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【18歳未満進入禁止】みんなで創る18禁小説Ragnarok ♀×♀ 第6巻【百合】

[75:lily love(2009/01/27(火) 10:27:22 ID:f8uD9o0U)]
さっき触れた雄男兄と対になると思われる伝説が発見されたのですけれど。

 女尼慰(Onna ni i)
 古来よりアマツに伝わる秘儀。
 巫女がカミと交信する際、隔てた場所にて密かに執り行われたとされる。
 巫女にカミが降りたためにその場所からは、巫女と、それと別のもう一つの声(カミ?)が聞こえたというが、
 実際には近寄ることすら固く禁じられ、今となっては確認することができない…。

これは…明書房の本にあった記述です。多分同じ類だと思いますけど。
雄男兄と女尼慰、どちらも神事と深い関係にあることがわかりますね。

なるほどね。
この二つは、今に伝わる自慰、つまりオナニーの原型だったんじゃないかしら。
理性を解放する手段でもあったこの二つは、カミへの素朴な信仰が薄れるにつれ本来の目的を失ってしまって、
自己の性的欲求を自己のみによって晴らす今の形に至った、ということね。

それは正しいのですけれど、本質ではなく、一面に過ぎないと思います。
私が考えているのは、雄男兄と女尼慰は、元々一つのものだったということ。
敢えて分けて伝えることによって獣性を切り離し、神性を保とうとしたと考えられます。
つまり、古来における神性に触れるためには、その二つを合わせた行為を行う必要がある…。

二つを合わせた行為―って、もしかしてそれって…。

そう、そのとおりです先輩。
巫女が二人、密かな場所で体を合わせ、高みへと昇る…ってこと。
協力してくれますよね?って、答えはもう聞きましたね。じゃあそっちまで行きますね…。

え?
ええ!?ちょっと、せーちゃん??!!


また可愛らしく変化(へんげ)した先輩は、もはやただのぴーちゃんである。
私が椅子から離れ、歩み寄るにつれて大きくなるその戸惑う様は、実に愉快極まりない。
ベッドの傍まで寄ると緊張極まったのかピタリ固まってしまった。
いわばスネイクに睨まれたロッダフロッグといったところかしら?。
さてすっかり恐縮してしまった彼女の隣に座り、静かに手を重ねる…。


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