悪ケミハウスで4箱目
[298:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2007/06/20(水) 00:27:18 ID:k5wEevjQ)]
悪ケミ 「ごきげんよう」
子バフォ「主よ、どうしたのだ、いったい」
悪ケミ 「なんか、あたしの為の学校があるって言うからちょっと行ってこようかとね」
子バフォ「なるほど、ではこう言えばいいのだな
『お待ちなさい、性根が曲がっていてよ』」
悪ケミ 「そうね。今晩のハチミツはいらないのね」
子バフォ「すまん、わしが悪かった」
878 (○口○*)さん sage 07/06/19 22:58 ID:CXvtxv2u0
「キャスリング!」
「キャスリング!」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
アルケミストのお庭に集うアミストルが、今日も天使のような無垢な
笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、もふもふの毛皮。
上質な肉の味を落とさないように、白い毛皮を汚さないように、
ゆっくり歩くのがここでのたしなみ。
もちろん、遅刻をキャスリングで回避しようなどといった、
はしたない羊など存在していようはずもない。
ジュノー錬金術師ギルド。
ミッドガッツ歴三十四年創立のこのギルドは、もとは悪ケミのためにつくられたという、
伝統あるイアトロ化学派錬金術学校である。
天空都市ジュノー。神魔戦争の傷跡を未だに残している緑の少ないこの地区で、パラケルススに見守られ、
生命の種からLv99までの一環教育がうけられるホムンクルスの園。
時代が移り変わり、キャスリングを三回も繰り返した今日でさえ、
十八年通い続ければ温室育ちの純粋培養ホムンクルスが箱入りで出荷される、
という仕組みが未だに残っている貴重なギルドである。
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