◆【18歳未満進入禁止】みんなで創る小説Ragnarok ♂萌エロ 第2巻◆
[22:Kni×Wiz-2(2005/08/20(土) 18:01:39 ID:mLusgup2)]
ウィザードはここが浴室ということを今更に思い出す。
ここには衣類こそあるものの、装備品は全てベッドの傍らに置いてある。
これでは手当ては出来ない。困惑してる姿を騎士に見せるのは何だか癪に障るので、
指先を掠める程度に舐めることにした。
文字通り、舐めてりゃ治る程度の傷に見えたので
そうしたまでだと言わんばかりに少し屈んで軽く舐めた。
すぐに元の体勢に戻ると舌に新鮮な鉄の味が広がっていく。
「これで大丈夫ですよきっと。」
そう言って騎士をここからつっ返そうとしたが、そうはいかなかった。
「なぁ、…もう一つケガしたとこあんだけどさ。」
「…どこですか。」
ウィザードはうんざりしながら答える。
早く風呂を済ませてしまいたい気持ちもあるが、
何より布一枚の格好のまま騎士の前にいるのは非常に気が引けるのである。
「夕飯食ってる時に思いっきり舌噛んじまってなぁ。
…こっちもさっきやってくれたみたいにしてくれるか?」
「は?」
ウィザードは騎士との距離を作るように一歩後ずさった。
勿論後ろは袋小路だと解っているが入り口には騎士がいる為にそうするしかないのだ。
「そんな夕方の傷なんてもう塞がってるでしょうっ!!」
「でも、お前に治してもらったほうが早く治りそうだしな。」
自分勝手な意見を述べながら騎士がとうとう浴室に乗り込んできた。
ウィザードは迫ってくる騎士のほうを見たまま、まだ栓もしてないバスタブの中まで逃げるが、
構わず騎士はバスタブの外からウィザードを抱き上げる。
そしてウィザードから眼鏡を奪い取るように外してシャワーの下にある受け台に置く。
これが合図だ。
「ちょ……んんっ!」
それ以上は唇が重ねられて反論出来ずに終わってしまった。
騎士が巧く舌を動かすとウィザードが反射的に応える。
しかしウィザードは場所が場所なだけに引け目を感じてしまってるので抵抗を試みるが、
騎士に翻弄されてしまいそれどころではない。
「ホントお前は誘うのが上手いよな。」
「馬鹿な事…言わないで下さいよ…。」
「はぁ?俺はお前と違ってINT低いからなぁ。馬鹿な事しか言わねーよ。」
とぼける口調でウィザードの首筋に口付けを落とす。ウィザードの肩が震えた。
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