【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】
[231:名無しさん(*´Д`)ハァハァ(2011/03/31(木) 20:54:41 ID:IHb/sKso)]
ふと思いついたので、今日も需要を読まずに…とおもったんだけど、
微妙に>>201 + >>214 な小咄で一つ
「にゃー」
「………」
「にゃー…?」
「………はぁ………」
「にゃあぁ(泣)」
「ああもう、お願いだから泣かないでよ…私の方が余程泣きたいわよ………」
にゃーにゃーと泣きながら鳴く相方を前にして、私は文字通り頭を抱えて居た。
事の起こりは数時間前。
ティアが新しい装備をげっとしたーと言って、ヒュッケの耳と尻尾を入手して来て。
更に露店をしていたアルケミストから『ネコの気分が味わえる薬』なる怪しげな薬を
買って来たのが始まりだった。
「ネコの気分ってどんな感じかなって思ってね。だったら、やっぱり耳と尻尾じゃない?」
「そ、そう…なの?」
それは単なるコスプレじゃないのだろうか。
「そう! 絶対間違い無いよ! だって、エリシーだって良く『物事は形から入るのが良い』
って言ってるじゃない」
「いや、ここでそう力説されても…ねえ」
そう言う意味で言った訳じゃないんだけどなあ。
随分盛り上がってるティアを前にどう反応して良いか解らないで居ると、
「と言う事で、早速実験実験ー♪」
と、ティアはいそいそとヒュッケ耳と尻尾を装備した。
「って、貴女が実験するの?」
「ほえ? だって、エリシーが『こう言うのは言い出しっぺの法則ってのがある』っていつも
言ってるじゃない」
「…ま、まあ確かに………」
「流石に自分でやりたくて買って来たのをエリシーにお願いするなんて無茶な事は出来無いよ」
てっきりこっちに火の粉がかかって来るのかと思って居たのだけれど、そう言う訳では無いらしい。
内心ほっとしつつティアを見て居ると。
「では、いざ試さんネコの気持ち! ごっくん」
と、件の怪しげな薬をあっさりと飲んでしまった。
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