwwやりすぎwwwwwwっうぇ」
トリスとアサシンの二人は危うく巻き込まれかけ、慌ててその場を飛び退く
時間にして数十秒といったところだろうか、えらく長く続いた炸裂音がやっと途絶えた時、トリス達の目の前は一面
硝煙に包まれていた。と、それまで腕組みをして突っ立っていたアサシンが、ジャッキッっとカタールを腕に嵌める
「決まったなwwwww」
「?」
勝負がついたのなら今更戦闘体勢を取る意味はない。アサシンの行動に怪訝そうな表情をトリスが返した時、白煙の
中から、人間の頭程のモノが転がってきた
「え・・・!?」
「む」
トリスとウスラーが言葉を失う。それはメカ悪たんの頭部パーツだった
そして一人の風が辺りを吹き払った。煙の中から悠々と歩み寄ってくるロードオブデスの姿が見える
「『白い影』かッ…」
トリスは自分の呻くような声が、メカ悪たんの頭部から発せられたような気がした
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