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◆みんなで創る小説Ragnarok ♂萌え2冊目◆

[36:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2005/08/24(水) 19:38:04 ID:Axt2EEwM)]
白いシーツの上で手をぱたぱたとさせながら、ハンターは呟いた。
「第一、君が倒れたってとこで何かヤバイ状態だ、って思い込んじゃったのが間違いだよね」
「何で?」
プリーストに問われ、ハンターは顔を上げた。
「毎日のようにじゃりん子とあっちこっち駆け回ってる人が、
 そんないきなりヤバイ病気とか、想像つかないじゃん?」
「うーん、でも急性なんたらかんたら、ってのもあるじゃない」
「そういうのなりそうには見えないんだよ。あーもう、心配して損したよ!」
すると、横たわったままのプリーストが、口元に笑みを浮かべて、僅かに首を傾げた。
「心配してたの?」
「当たり前じゃん」
むすっとした顔のまま呟くと、ハンターは寝台に顔を埋めた。
けれどその頭を優しく撫でられて、彼は微かに顔を上げた。
プリーストと目が合うと、相手は嬉しそうな顔で笑った。
「ありがとう」
あまりにも嬉しそうな顔なものだから、ハンターは一瞬、何に腹を立てていたのかを忘れていた。


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