【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
[209:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2010/08/01(日) 00:30:17 ID:TluZGR.A)]
すっ。
私は、そっとティアを抱き寄せた。
「あっ?」
「馬鹿ね…私だって、ティア無しの生活なんて、もう考えられないのよ?」
そっと、耳元で呟くように、そう言ってあげた。
「…え?」
多分、今の自分の顔を鏡で見ると、真っ赤になっているに違いない。でも構う物か。
「もう貴女以外の人とのペアなんて考えられないの。私こそ、貴女に捨てられないか
心配だったのよ?」
「そ、んな、エリシーを捨てるなんてあり得ない…」
ティアは涙を流しながら、ふるふると首を振った。
「だから安心して転生しなさい。ずっと待っててあげる。…いいえ、むしろ引っ張って
あげるわ」
「ぐすっ…本当に? 本当に、私でいいの?」
ティアが潤んだ瞳でこちらを見て来た。
思わずその表情に、ドキンと心臓が飛び上がる。
ああダメだ、もう我慢出来ない。
私はそのまま顔を寄せると、そっとティアに口づけをした。
凄く長い時間にも感じられたけど、実際はそれほど長い時間でも無かったのかも
しれない。
すっと唇を離しティアの顔を覗き込むと、彼女は顔を赤らめながらも、きゅっと
抱きついて来た。
「貴女がいい、じゃないの。貴女じゃないとダメなの」
「…うん…ありがと…愛してる、エリシー」
「私もよ…愛してる、ティア」
そう言うと、ますますティアは抱きつく力を強めて来た。
「ふふ…今日のティアは甘えん坊さんね」
「…だって…」
そう言いながら、ぐすんと少ししゃくりあげている。
「もう、そんな顔しないでよ。襲いたくなっちゃうじゃない」
場を取りつくろうつもりで、冗談めかしてそんな事を言って見た。
…ところが。
「…うん、いいよ」
「…え?」
「エリシーなら、私をあげてもいい…」
そう言うと、流石に恥ずかしかったのか、ティアは顔を私の胸に埋めて来た。
どうやら冗談では無いらしい。
「…部屋、いこっか」
「うん…」
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